シューリヒト&パリ音楽院管の美学。 今回で最終回です。早い話、私はシューリヒト&パリ音楽院管のコンビが好きだ、と言うことです。笑 最後はシューマンの交響曲を聴き比べてみましょう。 演奏時間を比べても解りますが、シュトゥットガルト放送交響楽団との方が遅いです。 (シュトゥットガルト放送) (パリ音楽院管) 1.第1楽章 10:54 10:34 2.第2楽章 7:42 7:31 3.第3楽章 9:36 8:46 4.第4楽章 8:08 7:22 テンポが遅いだけでも、ドイツッぽく聴こえたりしますからね。 【シューマン “交響曲第2番ハ長調作品61” 】 【Personal】 カール・シューリヒト指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団 【Take】 1.第1楽章 Sostenuto assai – Allegro ma non troppo, 2.第2楽章 Scherzo. Allegro molto vivace, 3.第3楽章 Adagio espressivo, 4.第4楽章 Allegro molto vivace ■録音:1959年10月31日放送セッション 【Personal】 カール・シューリヒト指揮、パリ音楽院管弦楽団 【Take】 1.第1楽章 Sostenuto assai – Allegro ma non troppo, […]
Archive for the 'シューリヒト' Category
シューリヒト&パリ音楽院管の美学 《完》 ・・・ やっぱりシューリヒトはパリ音楽院管と聴きたい シューマン”交響曲第2番”
シューリヒト&パリ音楽院管の美学 4 ・・・ チャイコフスキー”組曲第3番”
シューリヒト&パリ音楽院管の演奏。 今日はチャイコフスキー。 とても楽しく、素敵な曲です。中休みにはぴったり。 後日聴きますが、こういった演奏を聴くと、シューリヒトはやっぱり、ドイツ系オケではなく、パリ音楽院管とでなければ、と思います。 【チャイコフスキー “組曲 第3番 ト長調 作品55~主題と変奏 ” 】 ? Ripped in 24bit-192KHz 【Personal】 カール・シューリヒト指揮、パリ音楽院管弦楽団 【Take】 1.第1曲 Elegie: Andantino molto cantabile – Andante, 2.第2曲 Valse melancolique: Allegro moderato 3.第3曲 Scherzo: Presto, 4.第4曲 Tema con variazioni: Andante con moto ■録音:July 1952, La Maison De La Mutualite ,Paris これもまた、録音が素晴らしいです。 ★PC音源はメインシステムで聴きましょう。
シューリヒト&パリ音楽院管の美学 3 ・・・ シューマン”交響曲第3番《ライン》
シューリヒト&パリ音楽院管の演奏。 今日はシューマン。 シューマンのオーケストラ楽曲は、オーケストラの各楽器が常に同時になっている傾向にあるのが特徴です。いつもたくさんの楽器が鳴っている。だからなんかいつも騒がしい感じになってしまい、以外に彼のオーケストラ曲は元気な時でないと聴けないんですよね。 演奏も、しっかりした棒捌きでないと締りのない、焦点の定まらない演奏になってしまいます。 フルトヴェングラーをはじめ、ドイツ・ロマン派音楽であることを強調し、名演とされる演奏はありますが、この演奏のように、シューマンの純オーケストラ曲としてオーケストレーションを楽しむことが出来る演奏は意外なほどないのです。 彼のシューマンを聴くと、彼が如何に譜面を読み込んでいるか、如何に作曲家に敬意を持って指揮しているかがわかります。 【シューマン “交響曲第3番変ホ長調作品97「ライン」 ” 】 ? Ripped in 24bit-192KHz 【Personal】 カール・シューリヒト指揮、パリ音楽院管弦楽団 【Take】 SIDE-A 1.第1楽章 生き生きと(Lebhaft), 2.第2楽章 スケルツォ きわめて中庸に(Sehr masig) SIDE-B 3.第3楽章 速くなく(Nicht schnell),4.第4楽章 荘厳に(Feierlich),5.第5楽章 フィナーレ 生き生きと(Lebhaft) ■録音:1953年6月、パリ、共済組合会館 SIDE-A SIDE-B 録音も素晴らしいです。 リッピング上手くいっていますが、その意味わかりますかね…. ★PC音源はメインシステムで聴きましょう。