Archive for October 25th, 2015

グレイシーの”火の鳥” !! 2015GPアメリカ 女子フリー

この表情からも分かりますが、なかなかの演技でした。   アメリカのグレイシー・ゴールド。   全米チャンピョンをアシュリーと争っていますね。   “火の鳥” と言うと、ロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーの作曲のバレエ音楽ですが、日本でも近いところでは、町田選手がやりましたっけね。 その時の振り付けはフィリップ・ミルズ。 今回彼女の火の鳥の振り付けは、ローリー・ニコルだそうで… 一見、実際のバレエで使われる振りを取り入れているのが分かります。 後ろに腕をVの字に広げるポーズ。 その状態で、手のひらをばたばたさせて、鳥の羽をイメージさせたり、は当然の振り付けですが、いろいろな所でちょっとだけコンテンポラリーな斬新”的”な、まあ、実際この曲のバレエの振りでも使われるものがふんだんに使われています。 つま先でトントンと、鳥の歩きを表したりね。 でもそういう意味では、この曲の振り付けとしては裏切らない、スタンダードで安定感のある振り付けでした。 冒険をしない彼女らしいと言えば彼女らしいですが、このバランス感覚の良さが彼女の振り付けの魅力ではあるんだと思います。   ニコルと言えば…笑 浅田真央。 今年の彼女のニコルの振り付けはどうでしたっけね… なんかワンパターンで、優しいだけの、振りだったような気もしますが、このグレイシーにした火の鳥の振り付けの方が何となく私は、ニコルは色々苦労して、この曲の世界を作り上げたなって、感じしますけどね… 細部まで神経が行き届いている、って言う感じしますから… まあ、浅田選手の今回の振りは、あの曲の振りですからね、ああなってしまうのかもしれませんが、でも何となく、浅田選手任せで、ニコルの中で、浅田選手はこんな感じって、イメージできちゃっていて、そこから抜けられないような感じもしますが、どうでしょうかね…   グレイシーですが、彼女、アメリカ女性にしては小粒な感じでいいなあ、なんて思っていましたが、今回の衣装の影響もあるのでしょうが、あ、やっぱ、でかいわ、って思いました。笑   演技、技の出来もよく、この試合に合わせ、ちゃんと練習積んできたな、って感じでした。   最初のコンボ3Lz+3Tのファーストの3Lzの滞空時間、長かった… ふわっとね… これで加点1.40ゲットです。笑 基礎点10.3が11.7に。   で、最後の3Sが2Sになっちゃったんで、結果、2位に終わったようなもんですが、まあ、そんなこと言ったら、メドベデワだって失敗しなければね…   グレイシー、お次はフランス大会です。 楽しみです。      

Sunday, October 25th, 2015 

“ネタばれ” 氷上に咲く薔薇のようでした…宮原選手は銅 !! 2015GPアメリカ 女子フリー

2015グランプリシリーズアメリカ大会 女子の結果です。 宮原選手は、転倒もあり、フリーでは3位、総合で3位に入り、銅メダルでした。 結果はこういう感じで、キスクラでの彼女の表情からは、満足はしていない感じではありましたが、最後のスピン、フィナーレを迎える前から、観客から拍手がおこり、ショートからのアメリカの観客の人たちの彼女の演技への好感の良さが感じられた演技でした。 最後のレイバックからビールマンへ。   氷上に咲く薔薇のようでしたね…   ジャッジの評価も、 3 2 3 2 2 2 3 2 1 でしたからね、GOE1.14つきました。   ただ、問題はジャンプ。 彼女、全体的に、回転が不足気味なんですね… ジュニアの選手では、回転不足って、あまり見なかったんですが、シニアになると回転不足の選手が増えるのは、やはり、体力的なものなんでしょうか… 技術は変わらず、同じように跳んでいるつもりでも、実際は身体が微妙についていっていない…   で、アンダーローテ、2回もとられてはいけません。 しかも、2回目の3Lzは、ダウングレードでなくて良かったくらいですよね。 この二つのジャンプで、減点が3.1ですよ。   たら・ればですが、もしここ普通に跳んでいれば、3Fは5.3、3Lzは6.0 。 仮に加点が0.5其々付いたとしますと、 3Fは5.3+0.5=5.8 3Lzは6.0+0.5=6.5 増加分は、 3F 5.8-2.7=3.1 3Lz 6.5-2.52=3.98 増加分合計 3.1+3.98=7.08 7.08 ですよ!! これを最終得点に加算しますと、 188.07+7.08=195.15   まあ、実際はもしそうであっても、200点にはいきませんし、他の上位の選手には及びませんが、少なくとも、ここからを勝負のスタートにしていかないと、彼女にとっても、いつもモヤモヤが晴れない結果で終わってしまいます。   フィギュアスケートは、ジャンプだけではありませんが、でも競技者であれば、結果が全てです。   技が評価され、演技が評価され、高い得点が出た時の、選手みんなのあの嬉しそうな笑顔… やっぱり見たいですからね。   次、彼女は最終のNHK杯です。   彼女の笑顔を、期待しましょう。   […]

Sunday, October 25th, 2015