Archive for March, 2016

羽生?って誰だ ?? やっぱり凄かった… 町田樹

今更ながら、彼は凄かった… この演技を改めてみると、羽生選手の演技が如何にスカスカか…笑 2人はライバルではあったけど、成績も羽生選手の方が上だったけど、私の思うフィギュアスケーターとしては、町田樹のほうが一枚も二枚も、上でした。   ジャンプは、フィギュアスケートのほんの一部の要素に過ぎないと、心底、思い知らされる、そんな彼の濃密な”演技”。   そして、そんな演技も、彼のジャンプを含めた技術に支えられているんですね。   本来、芸術やエンターテイメントの類は、言葉に表せない何か、を言葉以外で表現しようとするもので、彼が今取り組んでいる研究の世界は、それとは真逆のこと。 まあでも、それはそれで必要なことではあります、が、私は音楽、芸術を言葉で考えることには、あまり興味がありませんけどね。笑   芸術的要素の強いフィギュアスケートですが、しかし、その中にジャンプという、きわめてスポーツ的な芸術とは真逆に思える要素が入ってきますが、そしてそれがフィギュアスケートの面白さでもあるのですが、それは単なる必要な種類のジャンプを並べ、こなしていくと言うだけではなく、振り付けの中で、どうジャンプが生きてくるか。きわめてスポーツ的でテクニカルなジャンプが芸術的要素として”作品”の一部になるか。 良い演技って、ジャンプが振り付けの一部になっていますからね…   彼のそんな研究成果である”継ぐ者”を観ると、ジャンプがその作品の中で其々意味を持って、存在しているのが感じられるんですが、改めて彼のサイトで”継ぐ者”の彼の解説を読んで納得。 「 (前略)今回初めてフィギュアスケート作品にするにあたり、敢えてどこも切らず全曲を使用しました。そのためフィギュアとしては異例に長い、6分弱の作品となっています。またフィギュアスケートの長い歴史で精錬されてきた6種類のジャンプを全て使い、それが表現上もっとも相応しいかたちで入るような作品を目指しました。 (後略)」     つくづく、引退が惜しまれます…      

Thursday, March 24th, 2016 

こういう優奈も悪くない… 2016世界ジュニア 女子フリー

2016世界ジュニア、白岩選手は、結果4位でした。   今こうしてフリーの演技で、改めて彼女を見ますと、やっぱり、少々太ってますね… 前回記事に書きましたが、んー、本当に、一回り大きくなったかも… まあでも、仕方ないですね、この時期の体の変化はね…   ただ、個人的には、今回の演技悪くないと思うんですよね。 勿論、シーズン当初、グランプリシリーズの頃の演技と比べると、もう本当に体が重い、そんな演技だというのが良く分かるんですが、ただそういう身体的な変化だけで考えると動作が重く鈍くなった演技、ってことになるんですが、でも見方を変えると、とても落ち着きのあるしっとりとした演技、にも思えてくるんですよね。 グランプリシリーズの頃の演技がこれです。↓   ね、この頃の演技を見ると、ああやっぱり彼女の演技の魅力って、こういう可憐で、小気味のいい滑り何だよなぁ~、って思いますが、でも、今大会の演技を見ると、この体の重さ加減が、逆に、落ち着きとしっとりさ、に変わり、中間の「悲しみのクラウン」なんか、今までの彼女には無い、深み、みたいな魅力も感じましたけどねぇ… ああ、多分彼女、シニアにいって、もうちょっと大人の女性になった時、もしかしたら、こんな演技するのかもなあー…なんて、思いました。笑 こういう彼女も、悪くないな、と。   でも、このフリーの演技では、指先の繊細な表現が蔑ろにされています。 上のGPSの演技ではちゃんと指先まで神経が通った表現してましたけど、このフリーではそれが無くなっているんですよね。 体の変化と指先の表現は、別でしょうから関係ないと思うんで、そこはしっかり維持して演技していかないと。   ショートの時は、ハンガリーの観客の反応も今ひとつでしたが、フリー終わって、たくさんの拍手してくれていました。 やはり今シーズンの彼女の魅力は、フリーでの、クルクルッと回る小気味良い、安定した気持ちのいいジャンプと、可憐で且つ品があって、キュートな演技ですから、ハンガリーの人たちにも彼女の魅力伝わったのかなと思うと、嬉しいですね。   そんなこんなで、シーズン後半、思うような演技できなかったかもしれませんが、でも、本当に良い演技、私たちに見せてくれました。     ありがとう!       そして来シーズンも、素敵な演技、       よろしくね。      

Sunday, March 20th, 2016 

ダメでなかった新葉… 2016世界ジュニア 女子フリー

樋口選手、まずまずのフリーの演技で、表彰台です! 演技は、見た目、ほぼミスなくといっても良いくらいで、スコアー見て、三連続に!付いてるのが分かるくらい、ダメでなかった、ダメどころか、得点125.65は、パーソナルベストですからね。 ただ順位的には正直、彼女、表彰台は無理と思っていましたが、ショート1位の選手が棄権したこともあり、まあ、棚から牡丹餅、ですかね… この辺は、本田選手のときとは逆で、もし、ショート1位のフェディチキナ選手が出ていたとして、彼女がパーソナルベスト出したとするとフリー120.22、ショート66.11+120.22=186.33 樋口選手の合計は183.73ですから、フェディチキナ選手には届かないと言うことになります。 まっ、その差僅か2.6ですから、やってみなくてはわからないレベルですけどね。 でも、フリーでパーソナルベスト出しても、表彰台微妙だったのは事実なわけでして、それ程、ショートは大事ってこと、ショートでのジャンプ失敗は致命的だってこと、しかも得意で得点源のコンボのミスは、有り得ないと言うこと、身に沁みてほしいですが、まあでも、今シーズン当初は故障で、グランプリファイナル出られずで、苦しんできたんですからね、全日本と全日本ジュニアと本来の調子と演技と成績が戻ってきて、そしてこのシーズン締めくくりの世界ジュニア、フリーでパーソナルベスト更新する演技が出来たんですから、終わってみれば、何やかや言っても、今シーズン、彼女、自分の目指す演技、出来てきたんではないでしょうか。 前回記事で、樋口選手は、結果を求めすぎと書きましたが、彼女の実績からすると、ジュニアとは言え、結果が求められるって、彼女なりの自覚があるのかもしれませんね。   であれば尚更ですが、これだけの演技をして、本人も手ごたえを感じたにもかかわらず、得点が、それに見合っていない、評価が今ひとつ、と言う事実を考えて欲しいです。 まあ、多分本人もその辺、不満に感じていると思います。 だから、PCSを伸ばそうと。 素人なのでなんともあれですが、単純な話し、樋口選手のジャンプに、何故ジャッジみんなが、GOE2点つけてくれないのか、ですよ。 羽生選手の3Aはほぼ満点つけるのに、何故、樋口選手にとっては簡単な2Aは、いつも1点も貰えないか、です。 そういった単純なことだけど、根本的なところの点検をもう一度やる、その辺が必要なのかなぁ、って思います。 単に何点だった、2位だった、1位だった、ではなくてね、おじさんは、そう思います。 まあ、素人に言われなくてもやってるでしょうが… 羽生選手の3A-GOE 2.71   樋口選手の2A-GOE 0.57   まあ、上の場合、ジャッジの問題、っていう話もありますが…笑   どちらにしても、何だかんだ言っても、今シーズン、終わってみればそれなりに結果が付いてきたシーズンでした。 そしてこの一年、表現力に心を砕いて、しっかり演技していたこと、徐々に実を結んでいます。   よかったね!     銅メダル、おめでとう!       そして、お疲れ様…      

Sunday, March 20th, 2016