今日は2002年になくなったギュンター・ヴァントが2000年に最後の来日を果たした時の演奏を聴きます。 ・・・2002年2月14日没・・ と言うことは今年没後10年なんですね・・ はやい・・ 私にとってヴァントはやはり北ドイツ放送響とのブルックナーですね。まだクラシックもそんなに聞いていない頃、廉価版のカタログによくこのヴァント・北ドイツ放送響のコンビのブルックナーを目にしていて、ブルックナーと言うとこのコンビなんですね。笑 だからその頃私にとってはヴァントはとてもマイナーな地方オケを振る売れない指揮者でしたが、たまに聴くと、完成度が高く、いいじゃん、って感じでした。笑 このCDを購入したのは、いつもお邪魔する高崎のハイエンド・オーディオ店のスタッフの方がこの演奏会に行かれてかなり感動されていたからですが、お話を伺うと、当日の演奏会、異様な雰囲気で、会場は何となく黒っぽく、男性が多かったとか。ニコニコ動画のコメントにもありますが、紙の雑音一つない緊張感が漂っていたようでした。 そんな奇跡の演奏会、何処まで再現できましたでしょうか・・ ↑ 演奏会時、聴衆に答えるヴァント(CDライナー裏表紙写真より) リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85 リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト:AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder 音声はMP3 【アントン・ブルックナー/交響曲第9番ニ短調 (WAB.1009)】 ギュンター・ヴァント指揮 北ドイツ放送交響楽団 2000年11月12~14日、東京オペラシティ・コンサートホール“タケミツ・メモリアル” 【収録】 1.第1楽章 Feierlich, misterioso(荘重に、神秘的に) 2.第2楽章 Scherzo. Bewegt, lebhaft – Trio. Schnell(スケルツォ。軽く、快活に – トリオ、急速に) 2.第3楽章 Adagio. Langsam, feierlich(アダージョ。遅く、荘重に) 隅々まで研ぎ澄まされた解釈により生まれた音楽は、ヴァントの手から完璧に奏者一人一人に深く浸透し、これ以上望むべくもない次元に達していました。 “透けて見えるほどの完璧なハーモニー”とは、ヴァントの演奏を例える時によく言われることですが、そんな常套句では済まされない、指揮をすることへの深い精神性により初めてなしうる、現代の指揮者には絶対まねの出来ない絶後の音楽です。 ブルックナー演奏として好き嫌いはあるでしょうが、そんな議論は恐らく無意味でしょう ★PC音源はメインシステムで聴きましょう。 […]