Archive for June, 2011

【マーラー没後100年記念 最終弾】ショルティの8番"一千人の交響曲"

こんにちは。 更新遅くなりまして、申し訳ございません。 今日は、前回に引き続き、マーラーをお聴きいただきます。 ショルティの指揮で、第8番”一千人の交響曲”です。 タイトルに「最終弾」とありますように、【マーラー没後100年記念 】は、とりあえずここで閉めたいと思います。 やはり、10番は第1楽章がほぼ浄書の段階まで出来ていたようですが、やはり交響曲としては未完ですし、一作品とは言えませんからね。 それに、その第1楽章も浄書の段階とは言え、本人が最終確認していないですからね。 10番は、次回総括の時に、【マーラー没後100年記念 エピローグ】としてお聴きいただこうかと思っております。 今日お聴きいただくショルティ・シカゴ響の8番は、もう何回も聴きました・・ 他にクーベリック・バイエルン放送響も持っていましたが、これを聴いてからは、こればっかりです。 やはり、音が良いのと(とはいっても、現代のハイレゾ的なものではなく、本当にアナログの良さが分かる録音で、再生マニアとしてもオーディオ的興味をそそられます。)、ショルティ・シカゴ響の実力を改めて実感させられる演奏だからです。 録音で言えば、こういった録音は再生が難しく、再生系の機器の実力が問われますが、こうして私のほうで調整した段階で”冷凍保存”したものをお聴きいただく方法だと、比較的鳴らしやすいのではないかと思いますし、そうあってほしいといつも思ってお届けしています。 ですから、音源をアップするまでにあーでもない、こーでもないと何回も演奏を聴いていますので、こうしてブログを書く段階で既に疲れておりまして(笑)、毎回、なかなか曲や演奏に関して言葉にできないでおりますこと、お許しください。 やはり、このCDは演奏は未だに名盤で、このCDに関してはネットで検索していただくと色々出てきます。 例えば、 ○「名盤視聴記」さん、 http://www.percussionist.jp/mahler8/solti.html に書かれていることは、本当その通りですし、録音に関しては、 ○「CD録音批評」さん、 http://www.katch.ne.jp/~naoto/mahrer8Solti.html を参考になさってくださいね。 では、お聴きください。 【マーラー:交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』】 ヘザー・ハーパー(S)、ルチア・ポップ(S)、アーリーン・オジェー(S)、イヴォンヌ・ミントン(Ms)、ヘレン・ワッツ(A)、ルネ・コロ(T)、ジョン・シャーリー=カーク(Br)、マルッティ・タルヴェラ(Bs) ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン楽友協会合唱団、ウィーン少年合唱団 ゲオルグ・ショルティ(指揮)、シカゴ交響楽団 1971年8月&9月、ウィーンゾフィエンザールにてDecca録音 リッピングドライブ:PHILIPS CDD4801/31 リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト:AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder 音声はMP3です。 第1部 賛歌「来れ、創造主なる聖霊よ」 第2部 ゲーテの『ファウスト 第二部』から最後の場  23:27~ ※後半にノイズあります。大変申し訳ございません。m(-_-)m いかがでしたか? ノイズ、本当に聴き苦しく申し訳ございません。 確かにキズはあるのですが、原因は長時間収録にもあると思っています。 […]

Sunday, June 26th, 2011 

【マーラー没後100年記念 第11弾】 カラヤンの第9番 1982年ライブ

今日は、カラヤンの9番・ライブ盤をお聴きいただきます。 と言うことは、8番がマーラー没後100年記念のトリということです。 カラヤンで始まったので、カラヤンで閉めようか悩みましたが、最後は華やかに終わろうと思いました。 まあ、8番は一番好きな曲ですし、良い印象でマーラー特集終わりにしたいですからね。(笑) カラヤンはこの9番を2度録音していまして、もう1つは1979年のものです。 カラヤンのマラ9と来ればやはりバーンスタインのライブ盤で、この二つはいつも比較されるようです。 なんてったって、バーンスタインのものは1979年10月のベルリン芸術週間で唯一ベルリンフィルを振ったという伝説の演奏でレコードアカデミー大賞も受賞している名盤ですし、一方カラヤンはまずそのバーンスタインの演奏の直後なんと同じ年の11月に9番の録音を始め(その後録音は年をまたぎます)、3年後の1982年に今回お聴きいただくように、同じベルリン芸術週間でまた演奏しています。 カラヤン、明らかにバーンスタインに対抗していますよね。 それもそのはずで、バーンスタインとベルリンフィルとの演奏はそれまでカラヤンとは見られなかったような感情的な演奏だったようで、それがレコードアカデミー大賞と来れば、嫉妬くらいしますよね。 でもそのお陰で、ここでのカラヤンはかなり熱いです。 珍しく、CD化が許されたのも頷けます。 【マーラー/交響曲第9番】 カラヤン指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 1982年9月30日、ベルリン、フィルハーモニーにてベルリン芸術週間でのライブ録音 リッピングドライブ:PHILIPS CDD4801/31 リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト:AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder 音声はMP3です。 第1楽章Andante comodo 第2楽章 Im Tempo eines gemachlichen Landlers [28:16~] ※ノイズあります。 第3楽章 Rondo-Burleske: Allegro assai 第4楽章 Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend [12:53~] […]

Tuesday, June 21st, 2011 

【マーラー没後100年記念 第10弾】 ワルターの"大地の歌"1960

今日は、久々のクラシックと言うことで、またマーラー特集に戻ります。 お聴きいただくのは交響曲「大地の歌」。 ブルーノ・ワルター指揮、ニューヨークフィル、エルンスト・ヘフリガー(t)、ミルドレッド・ミラー(ms)の演奏、1960年、ニューヨークでの録音のものです。 ワルターの晩年、マーラー唯一のステレオ録音でしょうか。 更新が遅れましたのは、例のごとくCDがキズだらけで、まともに再生できない箇所がありまして、色々やっていたからです・・ 今回はこともあろうに、大地の歌では大事な冒頭に大きな傷がありまして、いえ、キズと言うよりひび割れておりまして、盛大なノイズが出てさすがにお聞かせできないものでしたので、リッピングドライブをよりキズに強いものに変えたり、リッピング精度を落として何とかお聞かせできる状態になったわけです。 でもまあ、これだけマーラーのCDに傷があるということは、それだけ聴いてきたと言うことでもあるわけですね。 今回のひび割れは、CDの音を良くしようとしまして、F1なんかのエンジンを洗浄するためのアルコールのようなもので、CDを拭いたからなんですね。笑 この液、強烈で、塗りすぎるとCDのレーベル面は全て消えますし、読み取り面は実践したとおり笑、CDが割れてしまいます。でも、その分、効果はあります。 恐らく今出回っているSHM-CDのような効果があったと思います。 今回使用したドライブはMATSHITA CD-ROM CR-594ですが、色々工夫してきている今聴いてみますと、結構、いいですね。まあ、オーディオ的な喜びのある音ではありませんが、MATSHITA製は設計がしっかりしていると聴いたことがありますが、それが音に現れていて、一音一音がとても丁寧にデーターとして処理されている感じがします。 「データーとして処理されている感じ」というもはPlextorのドライブにも言えるのですが、プレクの場合は、私としては、そのデーターから音楽に成り切らないと言った印象があるので使っていません。データーとしてはとても優秀な音なんですけどね・・ ですので、ベストではありませんが、とりあえずお聴きください。 【G.マーラー/交響曲「大地の歌」】 ブルーノ・ワルター指揮、 ニューヨーク・フィルハーモニック エルンスト・ヘフリガー(t)、ミルドレッド・ミラー(ms)  ニューヨーク、マンハッタンセンター、1960年録音 リッピングドライブ:MATSHITA CD-ROM CR-594 リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト:AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder 音声はMP3です。 第1楽章「地上の悲愁を詠える酒席の歌」 第2楽章「秋に独りいて淋しきもの」   9:34~ 第3楽章「青春について」   19:29~ 第4楽章「美しさについて」   22:41~ 第5楽章「春にありて酔えるもの」   29:29~ 第6楽章「告別」   33:55~ いかがでしたか? 実は、私はあまり大地の歌に関ししては、語るものがあまりないのですが、好きな曲です。 恐らく、ワルターのこの演奏、この録音が好きなんだと思います。 とても宇宙的で、でも相変わらず支離滅裂なんですが、そこがかえってこの世のものではない浮遊感が出ていて、好きです。 マーラーの才能を感じます。 録音も骨太で、なのに、瑞々しくて・・ 聴いていただいた音はベストではありません。 実際はもっと、彫が深く、芯があり且つ瑞々しいです。 私は知らなかったのですが、ワルターの「大地の歌」というと、ウィーン・フィルを指揮した1936年盤と1952年盤有名だそうですが、マーラーのこの宇宙的な世界観を感じるには、やっぱりステレオの方が良いとすれば、ワルターのこのステレオ盤は貴重ですね。 […]

Saturday, June 18th, 2011