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チャラ男モーツァルトより・・・ リリーボスコフスキーのシューベルト ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ

今回も例の件で削除した記事の再アップです。 で、今回も音源は新たにリッピングしました。 なんか、この頃の文って、若いね… チャラいってお前だよ、って感じ。笑 でも、音は結構良いですよ。 これ、前回の記事に書いた、最近eBayで買ったPhilips CDD3610/55 でリッピングしたのでね。 …………………………………………………………………………………………………………………………… 私がフルトヴェングラーの良さが分からない愚か者であることは、こちらにおいでいただいている方ならお分かりと思いますが、実はもう一つありまして….. そう、時々話に出てきますが、それはモーツァルトです。 私何を隠そう、モーツァルトの良さが分からないのです!ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!! いやぁ~ホント、分からんのですよ。分からないと言いますか、メロディーが肌に沁みてこないと言うか。確かに、リズムも面白いし、耳に心地よい旋律が多いし、かと思えばこれまでにはなかっただろうリズムの斬新さや、こんなところで対旋律に16分音符?! ここで半音下げるの?? でも悪くいないよな・・ といった具合でまあサービスいっぱいで楽しませようとしてくれているのはよく分かる音楽です。でもね、だから何?と言う風にしか私には聴こえない。そういった装飾は何のためなのか。興味は引くかもしれないけど・・どうなんだろう.. っていつも思ってしまいます。 とはいえ、私は音楽史の学者でもなければ、モーツァルト研究家でもないのでこれ以上は言える立場にありませんので、まあ、このくらいで。 私の聴いた範囲では、私にとってはモーツァルトは天才的アレンジャー。モーツァルト好きの人はオペラを良く聴くようですが、私はオペラはあまり聴いていませんしね。でもそういうモーツァルト好きでも、交響曲はあまり聴かなかったり(笑) でも、そんなモーツァルトの作曲家としての集大成は、個人的にはやはり交響曲だと思います。晩年の交響曲を聴くと、やっぱりモーツァルトは頭抜けた才能を持っていたんだと実感します。もう先へいっちゃってますからね(笑) タイトルにチャラ男なんて書きましたが、そこには微塵もそんな感じはありません。でもね、それでも残念ながら、例えばハイドンやシューベルト、ベートーヴェンの音楽を聴いた時のように感じる、毛穴が震える感じ・・ とか、心臓が反応する、そんな感じはやっぱりないんですよ。 なんでだろう…. 調性の問題なのか、どうもモーツァルトは、内へ内へというより、上へ上へと宙に浮く感じがありますよね。で、そこにメロディーが重なると、天にも昇るような、と形容したくなるような感覚になりやすいようです。そこが良いんでしょうが、まじめな話、文字通りそんな音楽が浮ついた感じが私には馴染めないんでしょうね。BGMにはいいけど… で、そんなモーツァルトとは正反対に一音一音が心に沁みてくるのがシューベルト。 今日聴く”ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ”は、1816年、シューベルト19歳の頃の作品です。モーツァルトのその頃のヴァイオリンソナタというと第22、23番あたり。まあ、比べてみてください(笑) 例えばこれ。   【クラウス&ボスコフスキー/シューベルト:ソナチネ集 “】? Ripped in 24bit-192KHz 【Personal】 ヴィリー・ボスコフスキー(vn)、リリー・クラウス(p) ■録音:1957年、パリ ※2005年発売当時、初CD化 【Take】 1.ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ D384 2.ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ D385 3.ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ D408 D384 D385 D408   シューベルトは、今日聴いた往年の名盤を聴くより、最近の演奏を聴いた方が面白いかもしれません。録音もいいですし、シューベルトの良さが現代に生きる私たちにリアルな形で伝わってきます。 例えばこれかな。   当たり前ですが、モーツァルトが良くない、面白くない、なんてことは決してありません。ヴァイオリン・ソナタ聞き比べてみれば分かると思いますが、シューベルトより一時代先に生まれたモーツァルトのほうが、譜面面、工夫もしてあってよく書けていると思いますし、実際聴いていて面白い。そういう意味では、どっちが時代的に新しい音楽か判らなくなるくらいです。   でもね、それでも、音楽って、それだけじゃなくて、やはり聴いて心に何か残る、琴線が震える、そんな音楽を一曲でも聴きたいと思います。   面白きゃ良いって、そりゃそうだけど、そういうの、なんか胃の奥の方がムカムカ気持ち悪くなる感じがするのは、私だけなのかな……   そんな、大げさな話でもないかもしれませんが、少しでも良い音で聴きたいと大枚叩いてオーディオやって、せっせとクラシック音楽を聴いているような人間にとっては、たまには考えても良いでしょう。笑   ま、今日はそういう話でした。   […]

Friday, September 12th, 2014 

吉田秀和先生・・・ お好きだったこの曲と共に・・・

Saturday, August 18th, 2012