Archive for July 19th, 2015

浅田ファンに似た、聖子ファンのエリート意識

思い出しましたね… あの鼻に付く感じ。 本人たちは気づいていないだろけど… 聖子ファンが発する、エリート意識臭。   青春のあの頃感じた、聖子にまとわり付く人間たちの、この、何と言うんだろう、力あるものに縋って、あたかもそれが自分の力だと錯覚しているような…   嫌だね… これって、私が一番嫌いな感じ…   確かに、聖子は、歌は上手い、かわいい、曲もいいものばかり。 どう考えたって、デビューして5年間くらいのシングル出す曲全て、ヒット曲。 全てですよ。 1980年の「風は秋色」から1988年の「旅立ちはフリージア」まで24曲連続でオリコンシングルチャート(週間)1位。 多分、聞けば全て、皆さん、どっかで聞いたことあると、思うはず。 全て。 こんな歌手、聖子以外他に誰もいません。 全てがトップ。   聖子は、デビューした時から、特別扱いされてきました。 聖子を発掘したソニーのプロデューサーが聖子の才能を活かすべく、これまでアイドル歌手では出来なかったことを、やった。 彼女に歌わせる曲は、当時も今でも、売れっ子作詞家、作曲家の書いた曲。 アイドルには書くことはなかったはずの、ニューミュージック系の作家が彼女の曲を書いている。 他のアイドルなんか、こういった人たちからの曲なんか、歌わせてもらってないです。   で、聖子が凄いのは、こういった曲、難しい曲を、レコーディング当日に渡され、その場で歌い切れてしまうこと。 睡眠時間数時間の中の合間を縫って、3ヶ月に1枚のペースのレコーディングで、この難しい曲を、今私たちが聴いているあの音楽にしちゃっているわけだからね… 他のアイドルにも同じ曲を歌わせてみれば、多分、それなりに売れたと思う。 でも、聖子のような、声、曲に対する直感的な理解、そこから来る豊かなニュアンス表現、レコーディングをこなしていける音楽的才能、ルックス、振り付けに対する直感的な理解、とその表現の上手さ…. なんかよく分からないけど、そういったものがなければ、たとえ、他のアイドルたちに、聖子と同じ曲を歌わせていても、同じ結果には恐らくならなかったでしょう。 やっぱり、聖子だから、ですよ。 ただ、もし、聖子に他のアイドルと同じような平凡な曲を与えていたら、特別扱いしないで他のアイドルと同じように売り出していたら、今の、松田聖子はなかったでしょうね。 もちろん、歌は上手いし、かわいいので、一番売れたかもしれませんが、今の地位は、築けていないでしょう。 もしかしたら、早々に、引退していたかもしれませんね。     ですから、”松田聖子”といっても、所詮、オトナたちが、他のアイドルとは違って、特別に作り上げた、お膳の上で、初めて存在できたわけで、何も、聖子自身の力だけではないのですが、聖子自身もそれは分かっているんですが、どうも、どうしても本人にまとわり付く、ファン、というのは、全ては聖子の力によるもの、って言うのを、聖子を語る上での大前提にしちゃってて、近寄りがたいというか、キモイというか、勘違いも甚だしいとは、こういうこと、というか。 で、もっとたちが悪いのは、この特別な歌手である松田聖子のファンである自分たちも特別な存在であって、あたかも、選ばれし存在であるかのような、感覚に陥っているかのような、ふしがあるということ。 こういうのって、浅田選手のファンにも感じたとこで、才能もあり、実績もあり、人気もありと、世の中が認めた人物、ある意味その分野のエリートですが、それに引っ付くことで、自分もエリートにでもなったかのような、ね。笑 そういう冷静さを欠いた、ファン心理。 鼻に付く、エリート意識。 エリート意識臭。 もう、臭いだよね。笑 スポーツ選手と違って、ファンとしての期間が長い分、浅田選手のファンより、強烈、というか排他的かな。笑 どうして、ファンって、そんなふうに、なっちゃうんでしょうね…笑   例えば、詩。 聖子の曲の詩の世界、なんてことを語るブログがあったり、ね。別に、聖子が書いたわけじゃあるまいし。笑 確かに松本隆の書いた詩は、情景が浮かび、詩だけでも楽しめるもので、ファンは、聖子の曲は、そういう曲しか聴いていないので、聖子の曲は、詩もいい、そういう曲って、決めてかかっているので、ここ数年、聖子自身で書いた詩について、やたらと反応しているんですよね。笑 聖子の曲は、詩も良くなきゃ駄目、見たいな。笑 あのねぇ~、80年代のあの頃が特別であって、いつまで夢見てんだ? って思いますね。   聖子を知ろうとすると、どうしてもこういう、聖子にまとわり付くファンにも接近することになって、そうすると、聖子にも近寄るのが嫌になったりね、してしまうんだけど、それでは青春のあの頃、聖子ファンにならなかったのの、繰り返しなので、聖子は聖子。ファンとは関係なく、存在するわけなので、私は私なりに、彼女と接し、応援していこうとは思います。   […]

Sunday, July 19th, 2015