Archive for November 15th, 2011

フルトヴェングラーの "シューマン 交響曲第4番"

今日は、フルトヴェングラーを聴きます。 シューマンの交響曲第4番 フルトヴェングラーのこの曲の録音は、今日お聴きいただく1953年5月の録音と、同じ年8月のルツェルン音楽祭でのライヴ録音の2つあります。 で、これは知らなかったのですが、この演奏、シューマン交響曲第4番の数ある演奏の中でも非常に評価が高いようで、また、フルトヴェングラーの多くの演奏の中でもベストと言われるほどの物のようです。 本当に私は無知で、ダメですね~・・ 反省・・・ 今回こうして音源アップすることになったのも、「legendary DG sound of the 1950’s」のBOXから何か1枚と言うことで選んだに過ぎないわけで、困ったもんですね・・ 演奏は評判どおり素晴らしいと思います。 フルトヴェングラーのよさの分からない私でもこの演奏は、これまでの氏の演奏とは印象が違いますね。「設計図の再現」ではなく、音楽に今生まれたかのようなフレッシュさがあります。 【シューマン/交響曲第4番ニ短調 op.120】 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1953年5月14日、ベルリン、イエス・キリスト教会 リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85 リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz AVI作成ソフト:AVIMAKER FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder 音声はMP3 【曲目】 1.第1楽章: Ziemlich langsam-Lebhaft 2.第2楽章: Romanze.Ziemlich langsam 3.第3楽章: Scherzo.Lebhaft 4.第4楽章: Langsam-Lebhaft そうなんですよね。フルトヴェングラーの音楽には何かフレッシュさが足らないような気がしていました。ライブ的というか、主体的というか・・ 私が深く感動するのは、指揮者、オケ、そして奏者一人ひとりの作品への思いが演奏を通してこちらに突き抜けてくる瞬間なんですが、フルトヴェングラーの場合、それらの思いが作品を突き抜けてこないで、作品の影に隠れよう、隠れようとしているんです。それはあたかも、そうすることで逆に自分の本当の思いが私たちに知れないようにしているようです。勿論これは私の聴感上の印象です。 ですから、これまで私が、フルトヴェングラーについて話してきた評価になってしまうんですね。 “君はいつも音楽の傘に隠れて、一体本当のところ何を思っているの?それじゃ、僕にはわからないよ” 傘が立派になればなるほど、見えない顔。 でも、このシューマンでのフルトヴェングラーにはそんないつもの悪い癖から、何かしら自由になったような印象を受けます。ぶっちゃけた、そんな感じですかね。 色々調べてみると、実際こういうエピソードがあったそうです。 […]

Tuesday, November 15th, 2011