曽根麻矢子のバッハ "ゴルトベルク"
今日はチェンバロを聴きます。
曽根麻矢子。
私が、チェンバロを聴くようになったのも(といっても彼女しか聴いていませんが・・)、彼女のおかげ。
吉祥寺の新星堂だったか、そこの視聴機にあった彼女のバッハ「トッカータ」を聴いたのがきっかけでした。
たまにはこういうの聴くか・・ というのもありましたが、音が良かったんですね。笑 それで、自宅の装置で聴いて見たくなったというのもあります・・
それと、発売記念に、そのCDを買うと、彼女の演奏会にご招待という特典があったのが大きいかもしれません。代々木上原にある「Musicasa」というおしゃれな小ホールでしたね。そこで聴いて、ファンになってしまったというわけです。そのとき専用の小さな色紙にサインしてもらいました。
チェンバロ自体は、中学のとき吹奏楽の先生が自分のチェンバロを音楽室に持ってきてくれていたので聴いてはいましたが、本格的な演奏会はそのときが初めてでした。
その後彼女の演奏会も行きましたし、CDも買いました。
これです。笑↓
1964年生まれの彼女は、桐朋学園高校ピアノ科の時、バッハを理解するため始めたチェンバロの魅力にはまってしまい、高校卒業後は、通奏低音奏者となります。スコット・ロスの弟子として有名かもしれませんね。
はつらつとして率直。頑固で一途な、彼女の性格そのままのチェンバロです。
【バッハ/ゴルトベルク変奏曲BWV988】
曽根麻矢子(チェンバロ)
使用楽器:18世紀フレンチ
1998年、パリ17区、パロワーズ・リュテリエンヌ・ドゥ・ラサンシオン
リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85
リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor
PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz
AVI作成ソフト:AVIMAKER
FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder
音声はMP3
【収録曲】
1.アリア
2~16.第1変奏~第15変奏
【収録曲】
17~31.第16変奏~第30変奏
32.アリア
ニコニコ動画のコメントに、「弾いているだけだな」とありまして、・・・・んーそういう面のあるかな・・と納得してしまいました。といってもほかのチェンバロ、ゴルトベルクは知らないのでなんともいえませんが、ただ、深みはないと思います。バッハにある哀愁も感じないですしね・・
でも、このCDは結構好きで聴いていました。
何故か。
彼女はこのCDのライナーに
“私が子供のころから好きだったバッハの音楽。
人生で、どんなに辛いことがあっても、
バッハの音楽があればのりこえられるような気がする。
このCDを聞いてくださった方が、もしも少しでも幸せな気持ちになれたりしたら、
そんなに嬉しいことはない。”
そうなんですね。彼女には、バッハに対する愛、彼女なりの最大級の共感があるんです。そして演奏にそれを感じるんです。「元気になってほしい・・」そういう思いが、彼女のこの明るいゴルトベルクには詰まっています。だから私もこれを聴いて元気になります。気持ちがいいんですよね。
この演奏は彼女とバッハとの私小説。
作曲家への愛、作品への共感。
テクニックより何より、演奏家には必要なものでしょう。
といっても、彼女、テクニックも凄いですけどね・・
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