Archive for October, 2013

オーディオマニアの特権… クロイツェル・ソナタ

ベートーヴェンのクロイツェル・ソナタは、Classic Pageにもアップしてありますが、ブログ記事としては、「心臓カテーテル手術を受けた・・ ベートーヴェン”クロイツェル・ソナタ”」にも当時ニコニコに投稿した音源と一緒にご紹介したかと思います。 これですね。↓     その記事を書いたのは術後だったと思いますが、このクロツェルを聴くとその頃を思い出します。記事にもあるように、その時の音は「来たー!」という感じだったと思います。 今聴いても悪くないですね。色々細かく調整してるなあ、という感じ。 で、もう一つその後に調整しなおしてリッピングしたのが、これ。↓ 現在Classic Pageにあるものです。   こうして聴いてみると、ニコニコのものは音像が肥大してしまって、あるべき定位が曖昧になってます。その代り独特の雰囲気がありましたね。現在のものは、多少はその雰囲気を保ちつつ音像が絞まって、且つ太く力強いでしょうか。ピアノの低音に魅力を感じます。 そして今回リッピングしたのがこれ。↓ ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47 ≪クロイツェル≫ ダヴィド・オイストラフ(Vn) レフ・オボーリン(P) 1962年、パリ録音 【収録】 1.第1楽章 : Adagio Sostenuto – Presto 2.第2楽章 : Andante Con Variazioni 3.第3楽章 : Finale (Presto) MP3, Ripped in 16bit-44.1KHz, Convert to 320kbit/s-44.1KHz     明らかに違いますね。これがCDに収められたデータとして正しい、そう思える音です。音像が絞まっている、とか定位が明確、というような表現ではなく、データが歪められることなく、ヴァイオリンがヴァイオリンとして聞える。 ピアノも前二つの音源にあった独特の雰囲気、低音の魅力は薄れましたが、明らかにフラットになって音の階調も明確です。階調と言うと色や明るさの濃淡の段階のことを言うのですが、まあ、音階が明確に聴こえるためハーモニーも当たり前のように普通に正しく聞こえるということです。といいますか、これを聴いて初めて、今までは音が歪んでいたんだと気づくわけです。 演奏全体に漂う雰囲気も、音の不完全さや歪みや滲みによるマイナス要素を「味」としていたのかもしれないと思わされます。前にも書きましたが、普及品で色々頑張って凄くいい感じで鳴らした音と、ハイエンドでそのまま上手く鳴らした音との、その音が持つ根源的な違い、如何ともしがたい大きな違いを感じます。 という風に書いていますが、電源以外では、これ全てデジタル領域での対策のみでの音の違いなんですよ。バイナリ合っているかどうかは確認できないのでやっていませんが、合っていなくてもじゃあ何故合わないのか。 ケーブル変えたとか、アンプ変えたという話じゃないんです。 不思議です… とは言え、今私が聞いているこの音も、今の私の音であって、装置や再生環境を進化させれば、その音も進化するでしょうし音楽のその姿も新たな驚きを持って、聞くことが出来ると思います。     こんな風に音楽を幾度と無く、喜びを持って繰り返し聴くことが出来るのもオーディオマニアとして貪欲に再生を極めようとバカをやり続けているからです。 […]

Saturday, October 26th, 2013 

音を聴かない、オーディオマニア。

前々回で私がDTMをやっていることは書きましたが、この世界にも2ちゃんねるはあります。私は覗きもしませんが、オーディオもあるようです。 で、ここに時々作った作品アップしたりしているんですが、例えば、先日アップした海とかE.T.ね。私の場合、そのリンクに使うのがBOXと言うクラウドサーバです。これについては今までもお話しているかと思いますが、このBOX、BOXにアップしてあるファイルの閲覧数やダウンロード数が分かる仕組みになっていて、DTMの2ちゃんねるにアップした時なんか以外に閲覧者が多く、実際スレに参加してるのは本の数人で過疎スレの印象もあり、またその内容もまったくレベルが低く、実際クラシックなど聞いたことも無いような連中がオーケストラの音源を買って遊んでいるようなレベルなんですが、読み専門の人達が多いことが分かって面白いです。 で、このブログでもこのBOXにリンクさせて音源をご紹介したことありましたよね。「バイナリ一致、でも音が違う。不思議だ…」とか「『コートにすみれを』 聴き比べ」なんかですが、ですから、その時聴き比べと言うことで是非聴いてください、とBOXにリンクさせた音源の閲覧数は分かるわけです。   これが全く少ない。誰も聴いていないのと同じ。 閲覧数の少ないのは1回、多くて15回。 何ですかこれ! ブログの訪問者はそれなりにありました。勿論3ケタ。 それで、聞き比べをしてこんな感じに違うんだよね~、バイナリ同じでもほらこんな感じで音違うんですよぉ~、って音の話をしていて、正にその音が聴けると言うのに、3ケタ訪問して1人しか聴こうとしないこの事実。また、聞き比べって言っているのに、片方の音しか聴かない。 いや~、改めて、ブログなんぞ、面白おかしく嘘かいていれば十分と思いました。笑 本当のことなんぞ、ブログ見る人なんぞに教える必要なし、と言うことです。 まあね、勿論、少数のコアな読者の皆様のためにそんなことはいたしませんが、特にブログ村の私が参加しているランキングに見ると、1回で終わる内容を6回、7回に小分けにして更新を続けて、内容も更新のための更新で空っぽ。よくもまあこの内容でランキングトップにいるものだと感心しています。笑 でも、あの空っぽの内容が良くて、更新されるとまたあの空っぽを楽しむ人が多いということです。 以前ブログ村やめてから、このブログの訪問者は特に減ることも無く、それなりの方に来ていただいていまして、少し前にランキング参加再開した後なんかは、だからといって驚くほどには増えることも無く、ランキングへの依存度は減ってきています。 まあ、ブログなんかそんなもんでしょうが、オーディオは音を聴いてナンボですよ。しかもそれは自分以外の人の音。お店でもいいです。出来れば最高に良い音。 聴いて、驚き、また自分の音と比べる。何が違うか考える。対策を取る。聴く。そしてまた比べる。またその差に愕然とする。折角、文とリンクしている音ですから、聴いてみる、っていう心の余裕ももうちょっとお持ちになってもいいんじゃないですかね…って思った次第です。 DTMの世界は、2ちゃんを見るからには、そのアマチュアの世界は音楽的に非常にレベルは低いです。私が使っているようなオーケストラの音源を使っていてもオーケストラのことは何も知らないような連中ばかりです。でもね、他人がどんな演奏しているか知りたい、という欲求には貪欲です。これは非常に良いことです。 何故なら、人は、未知の世界に出会うことで感動し、感じ、自分について考え、自身を省みる、というこのプロセスを通じてのみ、変わっていくことが出来るからです。 オーディオも同じです。   まっ、そんな面倒な話でなくて、早い話、折角苦労して音アップしてんだから、聴けよな、ボケ!ってことです。笑   あらやだ、わたしったら、はしたない…        

Wednesday, October 23rd, 2013 

音の良さは『速度』に比例する?

前回、メインメモリの処理速度の速さはSSDとは桁違いと言いましたが、こんなことは常識のようで、メインメモリのRAMディスク化にしたって何年も前からあるわけで、今更大騒ぎして許されるのはオーディオの世界にいるからで、一般的には恥ずかしいことですね。笑 音楽ファイルを入れるストレージとしては、HDD、SSDがありますが、私が言っているメインメモリはいわゆるストレージではありませんで(当然ですが..)、それをRAMディスクとしてストレージのように使っていると言うことでしょう。 それぞれの役割、関係としてはこんな感じ。↓ 本来メインメモリは、上のように、CPUと補助記憶装置(HDDやSSD)の間に立って、データの受け渡しをしていいて、CPUの処理速度が速すぎるため、補助記憶装置(HDD・SSD)の転送を待っていては処理が遅くなるので、補助記憶装置よりも圧倒的に速いメインメモリが予めデータを蓄えておき、CPUへデータを受け渡している、と言うことです。 ですから早くて当たり前。 でも、速さが違うと言っても自分で測定したわけではありませんが、いろんな方が「CrystalDiskMark」なんかで実際速度を確認してます。どれほど違うかと言うと、こんな感じ。↓ もう圧倒的です。 ただ、電源切れると中に入っているデータも消えてしまうので、一般的ではありませんが、でもそこら辺もバッファローのRAMディスク化ソフトを使うと何とかなりそうではあります。   PCで音を扱う場合、音は「速度」に比例するのか、或いは、CPUに近い存在であればあるほど音はハイレベルになるのか…   ここまで書いてきて、PCオーディオやっている人でも、素直に試す人と、ただ読むだけの人で分かれるでしょうね。笑     次に組むPC、見えてきた、って感じです。      

Sunday, October 20th, 2013