Archive for December 4th, 2015

驚異のダイナミックレンジ !! ムラヴィンスキーの”悲愴”  第3楽章と、第4楽章。

言わずと知れた一枚。 いや、一枚でなく、二枚か…笑   オーディオの調整の度に、散々聴いてきた演奏。 そしてそのたびに最高の音で聴き、で、また数日後には、やっぱり駄目か…と、調整し直してきた私のオーディオのある意味リファレンス的存在。 私のオーディオ調整用CDって、大体こういう、グラモフォンの60~70年代の普通の悪くない音のCD。 こういうのが、如何に特別に聴こえるかが、再生のポイントですね。   さっき言いましたように、2枚組みなんですが、3曲なのに2枚なので、ということは… 5番が2枚に分断されています。 さすが、グラモフォン。笑   前記事のWalz for Debbyで調整も済んで、50、60年代のジャズ、普通に鳴らしてやるから、などと豪語した、その舌の根も乾かないうちに、悲愴かけて見て、いそいそと調整しなおしているんですから、しょーもないです。 が、そのお陰か、まあ、何とか良いんじゃないでしょうか、って、最近何回も言っている気がしますね。笑   この演奏、Esoteric SACD で出ていましたが、持っていらっしゃる方もいるでしょうが、是非、聞き比べてください。 恐らく、音が分厚く、滑らかで、重厚で、CDのようにごつごつしていなくて、今までの荒々しい演奏とは違って落ち着きがあり、多分SACDの方がマスターに近い音だ、とお思いになっているかと思いますが、そういった聴き方ではなく、まず、音楽の高揚感、演奏の盛り上がり、起伏、特に第4楽章のこれでもかと迫ってくるクレッシェンド。 そして何より、このムラヴィンスキーがレニングラードフィルを指揮して演奏された、この「悲愴」を聴いて、感動できたのかどうか、心に残るものはあったのか。 なかったのか。 聴いた後、音ではなく、この音楽、この演奏について語れるか。   そんなのを、確認していただければと思います。 弦とか、楽器の音色の変化も、ですね。 聴いていただく私のほうが、そういうのあります、と言うことではないです。 私のは、録音の音として悪いですから、これそのものが私の音でもないし、ムラヴィンスキーがレニングラードフィルを指揮して演奏された「悲愴」でもないと思います。 弦はもっと色彩的でしなやかです。 参考に、ですね。 【再生装置】  CD Drive: MATSHITA SW-5583  Audio Interface: FOCUSRITE  Saffire Pro 26i/o  DA Converter: PRISM SOUND DA-1  Power Amp: HEGEL H4A Mk2  Speaker: DYNAUDIO Contour S5.4 【録音マイク】  ZOOM Q2HD付属    では、どうぞ。     第4楽章のあそこ、あんなに凄いとは思いませんでした… 凄いダイナミックレンジです。   この頃のレニングラード、生で聴いてみたかったですね…      

Friday, December 4th, 2015