Archive for the '五嶋みどり' Category

五嶋みどり "アンコール!"

今日は五嶋みどりの ”アンコール!”をお聴きいただきましょう。 アンコール用の小品を集めたものですが、本格的な演奏で、全く軽くありません。笑 彼女らしい、手を抜かない、正面から取り組んだ名演奏です。 オーディオチェック用にも散々聴きました・・ お聴きください。 【五嶋みどり”アンコール!”】 五嶋みどり(Vn)、ロバート・マクドナルド(Pf) 1992年8月、ニュージャージー リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85 リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト:AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder 音声はMP3 【曲目】 ①前奏曲とアレグロ(クライスラー) ②ハバネラ(サラサーテ) ③カンタービレ(パガニーニ) ④オリエンタル(キュイ) ⑤オベレック第2番(バツェヴィッチ) ⑥愛の挨拶(エルガー) ⑦ウィーン風小行進曲(クライスラー) ⑧~⑪4つの前奏曲(ショスタコーヴィチ)朝の歌(エルガー) ⑫序奏とタランテラ(サラサーテ) ⑬行進曲(プロコフィエフ/ハイフェッツ編) ⑭メロディ(チャイコフスキー) ⑮アレトゥーサの泉(シマノフスキ) ⑯シンコペーション(クライスラー) ⑰精霊の踊り(メロディ)(グルック) ⑱子守歌(フォーレ) ⑲エチュード(スクリャービン) ⑳~26ルーマニア民俗舞曲(バルトーク) 演奏中にかなり身体を揺らしていますが、その辺が自然にリアルに再生されるか、ボーイングが分かるかいつも気になってしまいます。笑 もう一曲軽く行きます。 PC音源は、メインシステムで聴きましょう。 にほんブログ村

Wednesday, October 19th, 2011 

五嶋みどりのヴァイオリン協奏曲Live・メンデルスゾーンとブルッフ

今日は、我らが五嶋みどりのヴァイオリン協奏曲をお聴きいただきます。 フェリックス・メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とマックス・ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番です。 マリス・ヤンソンス指揮、ベルリン・フィルハーモニーの演奏、其々2003年と2002年、ベルリンのフィルハーモニーホールでの演奏会を収録したものです。 五嶋みどりというと、CDは「カプリース」と「アンコール」くらいしか持っていないのですが、私としては彼女の初めての協奏曲のCDと言うことで期待して聴きました。 その時の印象としましては、とてもラフな、型にはまらない、でもある意味普通の演奏と思いました。 これはちょっと意外な感じがしたのですが、と言いますのも、彼女のデビューはやはり天才少女としてのものでしたし、少女で「天才的」と言うことはテクニシャンであるわけで、私の中で、五嶋みどり=技巧派、という図式を勝手に創っていまして、そういう意味でこの演奏は、期待はずれではありました。 で、最近YouTubeでヒラリー・ハーンのバルトークのコンチェルトでしたか・・ちょっと失念しましたが、それを見まして、この人スゲーと驚き、ついでに同じ曲の庄司紗矢香を見て、おお、なるほどと感心しまして、またまたついでに同じ曲で五嶋みどりの演奏を見まして、ああ・・、と思ったわけです。 世代の違う若きホープ2人と比べて聴く彼女は、演奏スタイル、表現スタイルが違うんですね。 と言いますか、音楽への向かい方が違うといったら良いのでしょうか。 今更何を言っているんだ、と言われそうですが、恥ずかしながら、私の中で時が止まっていたようです。笑 時代は流れていたんですね。 1971年生まれの彼女は、1982年、ニューヨークフィルとの競演でデビューして以来、この時30歳を過ぎ、そして今年40歳を迎えます。 ジャケットの写真からも、素敵な女性に成長されていることが伺えます。 そんなこんなで、今は私にとってこのCDは、天才少女ではなく、一人の成熟したいちヴァイオリニスト五嶋みどり、その人のこれまでの人生をひっくるめた、等身大の音楽を聴くことの出来るアルバムであり、是非皆さんにもお聴きいただければと思った次第です。 F.メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64(2003年録音) M.ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26(2002年録音) 五嶋みどり(Vn) マリス・ヤンソンス指揮、ベルリンフィルハーモニー、ドイツ・ベルリン、フィルハーモニーホールにて、Sonyライブ録音 リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85 リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト:AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder ファイルサイズは73.1MB。 音声はMP3です。 M.ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番  28:12~ ヴァイオリン協奏曲Live・メンデルスゾーンとブルッフ -SONY 国内盤- こうして聴いてみますと、彼女の音楽的にも精神的にも充実しているのが分かる、素晴らしい名演、力演だったと思います。 それに引き換え、伴奏のヤンソンスとベルリンフィルの華のないことといったら・・ 今更いっても仕方ありませんが、ベルリンフィルはただの普通のちょっと上手な超有名地方オケに成り下がりました。それは恐らく、指揮者不毛の時代とも関係あるでしょうね。 私は、オケや楽団と仲良しこよしでやっているような指揮者はダメだと思っています。 個人的には、オケメンバーに好かれる現代指揮者に音楽的に何かを持っているといえる人を見たことありません。(といいますか、非常に少ないのではないでしょうか) オケは、指揮者を迎えるからには音楽的には100%指揮者に服従すべきと思っています。お話し合いの上で納得してから、なんていっているようでは芸術など成しえません。 まあ、政治家だけど政治的能力がない人はゴロゴロいらっしゃるわけで、同じように職業・肩書き・ポストが音楽家、指揮者といっても音楽的能力があるかどうかは、それはまた別のはなしですからね。 残念ですがそれが現実です・・・ 最初このCDに多少期待はずれだったのは、五嶋みどりではなく、伴奏のヤンソンス、ベルリンフィルが犯人だったということです。 近々、若き天才、ヒラリー・ハーンも聴いていきましょう。

Saturday, April 23rd, 2011