Archive for December 1st, 2015

アシュリーが2つのダウングレードって… 2015 GPS NHK大会 女子フリー

ちょっと今更と言う感じがしますが、今回のNHK大会、なんかやっぱり変でした。 まあ、しょうがないですけどね… 私が特にそう思うのはやっぱり、アシュリー・ワグナー選手が、ショート、フリーとも全く駄目だったってことです。 正直、今回のNHK大会のジャッジスコアーあまり見ていないんですが、改めて、アシュリーのスコアー見てみたら、まあなんと、ダウングレードが2つ!!! ショートのあと、本人は、ちょっと緊張しすぎた、って言っていたようですが、そう分かっていても、フリーでもその精神的な不安定さは、解消できなかったようですね… 何があったんでしょうね… 一演技に2つのダウングレードですからね。 まあ、ダウングレードと判定されなくても、ジャンプの途中で抜けていれば同じようなものですが、でもそこまでの失敗でなくて、行けるっ、て跳んだにも関わらず、結果として全く回転できなかったというのは、抜けたのとは、また違うようにも思います。 彼女の実力からしたらこんなこと、普通じゃない… そう思いまして、過去に彼女、こんなことあったのか調べてみました。 彼女のWikipediaに記載されている戦歴を一つずつあたって、ジャッジスコアーの確認できるもの、多分全て、確認してみました。笑 んー、疲れました…笑 で、その結果、彼女が、私が確認した生涯競技会の中で、ダウングレードと判定されたのは、4回。 2014GPS フランス大会 フリー 2014世界選手権 ショート ソチオリンピック ショート 2012GPSファイナル フリー そのうち大会や同演技中に2回以上ダウングレードと判定された例は、ないです。   つまり、2005年にジュニアデビューしてから10年間の競技生活の中で、試合でダウングレード・ジャンプをしたのは5試合ある中で、そのうち一回は今回で、しかも、その今年は、彼女の競技人生史上初の、1試合に2回のダウングレード・ジャンプをした記念すべき試合になってしまったってことです。 勿論記念といったって、悪夢のようなものですね。 まあ、悪夢と言うと大げさかもしれませんが、彼女の競技人生のなかで、あの時のあの試合、酷かったわ… って記憶に残るような、ちょっと、そんな心配しています。 トラウマにならなければ良いんですけどね…   今回、初めて彼女の戦績をジャッジスコアーレベルで見てみて感じたんですが、彼女、今でこそ、全米チャンピョン争いするまでの選手になっていますが、基本彼女、回転不足が多い選手で、しかもエッジエラーもまま、付いています。 !も e も。 最近は、安定感のある選手と言う印象もあったんですが、これまでの彼女は、10点ジャンプを跳ぶ選手でもないし、跳びぬけて何が凄い、と言うわけでもない、アメリカの2番手くらいの選手だったんですよね。 確かに昔はそういう印象ありました。 でも、今の彼女があるんですから、多分、相当地道に練習して、ジャンプの安定感を身につけてきたんじゃないんでしょうかね…   努力の人。   彼女のジャッジスコアー、ざっとですが、ほとんど全て見てみて、そんな感じがしました。   で、それは、得点は低いながらも、常にメダルに絡んできている、と言う事実にも表れていますしね。 ジャンプも、得意と言うわけでもないのに、後半に持ってきて、0.1点でも、得点を稼ごうと言う努力が見えて…   ファイナルは、バルセロナです。 日本ではありませんから、今回の日本でのことはすっかり忘れて、本来の自分を取り戻して頑張ってほしいです。   出来れば、浅田選手の前に演技できればいいんですげどね。笑   でも、女子のファイナルのメンバーを見ると、なかなかみんな個性のある良い演技する選手ばかりですから、勝ち負け関係なく、楽しめそうです。   みんながちゃんと、実力を発揮できるよう、祈るばかりです。      

Tuesday, December 1st, 2015 

いつもどおりの?彼女でした… 2015 GPS NHK大会 女子フリー

…………………………………………………………………………………………………………………………….. “ただ、問題は、このジャンプの失敗をどう見るかですね。 これまでの最大の課題であった3Aをあれだけ完璧に跳ぶことができたにもかかわらず、他のジャンプを、ああいう形で失敗してしまう。 普通、課題を完璧にできた時の状態と言うのは、いい状態だと思うので、であれば、他の「いつもの」ジャンプは、できるものだと、素人は思ってしまいますが、今回の彼女の場合は、違ったようです。 単なる予想外の出来事、ハプニングなのか。 単なる、休養後一戦目の本試合だから、試合感が戻らないせいなのか。 単に、そういうことで、緊張しただけなのか。 単に、練習不足なのか。 じゃあ、今後練習すれば出来るのか。 ここ数年、成功率の低い3-3のコンボ、復帰後、練習すれば、加点のもらえるまでに、なるのか。 それとも、 技術的に、実は、もう無理があるのか。 今までどおり、練習で出来ても、本番なったら、出来ないのか。 いやいや、休養し、精神的にも充実していて、以前の彼女とは違うので、そういうことは、もうないのか。” ………………………………………………………………………………………………………………………………   以前の記事、「浅田選手の3A成功とジャンプ失敗をどうみるか… 2015GPS 中国大会 女子フリー」でのこの疑問への答えは、どうだったんでしょう…     私の個人的な予想としては、中国大会のフリーで、良い3A跳んだにもかかわらず、他のジャンプで失敗してしまっているというのは、彼女、競技する上での気持ち的には、休養前とあまり変わっていないのかもなぁ…って思っていましたので、NHKでは崩れるかもと思っていましたが、ただ、良い感じの3A跳べているし、演技においても、振り付けや曲に対して素直に反応できて、ポーズも力みがなく、私としては見やすかったので、もうあまり崩れることはないのかもなあ、いや、もう、一々本番で崩れるようなこと、しないでよっ!、って思いつつ、多少緊張して観てたんですけどね…   結果は…   いつもどおりの彼女でした… が、でも、まあ、ファイナルまで駄目になるほどには崩れなかったので、良かったんではないでしょうか。 多分、ファイナルでは、またショートで出遅れ、崖っぷちのフリーで、まあ、大きなミスなく、そこそこの演技で、感動のフィナーレ、涙涙で真央劇場、第一幕の終演、と言うシナリオ、かな。 そうなれば、それはそれで良いんですが、ただ、試合後のインタビューなんかを見ていると、彼女自身、どうして失敗しちゃったか、分かっていないような感じで、自分自身を持て余して、もうちょっとで目に涙がにじみそうな感じに見えたのが、ちょっと不安でした。 「やるしかない」 って彼女言っていますが、まあ、当然、自分より質のいいジャンプ跳べる若い選手がごろごろいる中で、引退も考えたくらいなのに、プロではなく、「競技」の世界に敢えて復帰してきたわけですから、ファイナルに向けて「やるしかない」って思う、もっとずっと前に、前提として、この一年、「やるしかない」って気持ちで望まなくてはいけないわけですから、ね…   多分彼女は、自分で壁を創って、それを超えるべく成長していく、っていうタイプではなく、外から壁を与えられて、初めて、力を発揮するタイプなんだと思います。 だから、今のような彼女に何のプレッシャーもない(成績悪くてもバッシングされるわけでもない)中で、自分のレベルを維持しつつ、且つ、より上を目指していく、というのは、彼女にはないものなんだと思います。 だからせめて、大会で、大失敗して、こりゃいくらなんでもまずいわ、っていう「大きな壁」が与えられて初めて力が発揮できる、みたいな、そういう時にやっと、自分を上手くコントロールできると言うか、いい意味で、無になれるというか、そういう選手なんでしょうね。   彼女が、羽生選手のようになれなかったのは、そういうことでしょう。     実際の選手だったから、選手がこういう時、どういう心持なのか、シロウトの私たちよりも理解できると思いますが、ただ、   >「前日のSPで(トリプルアクセルに)失敗していたので、気持ちの持っていき方が弱くなっていたのかも」と心情を思いやった。   って、ノービスの選手じゃあるまいし、25歳の、フィギュアスケートではもうベテランの選手で、オリンピックも経験し、世界選手権でメダルもとっている選手に対し、ショートで失敗しちゃったから気持ちが…って、ね… まあ、そういう繊細なものだっていうのは分かりますが、ショートが駄目だったからと言うより、どうして試合で出来ないのか、と言うことなんだと思いますけどね。 まあ、選手同士ですし、ある意味お仲間ですから、優しいなあ、って思いますが、世間も彼女に対してはある時期からこんな感じだったような気がします。 世間も彼女への壁になっていない。 振り付けも曲もコーチも、彼女の壁になっていない。   だから彼女は、「最高難度のプログラム」に”取り組む”こと、”挑戦する”ことで、自身の壁を創っているのかもしれませんね…   そういう彼女なので、ファイナルでどんな演技が出来るのか、全く想像できませんし、だから、真央ファンは、これからも、心配の絶えない日々が続くのでしょう。     […]

Tuesday, December 1st, 2015