ザンデルリンク、追悼特集。 2回目は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番です。 1962年の演奏ですから、ザンデルリンク50歳の演奏です。 若手からそろそろ中堅に差し掛かる時期ですね。 私は、やはり40～50代のこの頃の演奏が好きです。 先のラフマニノフもそうでしたが、この頃の直接的で直向に、そして貪欲に音楽を表現しようとしている姿勢がストレートに演奏に活きていて、それでいて若手に良くあるような空回りもせず、旋律の節回しや頂点の作り方などのセンスは同じ年頃のカラヤン以上だと思います。タイプは違いますけどね･･ そして今回も、素晴らしい伴奏です。 どうぞお聴きください。 【ベートーヴェン／ピアノ協奏曲第3番作品37ハ短調】 クルト・ザンデルリンク指揮 ウィーン交響楽団 スヴャトスラフ・リヒテル(Pf) 1962年、ウィーン リッピングドライブ：PHILIPS CDD3610/85 リッピングソフト：POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト：AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト：MediaCoder 音声はMP3 第1楽章　Allegro con brio 第2楽章　Largo　(#17:17～) 第3楽章　Molto allegro　(#27:17～) この時ピアノのリヒテルは47歳。 天才の彼も勢いのある3歳年上のザンデルリンクの伴奏に少々押されぎみですね。 この頃のザンデルリンクをもっともっと聴かないといけませんね。 PC音源は、メインシステムで聴きましょう。 にほんブログ村 にほんブログ村

今日から、予定を変更しまして、去る9月18日に」亡くなりましたクルト・ザンデルリンクを偲びまして、何回かに分け、氏の演奏を聴いていきたいと思います。 奇しくも先日ボロディンをお聴きいただきましたが、私の少ない手持ちのものの中から、いくつかお聴きいただこうかと思います。 2002年に氏が引退して、もうクラシックは終わったと思っていますが、 幸い私たちは、過去の素晴らしい演奏の記録をこうして聴く事が出来るわけですから、心して聴かなければなりません。 ありがたいことです。 私はカラヤンのファンですが、私にとってカラヤンは中学生の頃からのスター、アイドルでありまして、演奏がよくても悪くても、”あばたもえくぼ”で好きなんですが笑、ザンデルリンクは違います。 私の琴線に触れ、心が揺さぶられるのはザンデルリンクの音楽だけです。 カラヤンとザンデルリンクではタイプが違いますし、レ心も揺るがない。 ザンデルリンクでなければダメです。 追悼特集最初にお聴きいただくこの演奏は、私の宝物です。 これが、ザンデルリンクです。 【ラフマニノフ／交響曲第2番ホ短調作品27】 クルト・ザンデルリンク指揮 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 1956年、ベルリン リッピングドライブ：PHILIPS CDD3610/85 リッピングソフト：POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト：AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト：MediaCoder 音声はMP3 第1楽章　Largo – Allegro moderato 第2楽章　Allegro molto　　　　　　(#17:51～） 第3楽章　Adagio　　　　　　　(#27:40～） 第4楽章　Allegro vivace　　　　　　(#42:07～） レニングラードも素晴らしいです。 最高のラフマ…. PC音源は、メインシステムで聴きましょう。 にほんブログ村 にほんブログ村