Archive for June 15th, 2013

STAXのイヤースピーカーの音が悪くなった件

スピーカーの再生に疑問が生じたときや調整の時何かは、今まででしたら、STAXのイヤースピーカーで確認して対処していたんですが、ここ最近、STAX売っちゃいまして、それができないんですね。 何故売ったのかと言えば、音が悪いから、と言うことなんですが、私が使っていたのは、もう20年近く前、STAXのイヤースピーカーが市場に本格的に出始めた頃、まだ、ハイエンドの一部の人くらいしか使っていなかった頃に購入したものなんですが、えーと、『SRM-TS1+ SR-Λ Signature』で、当時11万円くらいはしたと思いますが、まあ、長年酷使したせいでイヤースピーカー本体が故障して、代わりの後継機に変えたんですが、これが良くなかった。 代わりにと買ったのは中古品で『SR-404 Signature』、あまり使っていない新品同様に近く、まだエージングがすんでいないような硬い音でした。で、結構鳴らしこんだんですが、でも結局、その硬さは取れず、柔軟で独特のしなやかさ、艶、広がりなどSTAXが持っていた良いところは蘇ってきませんでした。ある意味普通の良いヘッドフォンに成り下がった… しかもそれに加え、ドライバーのSRM-TS1の方も故障したため、STAXに修理に出したところ小さなコンデンサーを交換したようなんですが、これがいけなかった。ここでも音の広がりがなくなってしまって、もう全体として普通のヘッドフォンの音になってしまって、STAXのイヤースピーカーを、装着感最低なのにわざわざ使う、という意味がなくなってしまったんですね。ちょうど小銭にもほしかったし。   で、売っちゃいました。 もちろん、私が中古購入したのは、グレード的には中のちょっと下くらいのものでしたので、もっと上のクラスでしたら違っていたのかもしれませんが、それでも『SR-404 Signature』と言えば、『SR-Λ Signature』の後継機にあたりますからね。 それと、STAXを手放したもうひとつの理由が、イヤースピーカーに使っている部品の材質が悪くなったような、安っぽくなったことです。何かプラモデルのような… 初期の『SR-Λ Signature』を知っている方であれば分かっていただけると思います。   シナ企業に吸収されるわけですから、それなりの経営事情もあったとは思いますが、私が中古品で買ったものや修理後の音の変化等からは、以前の”STAXでなきゃ、ダメだ!!”と思わせるような輝きはないです。     まっ、SR-009クラスになればまた違ったのでしょうが… ⇒       残念です…     今度は、ゼンハイザーなんかにしてみようかな、と思っています。      

Saturday, June 15th, 2013