やっぱりこれはやらないと駄目でしょうね。 一関ベイシー vs ディナウディオ S 5.4 vs スカラの時は、結構、どうだ!!!と言う感じでいましたが、まあ、今回はもう対決と言う感じではないです。 ただ、スカラやベイシーの再生音とはサウンドの印象が結構違うので、ちょっと戸惑ったのも事実。 明らかにレコード再生とCD再生の違いですね。 まずは、一関ベイシーの音をもう一度。 いいですね~ で、問題の今の私んちの音。 ディナウディオS5.4 どうだ!!!!!!笑 明らかに周波数バランスが違っていますね。 私のシステムはプリアンプもありませんし、イコライジングは一切していませんので、基本的には私の音のバランスがどちらかといえばオリジナルに近いはずです。 ただ、ベイシーのバランス取りは、単に上伸ばした下伸ばした、と言うものではなく、楽器の本来持っているであろう音色、かな、それを整理する作業のように思います。 このレコードの録音は1961年で、実際は解像度が高く、比較的鮮やかな音のようですが、ベイシーの音はそうではありませんよね? 厚みがあって、正に、空気の塊で押して来る、というベイシーサウンドを再現しています。 実際スネアの音はもっと高域成分が多く、パンって言う感じですが、ベイシーのは、バーン、ダーンです。 作り直している。 で、ベイシーの凄いところは、それでいて、ハイファイなサウンドだ、と言うことです。 ああやって空気の塊のような音を出しておきながら、細かい音がしっかり出ている。 高域も実は出ている。 音ににじみがない。 これは凄いです。 正直私のディナウディオの音は、デジタルとアナログ、CDとレコードの違いがあれど、そこそこ頑張っていると思います。 現代のスピーカーで細かい音もしっかり出ている私の音を、そうやって細かく聴くのと同じように聴いても、ベイシーの音は遜色なく、ハイファイです。 私がベイシーが凄いと思うところの一つは、こういうところですかね… ただ、一つこの動画に問題があります。 それは、この動画の音が、DSD録音だ、ということです。 だから、このシリーズの動画は大変ありがたい動画ではあるんですが、みんなどこか、マッタリしてませんか? ベイシーのBasieはもっと歯切れが良く勢いがあります。 もっと豪快です。 この動画の音のように、横にダラっと流れていくような感じではありません。 音に、演奏に頂点がある。 だから、今回の動画に限っては、音の勢いに関しては、ディナウディオに軍配でしょう。 このレコードのハチャメチャな感じは、私の音の方が出ていると思います。 本来、そんなはずないですから。 Youtube見てたら、こんなのありましたので、参考に。 この「Baisie at Birdland」を蓄音機で再生したものです。 […]
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一関ベイシー vs ディナウディオ S 5.4 vs スカラ “BLEE BLOP BLUES / COUNT BASIE “ と考察
良いか悪いかはBasieに言わせろ !
人それぞれ良いと思う音はあるし、自分にも譲れないものはある。 しかし、今鳴らしたBasieが良いか悪いかなんて、こればっかりはBasieに聴くしかないわけで。 そういうことで出したもの勝ちで後のことは知らぬ存ぜぬで、また性懲りもなく、音聴いていただこうと、粛々と作業を進めているわけです。 一関のベイシーとの対決と言うことで見事に撃沈した曲は「LIVE AT BIRDLAND」の一曲でしたが、この「LIVE AT BIRDLAND」はレーベルはルーレットなんですが、カウントベイシーはこのルーレットにアルバム5枚残しているそうで、そのうちのもう一枚「 Chairman of the Board」も結構好きで聴いていたアルバムですが、これ、録音が1959年と言うことで思いっきりステレオ録音です。 で、妙に音が鮮やかに過ぎ、鋭くなりがちで、下手をするとただ煩いだけの、顔のツルンとした”のっぺらぼう”な演奏になってしまいがちなんですが、ただ一方、以外にも低音が入っていて、面白い。 鳴らし甲斐のある一枚でもあるわけです。 実はその後も音の調整は進んでいて、と言っても、イコライザーなんかで上伸ばしたり下伸ばしたりしているわけではなく、ひたすらCDドライブとオーディオインターフェイスの電圧弄り。 聴いて解るかどうか解りませんが、前より音の出方が自然、変な余計なテンションがかからない方向に行ったかと。 ですから、奥に定位する楽器も「定位」するのではなく自然に「いる」、それでいてそこからエネルギーの凝縮した音が飛ん来る、と言う方向に行ってるかなと。 スカラのときはそういうの出しやすかったんですけどね… マイクの性能の限界か、高域の質が悪く煩いかもしれませんが、その辺考慮して聴いてください。 2つ目の動画に2曲入ってますが、本当はノリのいい1曲だけのつもりが、途中寝てしまい、2曲撮ってしまったものです。笑
寝ても覚めても、ロンドン、ロンドン♪ おまけにモーニンもご一緒に。
正に寝食忘れて… とりあえずで、良いんじゃないでしょうか? 私のディナウディオとの新しいジャズ再生の幕開け?と言うことで。 って、言うほどの音ではないでしょうが、まあ良いでしょう。 この今回使った “BASIE IN LONDON” のCD。 結構音がハッと軽く、高域がどっちかと言うとシャリシャリですね。 この状態で他のCDはそれほどでもないし。 例えばこんな感じ。 Art blakey & the Jazz messengers: Moanin’ RVG EDITION んー、ちょっとシャリ… マイクの位置が原因ということで。笑 ピアノ割れているのは多分、オーディオインターフェイスの出力オーバーです。 ただやはりCDは、レコードに比べると演奏が拙速になるので、そこは今後の課題になるでしょうね…