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団体戦のポイント制

これってどうなんでしょうね… 初めてだからルールーはこれから試行錯誤していけばいいんですが、このポイント制は分かりやすいですが、何か大雑把過ぎて、面白くないように思いました。 まず、各種目でどんなに点数が開いていても差は1点。まあ、どんなに大差でリードしても1点差ですし、どんなに大差で負けても1点の差でしかないわけですから、公平と言えば公平ですけどね。 でもこの方法だと、細かな点より結局順位が全てですから、どうなんでしょう、演技の出来の度合いが点数に反映されるにしても、その点数の細かな積み重ねが順位には反映されないわけで、全種目平均的に勝てないと難しいかもしれません。 8種目、80点満点と言うことですから、単純に考えると、上の結果で見ると、平均8点、つまり全種目3位で64点でほぼ銀メダルですし、そこまでなくても、8種目中4種目が3位、あと4種目が4位でも合計が60点で、銅メダルです。 このことからもこの団体戦でメダルを取るには、全種目平均的な実力が必要ということですが、もっと言えば、極端に強い選手は要らないということですね。ぶっち切り世界最高得点出すような神演技しても意味がない。それより、不得意種目をなくすことが必要と言うことですね。 ちなみに、上の表は、各種目の実際の獲得点数です。ちょっと自分なりに集計してみました。省略記号は分かりますよね。MSが男子ショートです。 入力ミスは多分ないと思いますが(あったら済みません…)、この表でいきますと、実は獲得点数ではイタリアを抜いて4位だったと言うことになります。それに、獲得点数とポイント数を並べてみてみますと、獲得ポイント数の差にあまり意味がないのが分かりますよね。獲得点数の差は、演技の出来不出来、各国の実力の差を感じますが、それが一旦ポイントになってしまうと、意味のないただの数字。まあ、ルールなんで別に仕方ないんですけどね、ただ、結果が集計するまで分からない、最後の最後でどんでん返し、みたいなのはポイント制ではあまりないかもなあ、って思いました。 でもやはり、メダルを取った上位チームは、極端に弱いところが少ないですし、1位を取ったりしている。それにペア、ダンスが強いですよね。 こうしてみるとやはり、日本はフィギュア・スケートは文化としてはまだまだなのかもしれないと思いました。ペア、ダンスの競技者が育っていない、と言う現実を改めて突きつけられたと言う感じです。 最初ポイント制は大雑把でちょっとなあ、って言いましたが、フィギュア・スケートはシングルだけではありませんし、上位国ではダンスが人気だったりもするわけで、他駄目でもシングルのスター選手が神業して結果チームがメダルを取ってしまう、と言うことがおきにくいこの制度は、フィギュア・スケートという競技の発展のためには良い制度ですし、団体戦もフィギュア・スケートのその国の総合力が試されるという意味では、面白い種目なんだと思いました。 単に、国同士で勝った負けたと言うことだけでなくてね。 とにかく、日本は今後ペア、ダンスの選手の育成が課題です。と、女子シングルも… いずれにしても出場した選手はお疲れ様でした。従来同様の個人戦もある中なかなか大変でしたが、そっちも頑張ってほしいです。 条件は各国とも皆同じですからね。        

Monday, February 10th, 2014