Archive for September, 2014

チャラ男モーツァルトより・・・ リリーボスコフスキーのシューベルト ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ

今回も例の件で削除した記事の再アップです。 で、今回も音源は新たにリッピングしました。 なんか、この頃の文って、若いね… チャラいってお前だよ、って感じ。笑 でも、音は結構良いですよ。 これ、前回の記事に書いた、最近eBayで買ったPhilips CDD3610/55 でリッピングしたのでね。 …………………………………………………………………………………………………………………………… 私がフルトヴェングラーの良さが分からない愚か者であることは、こちらにおいでいただいている方ならお分かりと思いますが、実はもう一つありまして….. そう、時々話に出てきますが、それはモーツァルトです。 私何を隠そう、モーツァルトの良さが分からないのです!ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!! いやぁ~ホント、分からんのですよ。分からないと言いますか、メロディーが肌に沁みてこないと言うか。確かに、リズムも面白いし、耳に心地よい旋律が多いし、かと思えばこれまでにはなかっただろうリズムの斬新さや、こんなところで対旋律に16分音符?! ここで半音下げるの?? でも悪くいないよな・・ といった具合でまあサービスいっぱいで楽しませようとしてくれているのはよく分かる音楽です。でもね、だから何?と言う風にしか私には聴こえない。そういった装飾は何のためなのか。興味は引くかもしれないけど・・どうなんだろう.. っていつも思ってしまいます。 とはいえ、私は音楽史の学者でもなければ、モーツァルト研究家でもないのでこれ以上は言える立場にありませんので、まあ、このくらいで。 私の聴いた範囲では、私にとってはモーツァルトは天才的アレンジャー。モーツァルト好きの人はオペラを良く聴くようですが、私はオペラはあまり聴いていませんしね。でもそういうモーツァルト好きでも、交響曲はあまり聴かなかったり(笑) でも、そんなモーツァルトの作曲家としての集大成は、個人的にはやはり交響曲だと思います。晩年の交響曲を聴くと、やっぱりモーツァルトは頭抜けた才能を持っていたんだと実感します。もう先へいっちゃってますからね(笑) タイトルにチャラ男なんて書きましたが、そこには微塵もそんな感じはありません。でもね、それでも残念ながら、例えばハイドンやシューベルト、ベートーヴェンの音楽を聴いた時のように感じる、毛穴が震える感じ・・ とか、心臓が反応する、そんな感じはやっぱりないんですよ。 なんでだろう…. 調性の問題なのか、どうもモーツァルトは、内へ内へというより、上へ上へと宙に浮く感じがありますよね。で、そこにメロディーが重なると、天にも昇るような、と形容したくなるような感覚になりやすいようです。そこが良いんでしょうが、まじめな話、文字通りそんな音楽が浮ついた感じが私には馴染めないんでしょうね。BGMにはいいけど… で、そんなモーツァルトとは正反対に一音一音が心に沁みてくるのがシューベルト。 今日聴く”ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ”は、1816年、シューベルト19歳の頃の作品です。モーツァルトのその頃のヴァイオリンソナタというと第22、23番あたり。まあ、比べてみてください(笑) 例えばこれ。   【クラウス&ボスコフスキー/シューベルト:ソナチネ集 “】? Ripped in 24bit-192KHz 【Personal】 ヴィリー・ボスコフスキー(vn)、リリー・クラウス(p) ■録音:1957年、パリ ※2005年発売当時、初CD化 【Take】 1.ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ D384 2.ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ D385 3.ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ D408 D384 D385 D408   シューベルトは、今日聴いた往年の名盤を聴くより、最近の演奏を聴いた方が面白いかもしれません。録音もいいですし、シューベルトの良さが現代に生きる私たちにリアルな形で伝わってきます。 例えばこれかな。   当たり前ですが、モーツァルトが良くない、面白くない、なんてことは決してありません。ヴァイオリン・ソナタ聞き比べてみれば分かると思いますが、シューベルトより一時代先に生まれたモーツァルトのほうが、譜面面、工夫もしてあってよく書けていると思いますし、実際聴いていて面白い。そういう意味では、どっちが時代的に新しい音楽か判らなくなるくらいです。   でもね、それでも、音楽って、それだけじゃなくて、やはり聴いて心に何か残る、琴線が震える、そんな音楽を一曲でも聴きたいと思います。   面白きゃ良いって、そりゃそうだけど、そういうの、なんか胃の奥の方がムカムカ気持ち悪くなる感じがするのは、私だけなのかな……   そんな、大げさな話でもないかもしれませんが、少しでも良い音で聴きたいと大枚叩いてオーディオやって、せっせとクラシック音楽を聴いているような人間にとっては、たまには考えても良いでしょう。笑   ま、今日はそういう話でした。   […]

Friday, September 12th, 2014 

輸入代行を頼んでみた ー eBay

最近はケーブルやら例のコネクターを結構集中的に購入していましたが、それはほとんどeBayから購入していました。 中古ですが定価の4分の1程度の値段で手に入りますからね。出品者によっては新品でもそのくらいの値段もありましたね。 ホント重宝しています。 で、勿論中には海外発送をしてくれない人もいますから、基本そういうのはあきらめます。 まあ、最近はebayでも代理で海外に発送してくれるサービスがあるようで、それを利用する人もいるので助かりますが、 ただ如何せん、時間がかかる。笑 同じ金払って待たされるんですよ。3週間たってまだアメリカにあるんかよ??って感じです。 思わず、Sea mail? って聞きましたからね。笑 で、今回どうしてもほしいものがあって、今までずっと、それが not ship to japan ということですっと指を銜えて見てたんですが、手に入れることにしまして。 Philips CDD3610 そう、私が使っているドライブです。 このドライブについてはまた書きますが、古いものなので故障がちで、巷にあるうちに手に入れておこうかということになりまして、以前たまに覘いていたサイト「ジャズ&オーディオ通信(from USA)」で個人輸入のサポートをやっていると見たので、そこにお願いすることにしました。 こんな感じで、代わりに落札してもらい、日本に送ってもらうというもの。 見積もりはかんな感じ。 商品金額: $7.57 米国内送料(概算):$13.63 日本への送料(概算):$55.00 商品代金総額:$76.20 換算レート(本日のシティバンクTTS):104.95 https://www.citibank.co.jp/investment/foreigncurrency/fcy_rates.html 商品代金総額(円換算):¥7,997 手数料:¥5,000 + 代金総額の10%=¥5,800 見積金額:¥13,797 はっきり言って高くついた。ね。 まあ、商品が安いから割り高になってしまったとは言え、普通に購入すれば7.57+送料55.00=62.57ドル 6566円ですむところ、倍。 金額自体少ないから良いようなもの、これ何十万のアンプとかだったら結構なお値段。 代金総額の10%がミソね。 重けりゃ、送料かかるしね。 でも、ほかの業者よりは、オーディオやってソフトの通販している人なんで、信用できるとは思います。 ただ、今回は仕方なく頼んだわけで、このドライブは1万円の価値ありと判断したので良かったんですが、基本eBayは自分でやればよいですよ。 支払いだってPaypalが原則で、何かあれば交渉してくれます。若干レートが高いけど。 英語だって別に気にすることない。今は自動翻訳ソフトありますからね。 個人的には手数料を払うほどばかばかしいものはないと思っているので、代理はもう使わないかな。 手数料もったいないから、お奨めもしません。 せっかく安く手に入れたのにその分手数料に持ってかれるなんてばかばかしいですよ。   まあ、そんなことより今回手に入れたPhilips CDD3610/55 は/55なんですが、今使っている /85 と音が違う… こんなに違うとは思わなかったですね。 それについては、また。   […]

Thursday, September 11th, 2014 

ウラニアのエロイカ

今回も例の件で削除した記事の再アップです。 で、今回も音源は新たにリッピングしました。 ……………………………………………………………………………………………………………………………  今日は「ウラニアのエロイカ」で有名な、フルトヴェングラーのベートーヴェン・交響曲第3番「英雄」をお聴きいただきます。 実は私はフルトヴェングラーに関し、語れるほどのものを持っておりません。 と言いますのも、フルトヴェングラーの演奏を取り立てて良い演奏と思ったことがないのです。 ・・・と言うより、良い演奏とは思うのですが、何となく私には合わないんでしょうね・・ 嫌いではないんですが、世間が言うほどには、追いかけてみようとは思わないんです。 クラシックファンとしては正直、これ、結構コンプレックスなんですよね・・・   今回このCDを選んだのは、超有名盤ということもありますが、オーディオ的興味からです。 オーパス蔵の音は、復刻の中でもとても良心的な音で、このレーベルの音をしっかり鳴らしたいといつも思って、調整をしています。 近年、SPをDSDで復刻しているところもあるようで、私もとりあえずサンプルを聴きましたが、音の克明さはあちらですが、商品として鑑賞に堪えうるのは、今のところオーパス蔵だと思います。 音圧が違うんですね。   ベートーヴェン/交響曲第3番ホ長調作品55、コリオラン序曲 -オーパス蔵- 1.交響曲第3番/フルトヴェングラー指揮、ウィーンフィル、1944年録音 2.コリオラン序曲/フルトヴェングラー指揮、ベルリンフィル、1943年録音 初期盤 第一楽章、第二楽章  第三楽章、第四楽章  恐らく、フルトヴェングラーは音楽捌きが巧みなため、その辺が私には面白みに欠けると感じる要因になっているのかもしれません。   私の中の英雄の名演は、アンセルメ・スイスロマンド管、シューリヒト・パリ音楽院管です。 こちも追って聴いていきたいと思います。      

Tuesday, September 9th, 2014