Archive for the '吹奏楽' Category

コンクールの季節!そして、吹奏楽コンクール演奏の原点はここに・・

今年も色々な分野でのコンクールが始まります。 それはスポーツ系も文科系も同じです。この頃になると私は毎年バトントワリングの大会演技用の伴奏曲の編集を頼まれてやっています。以前バイト先で知り合った方から。で、毎年この時期に曲が決まって依頼が来まして、毎年中学と高校の2校なんですが今年は3校。中学校1校と高校2校。もう1曲編集して先方に送りました。編集と言ってもCDをDAW(デジタルオーディオワークステーション)であるCubase Studio4に取り組んで、指定の時間に切っていく作業です。何処をどう切ってという指定はないので基本的にこちらで5から10パターンくらい作って送ります。昨年は両校とも見事全国大会に出まして、結構嬉しかったですね。笑  もう生徒たちの戦いは始まっているんですね!笑 私が吹奏楽現役の頃は、全国大会を普門館に聴きに行ったとき大変な盛況なのに、テレビの取材全然ないよね、って友人と話していましたが、バトントワリングも状況は同じで、大会はかなりの盛況ぶりで、熱気ムンムン。なのにそれほど報道されませんよね。他にもこういう競技って文科系、スポーツ系問わず他にもあるように思います。 最近はバラエティーでも採り上げられるようになりまして、そういう状況はいくらか解消されているようですが、まだまだですね。 前回、オーディオは勝ち負けだ、と少し大げさに言いましたが、コンクールは全て勝ち負けです。優劣が付きますから、やるからには良い成績を目指すべきです。基本的には成績が全て、その間の練習を如何に一生懸命やってきても成績が伴わなければ報われません。全く意味がない、生徒の皆さんはそのつもりで大会に臨むべきです。 で、もし一生懸命やってもダメだったら、あとは先生や指導者が如何にフォローしていくかの問題です。 吹奏楽はコンクールでの演奏もまた独特の世界があります。 制限時間に集約された、中身の濃い演奏。初期にして一つのピークを築いた演奏の数々を聴きます。 【全日本吹奏楽コンクール 昭和40年代“】 ? Ripped in 24bit-192KHz 【Personal】 1. 指揮:酒井正幸 演奏:豊島区立第十中学校部2. 指揮:片寄哲夫 演奏:出雲市立第一中学校吹奏楽部3. 指揮:得津武史 演奏:西宮市立今津中学校吹奏楽部4. 指揮:片寄哲夫 演奏:出雲市立第一中学校吹奏楽部5. 指揮:田畑俊彦 演奏:北九州市立響南中学校吹奏楽部6. 指揮:谷口眞 演奏:天理高等学校吹奏楽部7. 指揮:原田元吉 演奏:ヤマハ吹奏楽団浜松8. 指揮:渡部修明 演奏:出雲市立第一中学校吹奏楽部9. 指揮:松井郁雄 演奏:名古屋電気工業高等学校吹奏楽部10.指揮:酒井正幸 演奏:豊島区立第十中学校吹奏楽部 ■Recorded1. 1965年11月14日 長崎市公会堂2. 1966年11月20日 宮崎県民会館3. 1967年11月25,26日 東京・厚生年金会館4. 1968年11月17日 京都会館5. 1969年11月15日 名古屋市公会堂6. 1970年11月3日 東京・渋谷公会堂7. 1971年11月7日 大阪フェスティバルホール8. 1972年11月15日 東京・普門館9. 1973年11月3,4日 名古屋市民会館10.1974年11月4,5日 神戸文化ホール 【Take】 1.エルザの大聖堂への行列<R.ワーグナー/L.カイリエ> [6:13],  2.トッカータとフーガ ニ短調<J.S.バッハ/E.ライゼン> [6:11],  3.「さまよえるオランダ人」序曲<R.ワーグナー/木村吉宏> [6:51],  4.狂詩曲「ジェリコ」<M.グールド> [7:04],  5.交響曲第4番より 終楽章<P.I.チャイコフスキー/V.サフラネック> [6:13],  6.吹奏楽のための交響曲より 第4楽章<R.ジェイガー> [7:02],  7.交響的断章<保科洋> [8:00],  8.祝典序曲<D.ショスタコーヴィチ/D.ハンスバーガー> [6:05],  9.交響的断章<V.ネリベル> [8:23],  10.幻想交響曲より ワルプルギスの夜の夢<H.ベルリオーズ/藤田玄播> [7:17] 1. エルザの大聖堂への行列 2.トッカータとフーガ […]

Wednesday, August 22nd, 2012 

日本吹奏楽の文明開化!! 難曲の原点&名技 パリ・ギャルドの “シュミット《ディオニソスの祭り》”

皆さんは吹奏楽をご存知でしょうか?最近は、テレビ、特にバラエティーでも採り上げられますからご存知の方も多いのではないでしょうか。今日は吹奏楽といっても日本の、ではなくフランスの名門、パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団。 知っている人は知っているでしょうが、今日聴く演奏は、吹奏楽をやっている方は、心して聴くべき演奏です。パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団が始めて日本に来たのが、1961年、昭和36年!!。いいですか。昭和36年と言うと、日本の吹奏楽と言ったら一般的には運動会の行進やスポーツの応援に出てくる程度の認識しかありませんでしたからね。そこに本当の楽団としてギャルドが来たわけです。 フランス革命以来、ギャルドはフランス式吹奏楽を継承してきました。それは、編成のことですが、現代では見ることの出来ない、Bbコルネット(これは現在でも使用しますね)、Ebビューグル、Bbビューグル、Ebアルト・サクソルン、Bbバリトン・サクソルンという金管群が加わっていて、よりサウンドが分厚く、音色にあの独特なフランス訛りのような隠し味を加えていたわけですが、しかし現在これらは全て廃止され、もう伝統的フランス式吹奏楽のサウンドを聴くことが出来ません。 今日聴く演奏は正にその初来日時に録音されたもので、しかも、ディオニソスをやることは予定になく、録音当日になって指揮者からの申し出により、一発で録られたものです。もちろん、フランス式編成です。 その後の日本吹奏楽は、この演奏を目標に発展を遂げたと言っても間違いはないでしょう。ですから、まだ聞いたことのない若い吹奏楽マンは、心して聴くべきというのは、そういうことです。   【F.シュミット “ディオニソスの祭り~栄光のパリ・ギャルド “】 ? Ripped in 24bit-192KHz   【Personal】 パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団 【Take】 F.シュミット/ディオニソスの祭り ■Recorded at Suginami Kokaido, Tokyo, Japan on Nov. 1961      

Wednesday, August 22nd, 2012