本当は、その選手の今年、を知るには、シーズンはじめにあるアイスショーを見れば良いんでしょうが、私は余り積極的に追っかける方ではないので、まあ、見れば選手の意外な一面を発見して、素朴に楽しかったりするんですが、でもつい、こういうの試合で出せば良いのに、とつい思ってしまうんですが、でも、ショーの時期はまだ選手たちも寝起き、の状態でしょうから、今年を占う上での本当の試金石は、シーズン最初にある、マイナーな国際大会でしょうかね。 で、そういった大会であるアジアンオープン。 先に見たシニアの2人は、あんな感じでしたが、ジュニアの紀平選手、彼女は昨シーズン終えてからのこのオフの間、本当に成長しました… 心身ともに…   勿論この試合での一番の収穫、ニュースは、トリプルアクセルをクリーンに成功させたことでしょうが、まあ、実際、本当に余裕のある、ん？今のトリプル？って感じで。笑 加点、0.33ってなってますけど、これ、間違いですね。確かに着氷後の流すところが不安定になってますから、2点は付けにくいんでしょうけど、でも、このトリプルアクセルの出来で、この加点であれば、他のジャンプ、もっと加点されても良いと思いますけどね…　入りの工夫とかいろいろあるんでしょうけど、まあ、それより、スピードと飛距離、それと流れ、かな…　全体的にその辺が不足していて評価しにくいと見られがちなんでしょうか… それより何より、私的には、彼女の音楽を捉え、表現するセンスが、本当にいい感じで成長していることが嬉しくて…笑 丁寧で品があって、控えめではあるけど、音楽に与えられた振り付けの特徴、意味を、音楽に乗ってさらりと身体で表現できるセンスの良さ… 丁寧で自己主張が少ない分、見方によっては幼く見えた昨年の演技から、見事に成長してます。 この日の演技は、ジャンプも調子良かったせいか、自信を持って演技できていましたから、表現にも余裕があって良かったです。 この一年で、彼女、筋力も付いて、演技全体にも力強さといいますか、しっかり地に足が着いてきたといいますか…笑 なんか、私、本当にいいな！って思いが強いと、言葉が浮かびません。笑 表現力、って言うと、本田選手、って世間ではなっていますし、紀平選手はジャンプが注目されますし、実際PCSも特段良いわけではありませんから仕方ないですが、彼女には、もっと、自分の表現力に自信を持ってほしいですね。 コーチももっとその辺を評価し、自信を持たせてあげてほしいです。 彼女は、音楽、振り付けを表現する力、センスは、本田選手より上です。 本田選手は恐らく、引き出しがない。 多分彼女はこれから、成績は別としても、演技内容、面白さ、というところでは、伸び悩むでしょうね… 紀平選手は、これから、自分のフィギュアスケーターとしてのレベルの高さ、自力、実力に気が付いて、自信を付けていけば、スピン、ステップなどの技術面にも力強さが出てくるでしょうし、プログラムもいろんなタイプを演じられるようになるでしょうね。そうなれば成績は必ず上がります。 トータルで見た場合、期待も将来性も含め、今、日本女子では、彼女が一番です、私の中では。 この時期はまだ身体が起きていないせいか、ジャンプボロボロで、身体の動きも少々鈍そうですが、でも、いい感じですよね… こういう曲を振り付けさせると、キャシーリードは、最高です。笑 大会曲の振り付けには見られない、彼女の良さが素直に出たいい振り付けです。 ここでの紀平選手、可愛いだけじゃない、甘くなく、ちょっと背伸びしたい女の子の感じ？笑　が、出てて、本田選手とは違ったキュートさで… 本田選手と違って、観客に媚びないところが、私的には良いんでしょうね。   このまま、素敵なフィギュアスケーターになってほしいです。     楽しみがひとつ、出来ました…