Archive for the 'PCオーディオ' Category

さて、良い音はどれでしょう? ~ ウラッハのクラリネット五重奏曲 リッピング編

あなたの思う、”良い音”はどれでしょうか?   って、また比較?って感じですよね。 人の音聴くって意外にエネルギーがいるものですからね。 ましてや比較なんて、実際疲れます。 なのでお暇な時にでも…   曲は、モーツァルトのクラリネット五重奏曲。 ウェストミンスターの名盤、レオポルド・ウラッハの、あの、演奏のものです。 今日はその、第4楽章のリッピングした音を聴いていただきます。 比較する音は、著作権がが切れた、クラシックの古い音源をリッピングして、ネットで公開している2サイトの音源です。 もう、お分かりでしょうが、この2つの音より自分の音のほうが、まともだと、私は思っています。笑 ただ、こういった類の音、皆さんはどう思うのか? 使ったディスクが同じかどうかは不明ですが、リッピングによってこうも音が違うものであると言うこと、感じてもらえればと思ったわけです。   ではどうぞ。   まず、私の音から。 平成7年再発の1600円日本盤です。   FLAC 16bit/44.1KHz   他の音源。 FLAC 16bit/44.1HKz   mp3 128Kbps/44.1KHz   まあ、私の音もたいしたことないですが… 何が違うと言えば、クラシック音楽になっているか、いないか、のレベルです。 あとの2つ、クラシック音楽になっていませんし、弦楽四重奏の音になっていない。 つまり、楽器の音色を感じられないと言うことですね。 ハーモニーがないんですよ。笑   あとの2つは、すっきりくっきり、音がクリアーでにじみがありません。 でも、ただそれだけ。 多分、普通にピュアオーディオやっている方、レコードを聴いている方であれば、分かっていただけるかと思いますが、でも、意外に、日頃レコードしか聴かない人のほうが、デジタルははっきりくっきりが良いんだ、そういうものだ、と言う傾向があるかもしれませんね。   だから、リッピングは、事程左様に、慎重にやらなくては、音楽にとって、まずいことになるということです。   音のクリアーさに心奪われ、音楽の足元を、見失わないように、気をつけたいものです。   それはデジタルも、アナログも、同じです。   その音楽、その演奏は、唯一、なんですからね。      

Tuesday, October 20th, 2015 

80年代だけが聖子じゃない…

まあ、聖子のファンでも、80年代しか語らないファンもいますからね、一般の人はなおさらでしょうが、勿論、今年35周年を迎えた松田聖子にとって、デビューしてからのあの80年代の5年間は、もうほんの一瞬です。 35分の5。 当たり前ですね。 ですから、実は、本当の松田聖子の姿は、この後の30年間にありますし、それは同時に、そのデビューしてからの5年間を否定する過程でもあったと思っています。 まあ、ここ数年は、やっと、この頃のアルバムにいい曲があるね、と言って、ステージでアコースティックな編曲で、歌ったりしていますけど。笑   そんなもんなんですよ。笑   私も、聖子の最近の歌を聴くようになって、80年代のこの頃の曲はほとんど聴かなくなりました。   “35分の30” にある、たくさんの聖子の曲。 そこには本当の日本の歌手、松田聖子の姿があります。   前記事で引用させていただいたSACDの演奏のブログ主の方、もうお分かりでしょうが、その方にブログコメントで、SACDって音悪いと思いますが? とコメントさせていただいたんですが笑、その方、そんなファンでもなくて、一女性シンガーとして聖子を見ていますので、とおっしゃっていましたが、であれば、35年のうちの最初の5年間に拘らず、もっと色々聴いていただきたいですね。笑 まさか、あの5年間だけの聖子をして、女性シンガーって思うんでしょうかね…   私はあの頃の聖子は、シンガーとか歌手とかと言うより、当時のソニーが作り上げた新しいアイドルポップ作品のための高度な道具の一つであったんだと思います。   今日聴いていただくのは前にもアップした曲「涙がただこぼれるだけ」ですが、これは、35年の歌手人生の中で、「あなたに逢いたくて」と並んで、歌手、松田聖子の代表曲だと思っています。   デビューから5年間のあの曲たちは、あれは聖子の、と言うより、ソニーのジャパニーズ・ポップ、”松田聖子”というジャンルを作り上げた、ソニーの代表作でしょうね。   で、今日は改めてCDをリッピングしましたのでその16bit/44.1KHz WAV を聴いていただき、次に、前回と同じようにmoraで販売のハイレゾ24bit/96KHz Flacを24bit/48KHzにダウンコンバートし、CD-Rに焼き、24bit/48KHzで再生したものの動画を見ていただきます。 そして最後に、何かの番組で、聖子がこの曲を多分オリジナルと同じアレンジでしっかり歌ったものありますので、それを聴いてください。   本当は、CD演奏を再生したのを同じように動画録って比べれば分かりやすいのでしょうが、それじゃ、つまらないので、16bit/44.1KHzの音をしっかり確認していただき、それがハイレゾで私のとこで再生するとどうなるのか、そして、実際聖子が生で歌うとどうなのか、段々と、聖子自身に近づいていく、そんなのを感じてもらえると嬉しいんですけどね。 そして、逆に聴いていくと、段々聖子から離れていく感覚があります。   CDの限界、16bit/44.1KHzの限界を感じますね。       涙がただこぼれるだけ 投稿者 Jetvane   私は、この曲が歌われた頃の聖子を生で聴いていませんし、この曲のレコーディングにも立ち会っていませんし、実際どう、聖子が歌ったのか知る由もありませんが、CDやハイレゾファイル、そして実際歌っている動画とか、他のたくさんの曲、動画を、繰り返し見る中で、彼女はきっとこの時、こんな感じで歌ったんではないのかな… って、思ったりします。   で、そんな思いと、再生音が一致した時、本当にオーディオやってて良かったって、思えるんですよ。   それがオーディオであり、それが「誰も聴いたことのない、聴くことのできない、唯一の音を想像し、思いを廻らす」ことなんだと思います。   そんな気持ちで、日頃、愛する音楽、愛するアーティストと接していれば、SACDを選ぶなどと言うことは、絶対ないと、思いますけどね。      

Monday, September 14th, 2015 

駄耳集団 ?!の “STEREO SOUND”よ、今すぐ聖子SACDをやめろ !!

1ビットは音楽を駄目にするっていう話は、ことあるごとにしてきましたから詳しいことはもう書きませんし、そんなもん、聴けば分かる話なんでね、もういいでしょう。 でも、音ほど、人によって捉え方が違うものもないわけで、だからこそ、音は比べて、聴き比べて判断しなければならないんですよ。 SACDだけ聴いて、良いの悪いのは、言えないんですよ。 で、これまた、厄介なことに、その音を良いと言う時の、その人が言う「良い音」って言うのが、本当に違っているんで、これ、もう本当に、会話が出来ないんですよ。 だから、人それぞれ… じゃあ、絶対ないですからね。 録音された音は、一種類しかないんですからね。 そこんとこ、よーく考えてください。   誰も聴いたことのない、聴くことのできない、唯一の音。   だからこそ、想像し、思いを廻らすしかない、唯一の音。   この唯一の音を、想像し、思いを廻らす、本当は、そういった作業からでしか、オーディオって、始まらないんだと思うんですけどね。 だから、前も言ったように、オーディオって、もしかしたら、音出す前に、既に、終わってたりするんですよ、実は。   だから、オーディオで再生した音だけで、良いの悪いのって判断するようなのって言うのは、もうその人の音って、少なくとも、私が語るオーディオの音ではないでしょうね。   で、そういった、 “誰も聴いたことのない、聴くことのできない、唯一の音”   “だからこそ、想像し、思いを廻らすしかない、唯一の音”   想像し、思いを廻らす、そういった作業からでしか、何も始められない、オーディオにとって大事な、唯一の音を、殺してしまったのが、SACD、1ビットですよ。   皆さんは、聖子のファンではないので分からない、知らないかもしれませんが、聖子の歌で、何が凄いかと言えば、彼女の細やかなニュアンスなんですよ。 ニュアンス唱法。 ぶりっ子唱法とも言っていいと思いますが、歌詞に応じて、本当に声の色や強弱、歌い方が変わっていくんですよ。   だから、それをちゃんと再生できなければ、聖子を聴いたことにならないんですよ。   ところが、聖子の命であるこの”ニュアンス”を、根こそぎなくしちゃったのが、SACDですよ。   次の動画は、STEREO SOUNDのSACDを再生したものです。 その次は、私の音ですが、ソニーが運営している「mora」で聖子の24bit/96KHz FLAC ファイルを購入し、それを24bit/48KHzにダウンコンバートし、CD-Rにデータとして焼き、24bit/48KHzで再生しましたものです。 私のDAC、48KHzまでなので、仕方なくです。 まあ、聞き比べて下さい。 どこがどう違うなんてのは言いません。 パッと聴いて、嗚呼!!! ってならなきゃ、説明しても違いは、一生、分からないと思うからです。 ただ、聴き方としては、まず、ボリュームを合わせ、一節ごとに、2つ聞き比べると、一目瞭然、一聴瞭然です。 ボリュームは、私のほうが低く録音してありますので、私の方を高く、SACDの方を低く設定してください。   曲は、「夏の扉」 まずSACD。   私の24bit/96KHz FLAC → 24bit/48KHz FLAC   […]

Sunday, September 13th, 2015