さあ、そろそろクラシック聴いていくぞ!って言う時に、アンプが故障し、先日やっとゲルギエフの春の祭典を聴いて、音もアップしたんですが、次やらなければ、と思っていたのが、クリプッシュ使っていた頃から何回も聞いてきた、カラヤンのマーラー交響曲第5番の、CDとブルーレイ・オーディオとの比較です。 ただまあ、全部聴いて比較と言うわけにも行かないし、Q2HDで録った音も正直イマイチだし、動画ッたって、私のあの映像じゃね… そんなことをつらつら考えている間、久し振りに聴くか、と、カラヤンのマラ5聴いていまして。 何てったって、ディナウディオうちに来てから、正直まともにクラシック聴いてきてないですからね。 私のオーディオは、まず、ジャズをちゃんと聴けるようにしてからが流儀なので、なので今まで色々やってきてたんですが、ここに来て、ドライブとオーディオインターフェイスへのDCの電圧調整が落ち着いて良い感じになったせいか、音も良い感じになってきてたんで、「ほう、こんな感じで鳴るんだ…」なんて聴いていて、で、動画、どうしようかと。カメラどこに置こうかと。 現在スピーカーから2m20~30cmの所なんですが、試しに昔みたいにアンプの上に置いて録ってみるかと、距離にしてスピーカーから90cmの所に置いて大音量で、Q2HDのレベルメーターがレッドゾーンに突入しまくりで録っていましたら、聴くと、これが良い!! 今までの経験ですと、レベルが高いと、Q2HD特有のシャリが出て駄目だったんですが、そいうの出てなく、音割れもない。 かなり音が鮮明に録れている… Q2HDにしてはね。笑 低音は… まあ、録れていないのは仕方ないですが、でもまあ、イヤーフォン等で聴けば、まあまあ録れているのが分かる。 あとは映像。笑 よくある、綺麗なお部屋で、オーディオ機器を映しながら、っていうの、私の所では無理なので、もう映像は諦めて、音だけにしようかと。笑 映像、音声分離は、曲作り用に持っているDAWソフト、Cubase7.5で、一発で出来ますから、意外なところで助かっています。 で、Cubaseではそのまま24bit/96KHz-WAVで書き出して、EZ CD Audio Converterで、16bit/44.1KHz-WAVに変換しまして、それを、まあ、とりあえず聴いていただこうと… 全く公開するつもりもなく、CDをやたらめった拾い聴きしているので、音楽鑑賞には全くなりませんし、お聴き苦しい点、多々ありますが、聴いていただければと思います。 実際はもっと落ち着いた音ですが、こういうデフォルメされるのも、面白いですよね。 録音された自分の音は、実際聴いている音とは違っていて、非常に客観的で、こんな音も出ていたんだと、再発見できますから、勉強になるんですよ。笑 ま、それをわざわざ、公開して、人様に聴かせようとするかしないかは、その人のノーテンキ度の違いですかね。笑 ブルーレイ・オーディオとの比較もやりますが、今時、ハイレゾファイルが市販されていますから、わざわざブルーレイでもあるまい、とお思いの方もあるでしょうが、やはり音の確かさ、安定感は、ディスクにありますし、もしかしたら、リマスタリング内容も違っているかもしれません。 それに何より、PCMと、WAV・FLACなどのファイルとでは、その再生音は違ってきますから、個人的には、可能な限りブルーレイ・オーディオでいきたいんですよね。 うちは、CDドライブのほうが電源環境いいので、尚更です。 それにしても、この演奏、最高ですね…
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カラヤンの “マラ5” が凄いことに… Q2HD、やるねぇ~
ベルリン・フィル聴くならこれも聴け!! マラ5
ということで、体調も少し良くなってきたので、またダメになる前に、もう一度吠えたいと思います。笑 私の愛するカラヤンがベルリンフィルを振った演奏で是非聴いてい置いていただきたい演奏があります。 以前、【マーラー没後100年記念】として連載した時、その第1弾としてご紹介した、グスタフ・マーラーの交響曲第5番嬰ハ短調です。1973年、ベルリンのフィルハーモニーでの録音です。 以前からこのブログをご覧いただいている方はご存知でしょうが、この記事は私がブログ村ランキングに参加する以前だったように思いますので、そこからお越しいただい手いる方も多いので、今回改めてお聴きいただこうと思います。 <2011年5月5日掲載記事> 【マーラー没後100年記念 第1弾】 カラヤンの5番 今日から、「マーラー没後100年記念」と題しまして、マーラーの交響曲を「大地の歌」を含め、お聴きいただこうと思います。 満を持して、と言うわけではないのですが、誰の演奏にするかやはり悩みます。 わざわざ聴いていただこうと言うのですから、聴いて満足していただきたいですしね。 ですから、演奏は良くても録音が良くないものは今回はやめておこうかな、とも思っています。マーラーですからね、音的にも楽しめなくてはいけないでしょうし。 で、そんな中でも「マーラー没後100年記念」第1弾としてはじめから決まっていたものが今日お聴きいただく、カラヤンの演奏です。 マーラーと言いますと、確か、当時ヨーロッパでマーラー、ブルックナーが人気が出ていて、そのコンサートを紹介していたNHKFMではじめて聴いて以来もう30年近く経ちますが、当時はまだなかなかレコードを買うことができません(曲が長いので大抵2枚組み)で、地道にエアチェックで交響曲全て揃えていましたね。 で、最初に買ったのが小沢の巨人で、その後マゼール・ウィーンフィルの復活、ショルティ・ロンドンフィル?の3番、アバド・シカゴ響の夜の歌、など買っていたのですが、何故かカラヤンは買っていませんでしたね。カラヤンならどうやるんだろう、といつも気にしてはいたんですが、それを聴いてしまうとパンドラの箱や玉手箱ではありませんが、何かしら答えが出てしまうのではとどこか躊躇していました。 リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85 リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト:AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder ファイルサイズは、各61.9MB,36.4MB 音声はMP3です。 グスタフ・マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリンフィルハーモニー 1973年 ベルリン、DG録音 第1楽章<葬送行進曲> 第2楽章<嵐のように激情して、最上の美しさをもって> 13:06~ 第3楽章<スケルツォ> 28:18~ 第4楽章<アダージェット> 第5楽章<ロンド-フィナーレ> 11:54~ 私はこれを聴いて、カラヤンは決して表面的な美しさを求めた指揮者でもなければ、聴衆に媚びた指揮者でもないことを確信しました。この5番はよく言われるような美しさやストーリー性はありません。 聴き手にとってこの5番はかなり厳しいです。もし、美しく感じるとしたら、それはマーラーの音楽が美しいんですね。 ベルリン・フィルも70年代のこの頃は完全にカラヤンの一部になっていて、私としては最高です。 60年代のカラヤンとのベルリンフィルはとても有機的なんですが、70年代になってこの頃のベルリンフィルはカラヤンの音楽と一体となっていて、奏者一人一人が発する音が音楽の一部になっている、そんな印象です。 名匠、名演奏家が名演奏をした、と言うレベルではないと言うことです。 ——————————————————————————— 今のベルリンフィルにはこのような演奏は望むべくもありません。現存する指揮者誰一人としてこんな演奏できないでしょう。カラヤンが来て、この腑抜けた演奏家たちを一から鍛え上げなければ無理でしょうね。悲しくも、情けない話です。 そして、だいたい、皆さんはこの演奏をどう思うか。 演奏家が腑抜けなのは、聴衆も腑抜けだからです。 ★PC音源はメインシステムで聴きましょう。
【マーラー没後100年記念 エピローグ】 シノーポリの10番~アダージョ
更新遅れまして申し訳ございません。 やっと、音源アップできるようになりましたので、マーラー特集の総括をしたいと思います。 と、言っても大したことないので期待しないでください。(笑) ただ、故障しているPCまだ直っていませんので、今回はMacで行いました。 具体的には PC: Mac OS X 10.4.11 1.6G PowerPC プロセッサーG5 リッピングドライブ:Mac付属ドライブ PIONEER DVR-106D リッピングソフト:Cubase Studio4 動画作成ソフト:iMovie QuickTime Movie File to MPEG4 変換ソフト:QT MPEG4 Exporter です。 今回のミソは、リッピングにiTunesを使わずにDAWを使ったことでしょうか。 DAWソフトであるCubase Studio4で取り込んで、何もせずそのままミックスダウンしたんですが、その方が彫りの深い音で、それに引き換えiTunesは上澄みの音って感じです。綺麗ですけどね・・ iMovieはWav.ファイルは使えないようなので、Cubase Studio4でミックスダウンするときはAIFFに変換しました。 変換ソフトの類で良さそうなものがあってもMac非対応の場合が多く、その点Macは非常に不便です。 音は、良くないです。 MP4の段階まではまあこんなもんか、という感じでしたが、ニコニコ動画にアップした段階でかなり音質劣化が目立ちました。 仕方ないですね・・ で、今日はお約束どおり、10番をお聴きいただきますが、正直申しますと10番はあまりしっかり聴いておらず、今回初めてまともに聴いたのでした・・ とりあえず、聴いていただきましょう。 【マーラー/交響曲第10番嬰ヘ短調~アダージョ】 ジュゼッペ・シノーポリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1987年4月、DG録音 いかがでしたか? マーラーはここへ来て、やっと落ち着いてきた感じですね(笑) 今まであった饒舌さが減ってきたので好感が持てます。 旋律にくどさが消え、調性に関しても従来の枠から自由な形を模索しています。 それにしても、アダージョから書いたってことは彼の頭の中には常にこのような音楽がなっていたんでしょうね。アダージョを書きたくて作曲していたのかもしれません。 さて、 これで、一応特集は終了いたしますが、約2ヶ月間お付き合いいただき、ありがとうございました。 ご紹介した全曲を改めて眺めてみますと、 【マーラー没後100年記念 第1弾】 5番 カラヤン、ベルリン・フィル 【マーラー没後100年記念 第2弾】 1番 マルケヴィチ、フランス国立管(ライブ) […]