Archive for February, 2014

引退か続行か、浅田真央の選択…

彼女はこの1年、引退を公言し、この1年、自らの競技人生の集大成と位置づけ、取り組んできました。 それが、ここへ来て、引退は 「今のところハーフ、ハーフぐらいですかね」 とのこと。 どのような心境の変化があったのか、まだやれると思ったのか解りませんが、持病の腰痛に苦しみ試合に出るのも苦しい時もあり、精神的にもこれ以上競技生活を続けるのは困難と思うのも無理ないと思っていました。 ソチで何が変わったか。 知る由もありません。 もしかしたら、腰痛が完治したのかもしれません。   彼女を取り巻く、輩については良く知られています。 下の記事に簡単に書かれています。 ————————————————————————————————————————————————– 【浅田真央「やめたくてもやめられない」これだけの“しがらみ”】 日刊ゲンダイ 2月27日(木)10時26分 前略  会見で「(フリーでは)自分の目標とした演技が出来た。今まで以上に充実した試合だった」と満足な表情を見せたものの、自宅では持病の腰痛で歩行が困難になることもあるという。昨年から「ソチ五輪を競技人生の集大成にしたい」と言い続けてきただけに、今シーズンを最後に現役を退く可能性は十分にある。 ■美姫と2人で9億円  しかし、ここで真央にやめられては困る連中が複数いる。まずは、真央人気で“金庫”が潤う日本スケート連盟だ。  高額なフィギュアのチケットが飛ぶように売れるのは、真央や安藤美姫(26)の人気によるところが大きい。昨年末の全日本選手権は、真央の「国内における現役最後の舞台」とばかりに、大会史上初めて観衆2万人規模のさいたまスーパーアリーナで開催。チケットは完売した。  ソチ五輪のフィギュア女子シングルのフリーはNHKが生中継。真央が演技を終えた直後の21日午前1時47分には、関東地区で瞬間最高19.5%の視聴率を記録(ビデオリサーチ調べ)。関西では得点が表示された直後までの1分間は20%(同調べ)まで上がった。深夜にもかかわらず、これだけの人間が真央の演技を見ていたのだ。  真央が出場する3月の世界選手権(さいたま)のチケットも、最高のプレミア席(2万5000円)が売り切れだ。安藤は12月の全日本選手権を最後に引退を表明。真央まで競技生活から退けば、フィギュアのチケットは今ほど売れなくなる。  スケート連盟が公表している財産目録を見ると、真央が15歳でシニアデビューした翌年の06年6月末には約4.6億円だった「正味財産」は、13年同期で約13.6億円に膨らんだ。現金預金は約2.4億円から約9億円まで増えた。「真央バブル」で儲けたカネと言っても過言ではないだろう。  スケート連盟の橋本聖子会長は五輪前、一部スポーツ紙のインタビューで「真央はやめないと思う」と語っていたが、「やめられたら困る」というのが本音なのだ。 ■国際スケ連のタニマチ  日本スケート連盟以上に、真央の引退を恐れているのが国際スケート連盟(ISU)だろう。この組織の最大のタニマチは、日本企業やテレビ局だからだ。  例えば、毎年行われるグランプリシリーズ(GS)や世界選手権の放映権料は、1日5000万円までアップした。その全てはISUに入る。あるフィギュア関係者が言う。 「ISUは、フィギュア人気の高い日本で大きな大会を開催したいのです。昨年はGSのNHK杯だけでなく、GSファイナルも福岡で行いましたし、3月の世界選手権も埼玉でやります。GSファイナルの男女フリーの視聴率はいずれも20%を超えた(同調べ)。テレビ局にとっても、真央が出れば確実に数字が取れるからカネを出す。3月の世界選手権の日本開催は、2000年以降で3回目。GSを開催しているロシアやフランス(各2回)より多い。これはスポンサーを気遣ってのことでしょう。ISUの公式スポンサーは13社ありますが、そのうち11社は日本企業です。そこには真央のスポンサーでもある佐藤製薬や住友生命なども入っている。もしも真央が今季限りで引退し、フィギュア人気がガタ落ちすれば、多くのスポンサーが撤退するかもしれません」  19歳の羽生結弦が金メダルを取っても、安藤と真央が抜けた穴はとてもじゃないが埋められない。村上佳菜子(19)じゃ客は呼べない。口にこそ出さないが、フィギュア関係者はそう見ているのだ。 「真央は天真爛漫(らんまん)で、競技ではいつも冷や冷やさせるし、泣かせてくれる。日本人はやっぱり真央が大好きなんです。ジャパンマネーで潤ってきたISUにとっても、真央は金づる。かつてフィギュアの人気が高かった米国は今はさっぱりで、まったくカネにならない。ISUのチンクアンタ会長は、スケ連の橋本会長に『真央に現役を続けるよう是が非でも口説け』と本気で言ってくるのではないでしょうか」(前出の関係者)  スケート業界の事情に加え、真央は2歳上の姉のことも考えなければならない。姉の舞にテレビの仕事があるのは、選手の真央と「セット」になっているからだ。真央が引退すれば仕事は激減する可能性もある。  しがらみに縛られる人気スケーターは、18年の平昌五輪を目指すことになりそうだ。 ———————————————————————————————————————————————— 選択は自由です。あれだけ引退を公言したのに… という心配なんて何もいりません。あなたは日本中のファンのために頑張る姿を見せるために続けるのですから。そしてマスコミも連盟も皆それを望んでいます。 或いは、引退し2年後に復帰、と言う話も。 それもいいかもしれません。2年位して結局女子フィギュアが盛り上がらないなあ、なんていう頃の復帰。いいタイミングです。   「真央のおとぎの国の物語」第二章の始まりです。   2014ソチは神様がくれた贈り物。   その贈り物をどう味わうかはあなた次第ですから。   ただ、今の私にはあなたの選択に興味がないです。 どっちでもいいかなあ、って感じです。   ——————— フィギュアスケートの記事はもう少し書きますが、 浅田真央について考えるのは、これにて、   おしまい。   バイバイ。     […]

Friday, February 28th, 2014 

浅田選手の喜びようを見るにつけ…

私は、韓国のキム・ヨナ選手に関しては、例のバンクーバー以降、嫌いになりました。 どう考えても、今考えてもあのてんこ盛りGOEはおかしい。 何故、浅田選手の鐘があんな点数なのか。 憤ったものです。 その時はジャッジのこと、疑惑のこと、採点方法のこと、フィギュア・スケートのことを色々調べて、ジャッジがおかしいだろ!とJSUにも抗議の電話をしたりしてました。笑 勿論その少し前から浅田選手がどれほどジャッジに悩まされてきたか色々調べました。 それ以来、この韓国選手の演技はまともに見ていません。ですから、良いも悪いも何も書いていなかったと思います。 ちょっと見たりしても、何か「キャバクラの姉ちゃんが踊っている」かのような振りで、虫唾が走るような思いでした。   でもね、ふと、下の記事を見て、思わず思いました。   「ご苦労様..」 ————————————————————————————————————————————————–     フィギュアスケート女子で2位に入った金妍児(キムヨナ)(韓国)は21日夜、メダルプラザで銀メダルを授与された。    セレモニー後のインタビューでは涙を見せ「休養からの復帰は難しかった。うまく大会を終えられ、ホッとしたから」と理由を説明した。大勢のファンを前にした式典を「私にとって最後の五輪のメダル授与式。特別な感情がこみ上げた」と、感無量の思いで過ごしていた。 (2014年2月22日10時17分 読売新聞) ————————————————————————————————————————————————– 彼女の住む国のファンは私から見たら異状です。熱狂的に過ぎる。しかもフィギュアスケーターといったら、今までほとんど彼女一人だったのではないでしょうか。 前回の記事へのコメントにもありましたが、その受ける重圧は日本の浅田真央以上だったはずです。 そんな国内にライバルがいない中で、長期休養しその後しっかりオリンピックという勝負の世界で戦える心と体を作り上げ、多少レベルは落ちたものの、滑りきったというのは、それ相応の苦労があったはずです。 その得点は、今でも疑問は残りますが、ジャッジスコアーを見れば、得点さと言うのはほとんどジャンプの加点によるところが大きいわけで、彼女のジャンプであればある程度の点の積み重ねはあるとは思いますが、プログラムコンポーネンツはね… ちょっと、どうして9点台?って感じですが、今回は彼女だけでなく他の選手もそうなので、彼女の問題ではありません。   浅田選手の喜びようを見るにつけ… 方や、オリンピックの大舞台で心の準備が出来ず大失敗しメダルも逃し6位に終わったけど、フリーを滑りきったと感激され自身も悔いなしで嬉し涙を流す選手もいれば、方や、国からもファンからも金メダル連覇が絶対視される中、休養後復帰を果たし銀メダルを獲得し「休養からの復帰は難しかった。うまく大会を終えられ、ホッとした」と涙を流す選手もいる。 キム・ヨナ選手はインタビューで、「スケート人生の中で最も印象深いライバルは?」と聞かれると、浅田真央の名前を挙げたそうですね。「私たちほど長年比較され、競争してきた2人の選手はいない。私たちはともに自国で大きな注目を浴びたので、彼女の気持ちが理解できる」と。 で、キム・ヨナ選手は、浅田選手がフリーの演技後に涙を流す様子をモニターで見て、自分にもこみ上げてくるものがあったそうです。   私は以前から、キム・ヨナ選手に関しては、彼女の本番で失敗しない確かな技術と精神力に、感心していました。   ジャッジの疑惑は本来選手とは関係ないこと。   演技後のインタビューでは冷静だった彼女も、テレビインタビューが終わると突然両手で口をふさぎ、激しく嗚咽し号泣。人目のなくなった廊下にでて、「ホワ~ッイ!?」と叫んだそうですね。笑 性格的には色々あるでしょうが、それだけ、勝負に拘っていたということ、とも言える訳で。本来、当たり前のこと。彼女の場合少々行儀が悪いですが。   で、一方、浅田選手の喜びようを見るにつけ、   「俺のとは違うなぁ~」と。笑   キム・ヨナ選手へ 勝負に生き、それを全うした今、私はあなたのその涙に、敬意を評します。   お疲れ様…        

Sunday, February 23rd, 2014 

浅田真央にとってのオリンピックって…

彼女の試合後のインタビュー、一問一答などでの発言を聞くと、この子何を勘違いしているんだろう、と思いました。   まずは、前日の異常な滑りだったSP後、非常に心配されていた中で、最悪の事態を回避し、何とか挽回をしたことにほっとするとともに、ここに来てようやく3Aを減点なく跳んだことは良かったと思います。それは彼女がこれまで、人一倍練習を重ね努力していたことが実った、ことを意味します。 しっかり、体が覚えていた。 その滑りは、前日のSPとは打って変わって「まとも」な滑りでした。 そう、まとも、通常やるべき状態に戻った、滑りでした。 出来としては、驚くほどのものではありません。 142.71という点数も、構成からすると当たり前のもので、ジャンプなどは加点が少なく評価されていません。しかも、プログラムコンポーネンツもいつもどおり伸び悩んでおり、69.68、平均8.71。ジャッジスコアー見ていただければ分かりますが、9点台がありません。これは、FP上位5人の中で4番目で、5位のグレイシー・ゴールドだって68.33、平均約8.54。FPでは惜しくも3Loと3Sを失敗して6位だったリプニツカヤは70.03、平均約8.76。 今回やった3F-3Loも3Loが回転不足で、基礎点10.4のところ8.9になっています。 結局、今回彼女がやっと140点代に乗せることが出来たのは、3Aが回転不足にならず且つ減点されなかったことと、3-3を入れたことでいつもの回転不足でも基礎点の高さに助けられたことによるもので、滑りそのものはジャンプも含め、特段見るべきものではありませんでした。 にもかかわらず、日本中が金メダルでも取ったかのように大騒ぎし、金メダルどころか、ましてやメダルどころか、6位に終わったこの選手を褒め称えています。笑 まあ、あのSPの後ですから、見ているほうはフリーは大丈夫か…と心配してましたから、私も、フリーも駄目じゃないかと皆が思う中で、持ちこたえてくれ、しかも3Aも解禁以来初めてまともに降りたわけですから、周りが大喜びするのは、まあ、仕方ないです。気持ちは分かります。 で、問題は、本人も一緒になって「良かった、良かった」とすっきりしていることです。あたかもSPなんて何もなかったかのごとく自分を褒め称えています。 自分がどんな位置にあって、その中で今回のオリンピックで自分が何を期待され、結果自分は試合で何をしたのか。 日本代表として。 しかも、金メダルを期待されている中で。 オリンピックが他の競技会と違うのは、国を代表して臨む大会だからです。国同士の競い合いだからです。だから応援や歓声も普段とは違う、規模が大きく強烈で、だから選手たちはオリンピックは特別、というんです。日頃国なんか背負ってませんからね。 これは否応なしであって、仕方ないことなんです。 彼女の試合後の話の中には、こういったオリンピック出場者として前提となる厳しさが感じられません。 勿論、「メダルと言う形では、恩返しできなかった」「結果としては良くなかったが」とは言っていますが、「自分がやろうとしていたことが出来て、バンクーバーのリベンジが出来て良かった」という気持ちで一杯のようで、6位に終わったという結果に対する競技者としての反省が微塵も感じられません。 私は演技の出来は良いんです。メダルが取れなくてもいいんです。 でも、その結果に終わってしまったことにしっかり向き合っているか、それについてどう考えるのか、自分自身の不甲斐なさ(そもそも、この結果に不甲斐いと感じているのかどうか…) に正面に向き合っているのかどうか。 彼女の言葉には、この結果から、このオリンピックと言う舞台で、大失敗をしたことから逃げたい、よく頑張った「真央ちゃん」でいたい、そういう思いが伝わってきて、今の彼女は非常に醜いです。 私は非常に不愉快で気分が悪いです。 高橋選手は怪我で万全ではないから仕方ないのに、このオリンピックの結果に不甲斐なさを感じているのが伝わってくるのとは雲泥の差です。 ジャンプの高梨沙羅選手は、シーズン敵なしでほぼ金メダルは手中にあると世界中の人たちが思っていたのではないでしょうか。まあ、ソチのジャンプ台への対応でどうかな、と言う向きもありましたが、金メダルとって当たり前、選手間でもその位の感覚はあったかもしれません。 にもかかわらず、彼女はメダルすら取れなかった。 神様はなんと惨いことをするのだろう、と思ったものです。 高梨選手のその直後の様子は、皆さん知っていると思いますが、「ごめんなさい」っていっていたようですね… 土産も買わず帰国したそうです。日頃から人一倍先輩やら周りの人たちへの感謝を口にしていた彼女なので、本当に可哀想でなりません。でも、これで彼女はオリンピックで勝つということ、負けると言うことの重さを知ったはずで、次季オリンピックでは一周りも二周りも大きくなっていることでしょうね。 それにひきかえ浅田真央の馬鹿さと言ったら… 幼稚で稚拙。 結局、この娘、「真央ちゃん」から成長していなかったということです。 ジャッジスコアーを見てください。 上位の選手は皆ジャンプに加点をもらっています。つまり、質の良いハイレベルのジャンプをしてるんです。浅田真央は、競技者であれば人生をかけて拘るメダル、順位、出来そっちのけで、自分がやりたかったジャンプ全部飛んだぁ~、って言って喜んでいますが、オリンピックでは上位は皆レベルの高いところで技を競い合い、失敗など一つも許されないぎりぎりの中で「戦っている」んですよ。 リプニツカヤ選手は私の予想通り?!若さからか、失敗してしまいましたが、彼女の落胆ぶりから、国の期待、皆の期待を一身に感じ、オリンピックの重圧を正面から感じ取っていたんだなあ、と思います。それでも彼女は200.57の5位でした。フリーは6位でしたが、135.34というのは、今季浅田真央の精一杯のフリーの得点ですよね。 浅田真央はこのオリンピックで、あたかもショートプログラムなんかなかったのようにフリーでの自分の演技を賞賛していますが、そのフリーの演技にしたってご覧の惨状。そういった現実に向き合えず、逃げている。多分無意識に。 恐らく選手の中には、浅田真央が3A跳ぼうがいくつ3回転跳ぼうが、その質の低さから評価していない人多いような気がします。勿論それが出来るということはすごいことなので質は別にして賞賛している人はいます。しかし、じゃあ、それ以外のプログラムコンポーネンツはどうかと言えば、これも点が伸びていません。実際今季の彼女の演技は見ていて詰らない。型にはまっていて、プログラムへの即興性がない。だから振りが本来持つリアルな熱気と言うものが感じられません。ジャッジはよく見ていると思います。ただ、金メダルのソトニコワの演技はそんなに良いとは思いませんが… 浅田真央には、もう少し時間が経ってきてからでも自分の愚かさに気がついてくれることを望んでいますが、彼女にとってオリンピックってなんだったんだろうか、と思います。出て当たり前。で、後は自分がやりたいことをやれれば勝ち負けなんて興味ない。ショートでぜんぜん駄目でも、フリーでやりたいことできたからオッケー。笑 もしかしたら昔からそうだったのかもしれません。バンクーバーはタラソワやプログラムに引っ張ってもらっていただけでね。   つくづく思いました。   勝ち負けに拘らない、拘れないアスリートほど食えないものはない。   そして、 そんな奴オリンピックに要らない。 他の選手に失礼なだけ。   で、そんな選手を褒め称えるこどもの国ニッポン。   恥ずかしい…        

Saturday, February 22nd, 2014