Archive for the 'ムラヴィンスキー' Category

Blu-ray Audioのムラヴィンスキー”悲愴” を聴く… 24bit/192KHz は、凄かった..

こんにちは、オーディオマニアの皆さん! といっても、恐らく、数十人くらいしかいらっしゃらないとは思いますが、まあ、昔に戻っただけですから、ね、いいでしょう。笑 私のオーディオの方は、ブログ記事でどこまでだったか忘れましたが、確か、調整し直して、ジコマン録りをやり直したかと思いますが、あれから、DACの設定って言うでしょうか、それを変えて、もうこれだなと、言う感じで今に至ってます。 わたしのDACは、Prism Sound DA1 ですが、これまで、所謂デジタルボリュームに当たるのを一番高く設定していたんですが、このデジタルのゲインを可変ではなく、固定した設定もあるようで、それで以前は聴いていたんですが、その設定ですと、音量が小さくなって不便だったんで、いつからか、可変させて、一番高いゲインの状態で聞いていたわけです。 が、システムも設定も変わってきていることもあり、もう一度、固定させた状態で聞いてみようと、聴いたところ、これがいいんですね。陳腐な言い方すれば、アナログ的な音。でもデジタル的に対するアナログ的、というのではなく、レコード的、そう、レコード聴いているみたいな感触なんですね。それに演奏者の佇まいとでも言うんでしょうか、それが自然ですから、存在感が妙にリアルで、オーケストラなんかは、今までの、そのCDの演奏が持っていた音色、雰囲気、臭いみたいなのってあったと思うんですが、それが、ほとんどなくなって、そうなると、その演奏が録音されたときのライブ録音を聴いているような感じになってしまって。 ですから、私の音って、オーディオ的な匂いもないし、CDの演奏が持っていた特有の臭いもないということで、ある意味、超普通の音で、多分、オーディオマニアからしたら、いいけど、だから?って言う感じ、って言われる音でしょうね… ただ、その代わり、そこからは、音楽が、演奏が、びんびん伝わってくる!と、信じたい、笑、ですね。 で、Bluray Audioですが、Bluray聴く時のドライブは以前使ってた、Matsita SW-5583から、現在、LITE-ON iHOS104-06 です。私がLITEON?って感じですが、これ、Bluray ROM なんですね。ブルーレイに関しては書き込みできない。そこがいい。書き込み機能があるとそれ用にレーザーをチューニングするらしく、読み取り時には不安定になるとかなんとか、って聞いたので、現在はこれです。 はい、前置きが長くなりましたが、Blurayのムラヴィンスキー。 世間では今更でしょうが、個人的には、やっと、聴く体制が整ったかなと、言うことです。 そういうことですから、今は、CDだって個人的にはかなり良いんですが、まあ、やっぱり、24bit/192KHzは違うな、と… DACは、相変わらず、48KHzまでしか駄目ですが、それでも、やっぱり、ものが違いますね… 皆さんは、しっかり192KHz対応DAC使っていらっしゃるでしょうから、今更…とお思いでしょうけどね。 1) 一番の違いは、音の厚み。オケがぶ厚い。あのディスクの、あのレニングラードふぃるの、鋭く突き刺さるかのような音が、こんなにもぶ厚く、サウンド全体で押してくるとは思ってもいませんでした… 2) そして、音色が克明で、安定していること。 3) それと、細かい音が聴きとれる、つまり解像度が高い、けど、サウンドはぶ厚い、でも、しっかりオケの内声の動きがわかる。 4) それと、当たり前ですが、高域が素直で、ぶ厚く、それでいて繊細。第3楽章のシンバルがぶ厚い。 5) あと、これも当たり前ですが、聴感上ダイナミックレンジが広い。テュッティーに、凄みがある。 6) そして何より、音楽が、演奏が、より積極的に、びんびん、こちらに迫ってくる。 ですかね… あとは、聴いてみてください。 システムは、 PC: DELL Precision T7500 Blu-ray ROM Drive: LITE-ON iHOS104-06 Audio Interface: FOCUSRITE Saffire Pro 26i/o DA Converter: PRISM SOUND DA-1 Power Amp: HEGEL H4A […]

Friday, October 28th, 2016 

ムラヴィンスキーの”悲愴” を聴く… 全楽章

“悲愴” と言っても、特に、父への追悼の意味ではなく、以前のムラヴィンスキーの続きです。   まあ、私は、リアルな人の死に対して、音楽で追悼する、という趣味はなく、人の生死は、音楽なんぞ到底力の及ぶものではない、ですよね…   録音は、父が亡くなる前、4番、5番をアップした時に既に終えていました。   再生システムは、 PC: DELL Precision T7500 64bit 48GB CD Drive: MATSHITA SW-9588 Audio Interface: FOCUSRITE Saffire Pro 26i/o DA Converter: PRISM SOUND DA-1 Power Amp: HEGEL H4A Mk2 Speaker: DYNAUDIO Contour S5.4 Recorder : SONY PCM D-50 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮) 録音時期:1960年11月 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール どうぞ。 ●第1楽章 ●第2楽章 ●第3楽章 ●第4楽章     […]

Friday, June 24th, 2016 

ムラヴィンスキーのチャイコフスキー !! を聴く…

ムラヴィンスキーの、といえばこれですね。 ムラヴィンスキーが1960年、グラモフォンに残した、チャイコフスキーの4番、5番、6番。 ヨーロッパ・ツアーをおこなった合間を縫って、ウィーンとロンドンでドイツ・グラモフォンによりレコーディングされたものです。 ごらんのように本来は、4番、5番、6番と、バラ売りされていたんですが、今は、後期交響曲集として纏めてのもののほうが主流でしょうか。 今回私が使ったのは、これです。 一応、ドイツものです。 で、これもかなり、私の中では、耳タコで、別名、リファレンス、とも言いますが、ことあるごとに聞いてきた盤です。 で、そのたびに良かったり悪かったりの繰り返しで、かなり、その変化が激しいというか、解りやすいCDという印象なんですが、ムラヴィンスキーの演奏というと、激しい、厳しい、という印象だったのを、繊細で表情豊か、という印象に変えてくれたCDでもあります。 最初は激しく、その後は妙に繊細に、そして今は、その両方を兼ね備えた演奏、という印象でしょうか… つまり、そういう風に再生できているということですかね… 今は… ね。 今回は、其々3曲とも聴いていきますが、とは言っても全部4楽章というのもあれですから、 第4番は第4楽章、第5番は第2楽章と第4楽章、第6番悲愴は、全楽章、という感じで聴いていきます。 で、今日は、4番と5番ですが、上の、エソテリックSACDをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、この、改めてマスターから起こした、ことしか価値のない音源と聴き比べもいいですね。 でも、恐らく、SACDの音に心酔して何の疑問もなく聴いていらっしゃる方は、何を聴いてもSACDが良い、と感じるんだと思いますが…笑 それ以外だったら、レコードって感じでね… 1ビット、という方式で、音楽的に大きく失われているものが聴き取れない、或いは、日頃からクラシック音楽に対してそういう聴き方をしていない、ですかね、そういう人たちは…   改めて、この演奏の批評を見てみますと、HMVでは、 「 当時絶頂期にあったと思われるオーケストラのコンディションはきわめて良好で、ショスタコーヴィチ第8交響曲の英国初演など多くのコンサートにレコーディングという強行日程をこなしていたとは微塵も感じさせません。  コントラバスまでピタリと揃うという、鍛え抜かれた弦楽の高度なアンサンブル、金管群のロシア的で強烈な咆哮などが、先端技術によってステレオ録音されていたことは実にありがたいことで、当時、西側オーケストラ関係者を畏怖させたといわれる凄腕指揮者とオーケストラのサウンドの威力がダイレクトに伝わってきます。  そうした音響面での魅力に加え、当時ですでに16年という、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルの緊密な関係がもたらした精緻でシリアスな設計の巧みさと、センス良く鍛え抜かれた陰影濃やかな表現の数々がこれらの演奏に不動の魅力を与えたともいえるでしょう。実際、3曲ともに半世紀近く経ってもいまだにトップ・レヴェルの評価を得ているのですからそのクオリティの高さはやはり尋常ではありません。」 ということです。 で、音ですが、第4番だけ録音がロンドンなんですね。 そのせいか、音が第4番だけ違います。 他の2曲よりハイファイで、きめ細かく、鮮やかな音で、比較的聴きやすい、つまり再生しやすい、ですかね… 私の再生システムは、 PC: DELL Precision T7500 64bit 48GB CD Drive: MATSHITA SW-9588 Audio Interface: FOCUSRITE Saffire Pro 26i/o DA Converter: PRISM SOUND DA-1 Power Amp: HEGEL H4A Mk2 Speaker: DYNAUDIO Contour […]

Saturday, June 18th, 2016