大体、昔からグラモフォンは特段音が良い訳ではなかったので、ORIGINAL-IMAGE-BIT -PROCESSING(OIBP)などと、レコーディング時のマイク間の音響補正を行っても劇的に感動するような音は聴くことは出来ないことは、カラヤン60を色々聴く中で実感するわけですが、RCAの”LIVING STEREO”シリーズなんかはもともと音が良かったですから、SACDで聴く意味があるわけですね。(もちろん私が聴くのはDSDリマスタリングされたCD層ですが) 今日はその”LIVING STEREO”のSACDからモートン・グールドの指揮で、「ロデオ」と「大峡谷」です。ブラバン野郎の私としてはモートングールドとくれば「ジェリコの戦い」を思い出すわけですが、この曲、東洋人からしたらかなり癖のある曲で独特の訛りを感じます。漬物ではなく「ピクルス」のような。 それとモートン・グールドと言ったらこれでしょう。 「So In Love」 これはコール・ポーター作曲のミュージカルナンバーですが、と同時に『日曜洋画劇場』のあのエンディングテーマ。で、その演奏がグールド編曲でモートン・グールド楽団のものなんですね。私はこの曲が大好きで、というよりエンディングで流れたこの演奏が好きなんですね。この演奏を聴くと映画を見なくてもそれまで見たたくさんの映画が走馬灯のように蘇ってきて胸が一杯になります… このオリジナルの演奏が収録されているのが1951年にリリースされた『Curtain Time』。 淀川さん….. いて欲しい人ほど、別れが早いです…. 何か..今日はもうこれで終わりにしましょうか… って.. そうも行きませんね。 いつも思いつきで書いていますので、こうなります。 【コープランド/《ロデオ》組曲&グローフェ/《大峡谷》組曲】 ? Ripped in 24bit-192KHz ■Personal モートン・グールド指揮、ヒズ・オーケストラ ■Recording : 1957年10月1-2日(ロデオ)、1960年2月19日(大峡谷)、NY、マンハッタンセンター ■Take 1.コープランド/《ロデオ》組曲, 2.グローフェ/《大峡谷》組曲 WAV,24bit-96KHz mp3 320kbps,48KHz 一筆書きで描かれて初めて見えてくる、素晴らしいアメリカの音楽。 作曲はピアノでは上手くいかず、頭の中に浮かんだものを書き留めたといいます。 まさに感性を大事にした彼だからこその音楽です。