Archive for the 'ダヴィト・オイストラフ' Category

D.オイストラフのヴァイオリン協奏曲・チャイコフスキーとシベリウス

今日は、昨日の追記と言うことで、ダヴィト・オイストラフのヴァイオリンで、チャイコフスキーとシベリウスの協奏曲をお聴きください。 昨日のヒラリー・ハーンの演奏を聴いたあと、この演奏を聴いて、やはり残念ですが、両者の音楽的質に大人と子どもの差を感じます。 巨匠と新人の差だけでは埋まらない、大きな溝がそこにはあると思います。 チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35 シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 ダヴィド・オイストラフ(Vn)、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(チャイコフスキー)、モスクワ放送交響楽団(シベリウス) 各1968年、1965年の録音 シベリウス・・34:42~ チャイコフスキー&シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 -MELODIYA EC盤- ヒラリーに対しては少々意地悪になってしまいましたが、ペトレンコも含め昨日の2人には、楽器や楽典等の勉強だけでなく、音楽そのものの勉強も多いにやっていただかなければなりません。 恐らく、生まれてこのかた、人生のほとんどをヴァイオリン、ピアノの練習や楽典関係の勉強しかしてこなかったんでしょうから(でなければプロになれませんからね)。 私はもうしばらくはヒラリーのCD、音楽は聴かないでしょうが、願わくは、一般聴衆がヒラリー・ハーンのようなアイドルCDをたくさん買っていただき、業界が潤った予算で、過去の多くの名演を安く、高音質で復刻していただく、ということですかね。笑  

Friday, April 29th, 2011 

オイストラフの”春”

今日はダヴィット・オイストラフのベートーヴェン、ヴァイオリンソナタ第5番「春」です。 文字通り春ですからね。。。  ・・でも現実はこんな穏やかな春ではありませんが ・・ ピアノはレフ・オボーリン。 オイストラフは、1908年9月30日生まれで、ソ連、現在のウクライナ出身のユダヤ系ヴァイオリニストです。息子さんのイーゴリ・オイストラフもヴァイオリニストだそうです。結構録音も多く、私にとっては油断するとこの人のレコードばかり、という演奏家のひとりです。 とても厳格で、クール、且つ力強い演奏というのが私の印象です。 リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85 リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト:AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder  全楽章1ファイルに収めました。ファイルサイズ31.4MB。 第一楽章     0~ 第二楽章 10:15~  第三楽章 16:19~ 第四楽章 17:39~ 1962年パリ録音。 ベートーヴェン/ヴァイオリンソナタ第5番「春」作品24 - PHILIPS - あの大柄なオイストラフが、優しく繊細に弾いていますね。クールな表現はそのままに、格調高い春だったな、と思いました。 ピアノもgoodサポートで、常にヴァイオリンに寄り添う感じが良かったです。 こうしてCDをPCに取り込んで映像つけてファイル変換して音声自体はmp3で、しかもそれをネット上のWebサイトからストリーミングで聴いていただいているわけです。 いかがですか? 悪くないと思います、けど・・  皆さんのPCからはどのように聴こえていらっしゃるのでしょうか。。 今は、皆さんに聞いていただくためにリッピングしていますが、普通にドライブでCDをリアルタイム再生しても基本的に変わりありません。変わらないどころか、ドライブの電源の対策を強化が出来る分、より良い音になります。そのあたりもオーディオCDプレーヤーではなかなか出来ないところです。(もちろん、オーディオプレーヤーをお使いの方でも、電源特注されている方はいらっしゃいますが・・) といっても音は聴いて比べなければ分かりませんので、同じソフトがありましたらリッピングして聴いてみてください。 また、アナログとも比べてみてください。そして御意見いただけると嬉しいです。私も勉強になりますので。 次回はジャズです。

Sunday, April 3rd, 2011