Archive for December 7th, 2016

シニア女子ファイナルは…

特にそのつもりもなかったのですが、シニア男子、ジュニア女子と見てきましたので、じゃあ、シニア女子は?という事で… 出場選手は、 エフゲニア・メドベージェワ 223.86 アンナ・ポゴリラヤ 215.21 エレーナ・ラジオノワ 211.32 ケイトリン・オズモンド 206.45 マリア・ソツコワ 200.35 宮原知子 214.91 ですね。 数字は、自己ベストです。 女子は、もう一歩伸び悩みのアメリカ選手をおいて、その分、ロシア女子の層の厚さを見せ付けられた、そんな感じで、でも、まあ、各大会の演技を見てきた感じでは、こんなもんかなと、納得は出来ますが、アメリカ選手がいないのと、ここに今までであれば、このファイナルにいてもおかしくなかった日本の選手、本郷選手辺りが、補欠にもなっていない辺り、時代は進んでいるな、って感じですね。 まあ個人的には、以前記事にもしましたが、ラジオノワが意外にまだ頑張っているな、って感じですね、この今のロシア女子の中でもしっかりファイナルに残るって言うのは凄いな、と思います。 それと、オズモンドですね。 あれですかね、オズモンド、って言う選手、他にいませんでしたかね?笑、っていうほど、私が彼女に持っていた印象と今の彼女とがあまりにも違うんですよね… 私の印象は2012年くらいの彼女ですかね… 成績もパッとしてませんでしたしね… でも、それもそのはずで、彼女、2014年に骨折して、このシーズン一年間休養していたそうで、昨年は復帰シーズンということで、今シーズンやっと完全復活、という事なんでしょうね。 昔の演技見直してみると、もともと、ジャンプは柔軟性があって、伸びのある、良いジャンプ跳んでいましたから、安定感が付けば、自ずと成績も上がってくるという事でしょうし、積極的で、はっきりとした、分かりやすく、明るい彼女の表現も、シリアスで、芸術的な演技が多い、今の時代にはとても貴重で、好感が持てます。が、上半身や腕の動きなんかは、少し硬い感じで、時々、振りつけやってます、的な、ロボットみたいになる傾向はありますね。   で、優勝は? まあ、順当にいけば、メドベージェワ選手でしょうけど、ただ、このシリーズではフリーで何かしらジャンプ失敗してますから、ポゴリラヤ選手にもチャンスはありそうですが、ただ、メドベージェワ選手、ショートが異様に高得点なので、彼女、ショートで失敗でもしてくれれば、ポゴリラヤ選手にも優勝の可能性はあります。ちょっと、ショートで、加点付けずぎです。満点つけてるジャッジがいますが、これは嘘です。この程度のジャンプが満点GOE+3であれば、坂本選手のは、+5ですよ。スピードもファーストジャンプで死んでしまって、詰まってるし、着氷も、昨シーズンよりも悪く綺麗でなく、流れがそれ程でもないです。女子でも彼女に対しては、不正まがいの事やってますね、ISUは。 それに、彼女の一人芝居シリーズ、もういい加減やめて欲しいんですけどね。笑 音楽を振り付けを通して表現する事と、役を演じるのとは違いますからね。 最初と最後の一人芝居の、他の、純粋に振り付けの部分は、細かく付けられた振りを、エレメンツを決めつつ、しかっり、こなしてはいますが、振り付けも悪いんでしょうが、一つ一つのポーズを最後まで決める、という瞬間がないため、全て流れてしまって、造形的な美しさを彼女に感じた事は一度もありません。 ですから、音楽を表現する、というつもり、はあるんでしょうが、最初と最後の一人芝居で、何かしら、表現力あります、という事にして、全てよし、としたいんでしょうけど、その間の細かな演技は一つ一つの振り、ポーズが雑、というかお座なり、な感じで、何と言うんでしょう、音楽を感じて、それを振り、身体の動作を通じて表現する、そういうのが彼女の演技には感じられませんね。役者の素質はあるかもしれませんが、音楽の何かを、身体で表現して、私たちに伝える、という感じの演技ではないです。 あと注目は、やっぱり、宮原選手がどこまでいくか、ですね。 私的には、今年のように、回転に厳しいシーズンの中、彼女の持つジャンプで、こうやってファイナル残ったのも、本当に、彼女の底力があるからなんだと思います。 正直、表彰台どうか、という感じだと思いますが、どういう結果であれ、回転不足なんかとられないで、ベストな演技さえ出来れば、自ずと結果はついてくると思います。 ちなみに、各選手の上の動画のフリーのPCSは、こうなってます。 エフゲニア・メドベージェワ 71.55 アンナ・ポゴリラヤ 70.52 エレーナ・ラジオノワ  66.75 ケイトリン・オズモンド 67.75 マリア・ソツコワ 63.87 宮原知子 69.16 宮原選手、PCSで大きく離される、という事はありませんから、少なくとも自分はミスなく、いつもの、ミスパーフェクト、期待したいです。   今年は、ジャンプ加点が少ないはずだった、ソツコワ選手も、成長しまして、結構加点貰ってきていますし、もともと失敗しない彼女でしたから、ホントに皆がライバルですから、大変です…     頑張れ!      

Wednesday, December 7th, 2016