Archive for March, 2017

PCSの低い日本女子は、致命的…

2017世界フィギュア、女子。 ショート終わって、樋口選手の9位が最高で、本郷選手が12位、三原選手が15位ですか… まあ、オリンピック3枠は、ないですね… 当初私が思っていた、三原選手と樋口選手、其々6位、7位くらいはいくんじゃないか、って言う予想は、だいぶ、甘かったって言う事でした… 何が甘かったというと、分かってたつもりでいましたが、PCSの成績への影響の大きさ、です。 見てもらうと分かりますが、PCS、若干の前後はあるものの、15位の三原選手まで、PCSの順位が、総合得点の順位です。 そんな事いったら、TESもそうじゃないの、というかもしれませんが、上位はそういう傾向ありますが、PCSの方が、ほぼ順番どおりですよね。 まあね、だからなんなんだ、って言う感じかもしれませんが、まあ、よく、PCSは、結局選手の格付け、って言われますけど、それが結局順位に大きく影響しているわけですから、なんかね、私、もうそろそろ、女子の大会も、観る気失せてきましたかね… ただ、今回、日本女子、フリーのでの挽回なんて、あり得ないと思うのは、このPCSが低いからです。 私は、この試合に限らず、前からいっていたと思いますが、PCS低いままでは、世界で戦えません。 にもかかわらず、日本のフィギュアスケート界、コーチは、本人の個性に任せっきりで、放ったからし。 所詮PCSといったって、所謂表現力、というよりは、演技パフォーマンスの明確さ、スピード感、切れの良さ、そこから感じられる、スケートの上手さ、スケーターとしての能力の高さ、そういったことから来る格の違い、そういった視点で、5項を見ているわけであって、試合に勝つためには、どうしたって、ジャンプだけでは無理なのは、もう分かっていたはずで、それを戦略として、対策を採ってこなかったツケが、ここに来て顕著になってきましたね。 オリンピック3枠絶望、という形でね。 ですから、多分、宮原選手が出ていても、果たして3枠、獲れたかどうか…   でもね、個人的には、試合でのPCSひくくたっていいんですよ、演技が良ければね。 でも、そういうわけでもないですしね…   このショートの樋口選手のTESは、全体の7位ですから、まあ、何とか喰らいついてはいますが、彼女が、ジャンプ失敗しないで演技終えたとしても、PCSが伸びない彼女では、フリーで順位を上げるのは難しいでしょう。 が、それよりも、彼女の場合、この程度の出来で、ホッとした、なんて言っているようでは駄目でしょう。 まあ、本人もキスクラでは、もうちょっといくと思っていたようで、コーチと回転不足?って話してたようですけど、初出場だろうがなんだろうが、このくらいでいいや、って言うんではなく、常にノーミスを目指していかないと。 本人も分かっているように、コンボのセカンド、<付いてもいいくらいですよ。 3Fだって回転不足気味で、着氷乱れたからでしょうかね、減点ですから、ホッとするような演技ではなかったはずで、ただ、転んだりしないで、着氷できたので良かったぁ、じゃね…   最初、カナダ選手の爆上げにうんざり、って言う記事書こうかと思いましたが、演技見直すと、やっぱり、仕方ないですね… ジャンプもスピードがあって切れがあって、飛距離があって、流れがあって、回転もしっかり回っていて着氷に乱れなんかありませんからね… PCSもまあ、演技が明確で、スムーズで、振りの動作も深いですし、ね… ただオズモンド選手のコーチ、 ラビ・ワリアって、テクニカルスペシャリストなんですね。 これISUのジャッジが選手のコーチになるのって問題だと思うんですけど… こんなのダメでしょ。   まあ、枠、のことを考えれば、あまり期待できないフリーですが、こういう状況であれば、もう選手はそういう事考えずに、ベストな演技して欲しいですね。   でないと、2枠も、怪しいですから…        

Friday, March 31st, 2017 

真央の2つの “愛の夢”

私が浅田選手の演技、プログラムの中で好きなものの一つが、”愛の夢” だという事は、先日書きましたが、それは、このプロが彼女らしい、私が思う彼女らしい、と思うからなんですが、この”愛の夢” 、2010と2011の2シーズン、やっていますが、この2つ、比べてみると、振り付けを少々変更した、というものではなく、基本別の振り付けといった方がいいんですね。 2010の全日本と、2011の全日本の、演技。 比べてみました。笑     もう、冒頭から違いますもんね… で、冒頭の3A、2Aのタイミングが、ピッタリ。笑 成績的には2010の全日本の時の方がいいですが、みなさんは、どちらの”愛の夢” がお好きでしょうかね… 2010の方は、競技会を意識した、振り付けの巧みさ、を重視したプロかなって思いますが、2011の方は、振り付け全体に、より力が抜けて、音楽に寄り添った、音楽を大事にした、浅田選手がこの”愛の夢” を演じるのに、無理のないような配慮が感じられます。 ですから、私は、2011の方が好きですね… ジャンプ失敗も、彼女らしい… サルコーなんか、1年後の同じ大会でも、抜けてるし。笑   このプロは、曲も、試用したアレンジも、そして衣装も、その色も、デザインも、その全てが、彼女にフィットした、素敵なプロだなって、思います。   こんな彼女、こんな演技、こんなプロ、   また、見たいです…        

Wednesday, March 29th, 2017 

“愛の夢” フジコ・ヘミング

これも録り直しました。   フジコヘミングの2枚組みアルバム “フジ子・ヘミングの奇跡~リスト&ショパン名曲集”。     そのDisc2に収録されている、南西ドイツ放送局での番組のために録音された演奏で、”愛の夢” この演奏は以前も、多分リッピングしたファイルをアップしたと思いますが、再生音も、中々いいです。 録音は1988年ということですから、もう30年近くも前の演奏です。 という事は、彼女、1932年のお生まれですから、当時56歳。 1995年日本へ復帰する前、ブレークする前の演奏で、音も、ドイツの放送局の録音という事で、独特な響きがあって、とてもリアル。 このピアノの音、スタインウェイじゃ、ないかな… 正直、彼女の演奏、生で聴いた事はないですが、日本で録音されたCD何か聴いてですが、やはり帰国して最初の頃の方が、いいです。 協奏曲もありますが、イマイチで、少なくとも彼女は、オケ伴で弾くようなソリストではないですね… 聴いていただくこの演奏は、とても切れがあって、彼女独特の呼吸なんですが、それが全く自然で、流れがあって、タッチが、澄んでいて… これが、貧困や聴力失ったりといった苦労の中、長年ヨーロッパで生きてきた彼女の、ネイティブな演奏なのかな、とも思います。 どうそ。   実際に彼女が部屋で演奏したのを、録音したかのように、聴こえません?笑   最後にもう一曲。   カップリングの”ラ・カンパネラ”。   実際、彼女は、ピアノはあまり上手、ではないのかもしれません。 でも、私たちにとっては、そんな事どうでもいい事ですよね。 音楽が、心に、染み入るか、どうか、が大事ですから。   フィギュアスケートも同じ…   そうあってほしい。   ずっとね..        

Monday, March 27th, 2017