まあ、このくらいの演奏は当たり前のなかもしれませんが、ネット上での演奏動画を聴く限りにいて、最近のオケの演奏にいいのが無いなあ、なんて思っていたんですが、久し振りにまともな演奏に接しまして、ホッとした次第。 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団。 久し振りっていったって、この演奏、2011年のものらしいので、私が認識不足なだけでしたが… 曲は、ストラヴィンスキーのペトルーシュカ。 で、例の才能のないサイモン・ラトルの演奏あるかと探したら、ありました。笑 同じところからの一部、3分程度ですが、それだけでも、まあ、何でこんなにこの指揮者、駄目なんだろうって分かってしまうくらいなので、聴いてみましょう。笑 まずは、コンセルトヘボウ管。 Andris Nelsons/Royal Concertgebouw Orchestra Rattle/Berliner Philharmoniker ラトル・ベルリンフィルの方は、奏者一人ひとりの演奏が、オケ全体としての音楽になってない。 バラバラ。 コンセルトヘボウ管の方は、奏者の表現一つ一つが、一つの音楽を作るために活きています。 こういう演奏を、合っている、っていうんであって、ラトル・ベルリンフィルの方の演奏は、ずれている、って言うんだと思いますが、いかがでしょう… まあ、コンセルトヘボウのホールの響きによって、かなりブレンドされているので、調和して聴こえる、なんて言わないでくださいね。 両方ともプロで、其々本拠地でやってるんだからね。 ストラヴィンスキー演奏としてはもと切れがあってもいいのかもしれませんが、 コンセルトヘボウのこの感じ、 好きです。 で、もう一つ、ベルリンフィルとコンセルトヘボウの比較。 同じペトルーシュカの、トランペットのソロ。 今度はベルリンフィルから。 コンセルトヘボウ 別にベルリンフィルの人が下手と言うわけではないですし、ロータリーだからリップスラーはやりづらいらしいので、あれですが… まあ、コンセルトヘボウのこの人、上手いなあ、と思った次第。 それにしても、 ベルリンフィルの人たちは、ラトルとの何年もの間音楽をやってきて、音楽的に、何か、得るものあったんだろうか… ドイツの人たちも。