Archive for July 16th, 2016

もう一つの、新葉 “白夜を行く”…

我ながらどうしたものか、この樋口選手の「白夜を行く」に出会ってから、もう何度も何度も、繰り返し見ています。 まあ、皆さんはどうか分かりませんが、私としてはこの彼女の演技は、名演だと思うんですよね… で、先日見ました演技は、5月に行われたファンタジーオンアイスでしたが、この7月には、ドリームオンアイスがあったんですね。 そこにも樋口選手出ていまして、この、白夜を行くを滑っています。 で、これがまた、いい演技で… カメラワークがこっちの方が良く、彼女の演技が、良く分かります。   正直、もう何回も見ていて、記事として何か書くことが出来ないでいます…笑 何ていうか、皆それ程でもないんだろうなあ...、って感じですかね… どうせ、解ってもらえないと言うか…   演技は、前回のFaOIの時より、こっちの方がより気持ちが入っています。 さびの部分の2Aのあとのセカンド入れてません。 が、これが良かった…   今回の彼女の演技は、曲、振り付け、彼女のこの作品への共感と、それを振りを通して演じる彼女の力とが、完璧にバランスが取れた、最高の演技だったと思います。   与えられた動作、ポーズに込められた、この作品での意味を、彼女は深く理解をし、それを自分のエネルギーに変え、全てに気負うことなく、自分の感じたまま、真っ直ぐに、完璧に、演じたと思います。 2:25辺りからサビの2A… ランディングで、大きく腕を伸ばして、まるで白鳥のようです… そのあとのバレエジャンプも、しっかり跳んでいるだけでなく、この作品で、樋口選手が演じている主人公の、気持ちの高揚感が伝わってくるようで、こんな風に感じられるバレエジャンプは今まで見たことないです…   浅田選手のあの、”ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲” を見ているようで… 勿論、あの頃の浅田選手のような、細部まで意識の通った、完璧な振り付けの再現と、研ぎ澄まされたポーズの造形美には、及びませんが、それでも、私は、この浅田選手に感じた充実感を、今回の樋口選手の”白夜を行く”に感じました。   彼女のどこに、こんな演技が出来るエネルギーがあったんでしょうね…   ありがとう、新葉…      

Saturday, July 16th, 2016