Archive for December 9th, 2015

グラモフォンサウンドの一つの頂点!レヴァイン・シカゴ響の惑星 !!

先日のムター&レヴァインのチゴネルワイゼンがグラモフォンが4D録音と称し、新たなサウンドへと移行し始めた頃の音とすれば、これはそれまでのグラモフォン・サウンドの一つの集大成と言っていいのではないでしょうか。 HMVの解説によると、レヴァインにとってもまたシカゴ交響楽団にとっても、この作品の初録音だったそうです。 シカゴ響が、それまで録音していなかったとは以外ですね。 1991年度レコード・アカデミー賞受賞盤。 オーディオの方前回、グレートジャズトリオでの調整の結果、結構良くなって、恐らく、前回のムターのときとは大分違います。 アレはちょっと無機質で、音が流れてしまっていましたから… 音なんて、水物です。笑 って、そんな私も、水者です…   システムの状態が違いますから、厳密には比較できませんが、まあ、全然違います。 サウンドを加工しているのは変わりないですが、音が柔らかく芳醇で、その中に、ソロ楽器がキラッと輝きを持って、聴こえてきます。 デジタル録音ですが、今主流の音からするととてもアナログ的な暖かさを感じますね。 多分、当時のエンジニアたち、もっと大げさに言えば、その頃生きていた人類が、アナログ的な情緒を、まだ、かろうじて持っていた、のかもしれませんね。 そんな感じしません? だって、この音だって当時はかなりデジタル的で、ハイファイでしたからね…   録音のほうも、いつも使っている、ミニチュアの三脚の脚を、今まで2段階伸ばせるのを全部伸ばしていたのをやめて、縮め、結果10センチ近く低くしたんですが、それが良かったようで、下が録れるようになりました。   今日は、惑星の中から、火星、木星、天王星、そして金星を聴きます。   【再生装置】  CD Drive: MATSHITA SW-5583  Audio Interface: FOCUSRITE  Saffire Pro 26i/o  DA Converter: PRISM SOUND DA-1  Power Amp: HEGEL H4A Mk2  Speaker: DYNAUDIO Contour S5.4 【録音マイク】  ZOOM Q2HD付属    1.火星-戦争をもたらす者   4.木星-快楽をもたらす者   6.天王星-魔術師   2.金星-平和をもたらす者     金管は、実際の出音はもっと太く、柔らかいです。     シカゴ響の金管軍の名誉のために。      

Wednesday, December 9th, 2015