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これぞ青春の輝き!若きアシュケナージ渾身の名演 “ラフマの2番”

まあ、もともと私がラフマの2番が好きなせいもありますが、このアシュケナージの演奏は素晴らしいです。ピアノ協奏曲第3番の記事にも書きましたが、これは失敗の多いピアニスト指揮者の中で成功した方のアシュケナージの指揮の中でも群を抜く出来なのではないでしょうか。所謂ロシア的というわけではなく、若々しく情熱ほとばしる、アシュケナージの音楽家としての青く新鮮で瑞々しい才能がこの演奏の何処からも聴くことが出来ます。ここにはN響でドビュッシーでもやった時のような迷いのある、???な感じは微塵もありません。(笑) そう、ラフマの2番と言えば、私がH大学のオケにいた時の定演での演奏を思い出します。私は2年からオケに入りまして(それまではビックバンド)、確かその年の定演で演奏したんですね。私はその年は乗れませんでしたが・・ で、私だけの印象ではないと思いますが、その時の演奏はかなりの名演だったんです。素晴らしかった… 第3楽章のクラ、青春の哀歌。最終楽章でのファゴットの下降音型の一音ズレはご愛嬌でした。(笑) みんな良かったなあ… ラフマの2番はこの演奏のほか、以前ザンデルリング特集でザンデルリング・レニングラードの演奏を聴きました。こちらの演奏はマニア向け?ですね。 皆さんにはどうでも良い話ですが、私が唯一、クラシックで泣ける曲。 そして、若きアシュケナージ、渾身の名演をお聴きください。 【ラフマニノフ “交響曲第2番 ホ短調 作品27“】? Ripping in 24bit/176.4KHz 【Personal】 ヴラディーミル・アシュケナージ指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 ■録音:1981年9月、アムステルダム、コンセルトヘボウ. DECCA 【Take】 SIDE-A 1.第1楽章Largo – Allegro moderato ,2.第2楽章Allegro molto SIDE-B 3.第3楽章Adagio,4.第4楽章Allegro vivace SIDE-A SIDE-B   この曲は、最後の3連符の処理も重要です。この曲に対する誠実さ如何がこの最後の3連符の出来不出来に関わってきます。アシュケナージはここでも上手くいっています。ちょっとズレたけどね。   私は、ダメだと思う演奏にはかなり独善的に批判しますが、一曲でも良い演奏があれば、私は一生その演奏家の見方をする方です。他の99.99%ダメな演奏でもね。 だから私は、ずっとアシュケナージの見方です。(笑)     ★PC音源はメインシステムで聴きましょう。  

Saturday, August 18th, 2012