久しぶりのジャズ。 私なんか、ジャズというと定番のものか以前はポーランド物しか聴かなかったりするんですが、以前「趣味の極道」さんのYouTubeでどこぞのお宅拝見動画でなっていた曲で、例のごとく自分でも買って、鳴らして、比較して、ということで聴く様になったもの。 録音が1964年ということで私が中心に聞いている年代よりも若いのであれですが、音が良いです。RIVERSIDEらしく癖がなく、スッキリしていて、気持ち良い。 演奏もそんな音とマッチしていて小気味良く切れがあって、よろしい。 再生のポイントはベースがしっかり沈み込んで鳴るか、どうか、でしょうが、その辺をあまり気にしすぎるのももったいない。 それよりも、3曲目Vanityや6曲目I Should Care あたりのヒースのテナーがジーンと心に沁みるか、たださらっと流れてしまうか、あたりを気にして欲しいね。 4、5曲目のアップテンポのもいいけど。 3曲目Vanityはプレーヤーの時間表示で23:28くらいから。 JIMMY HEATH(ts), WYNTON KELLY(p), KENNY BURRELL(g), PAUL CHAMBERS(b), ALBERT TOOTIE HEATH(ds) 1. On the Trail 2. Cloak and Dagger 3. Vanity 4. All the Things You Are 5. Gingerbread Boy 6. I Should Care 7. Project S 1964, Riverside
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気持ちのいいジャズ
ジャズはアナログだ!!って誰が決めた?! XRCDで”Meets The Rhythm Section”
お前が生まれる前からそうなんだよ!!って感じですが、アナログの場合、再生に大きな課題があるのは、レコードやられている方ならお解かりですね。でも音はともかく、ジャケットがね、やっぱりいい!やはりパッケージメディアを楽しむと言うオーディオにとって、レコードはかけがえのないもの、オーディオとしてこれ以上の楽しみはないのかもしれません。ジャズに限らず全てのジャンルに言えます。 世の中が1ビットなどと言う粗悪品を流布し、そのうちマルチビットが高級品になる日もそう遠くない?!などとほくそ笑む私ですが、やっぱりアナログを大事にしなくては、とそろそろレコードをまた始めようかと思っているわけです。 もしやるとしたら、プレーヤーはどうしようか、と言うことですが、LINNの45万円のセットがありますよね。カートリッジまで全部つきのあれ。あれ良さそうです。これです。 Majik12、マジック12と言いますね。基本的に私はLINNの音嫌いなんですが、このプレーヤーの音は良いです。グレード上げていけるんですが、最高300万円だとか… パッと見変わらないんですよ。笑 でもThorensのリファレンスも買えちゃうんじゃないかっていうんだから。素晴らしい。いいねぇLINN。 一方、CDでもアナログに匹敵、或いは超えるかも!というサウンドが聴けます。 それがXRCDですね。一時期ちょっと興味が薄れてきていたんですが、1ビットのこと色々見てきて、改めてXRCDのやっていること、そしてその成果が音として、音楽として聴くことが出来ると言うのは、今更ながら有り難く思うわけです。 大事にしなくては、と思います。 で、今日はそれを聴きましょう。 もう定番中の定番。アート・ペッパーのミーツ・ザ・リズムセクション。 1曲目と最後の曲の軽快な曲2つ。 Art Pepper/Art Pepper Meets The Rhythm Section 1. You’d Be So Nice To Come Home To 10. The Man I Love Art Pepper(Alto Sax), Paul Chambers(Bass), Philly Joe Jones(Drums), Red Garland(Piano), Lester Koenig(Producer), Roy DuNann(Engineer) 録音:1957年1月19日 ジャズはアナログだ!って言う人は、雰囲気ではなく、この音より完璧に良い音を出さなくてはいけませんよ。アナログらしい音とかではなく、再生音として。 話はそれからです。
こんな暑い日には・・ ”SOMETHING COOL” ジューン・クリスティー
こんな暑い日には、クーラーの効いたジャズ喫茶にもぐりこむのが一番。 午後1時。 地下の扉を開けると、薄暗い空間に、小さなテーブルの上だけを照らす電灯。 合成樹脂のあっちこっち破けて中からスポンジがはみ出てるこげ茶色のクッションの効きの悪いソファーに座って・・ で、聴こえるのは、ギンギンのブルーノートではなく、50年代半ばくらいまでのモノラル盤。 暗くて見えもしないけど、いつもの本を開いて… そのうち、乾いたその音とクラーの冷気とアイスコーヒーとで、うとうと….. 子守唄はクリスティーの”SOMETHING COOL”。 Zzz………….. 【June Christy “Something Cool”】 【Personal】 June Christy (vocal) Pete Rugolo (arranger, conductor) ■#1 (Recorded in Hollywood, CA; August 14, 1953)、#6 (Recorded in Hollywood, CA; December 27, 1953)、#2, 3, 9 (Recorded in Hollywood, CA; January 18, 1954)、#7, 8 (Recorded in Hollywood, CA; January […]