ありがとう!スルツカヤ….『Wonderland』 Best performance for her life !!
イリーナ・スルツカヤ
私は彼女のことを思うと胸が熱くなります。
もうこういうフィギュアスケーターは出てこないのかもしれませんね。
伸びやかでテクニックをテクニックとして感じさせない驚異のテクニックを持ったフィギュアスケーター。
繊細さには欠けるかも知れませんが、当時のフィギュア王国を支えていた一人としてロシアに残り常勝を求められるプレッシャーを常に背負っていた彼女の滑りはいつも精一杯でした。
競技生活と母の看病をする彼女も、自己免疫疾患や気管支炎を患い、一時期は歩くこともできず、「ストレスで毎日泣いていた」そうです。
そんな彼女が1年以上のブランクから復帰したのが2004-2005シーズン。
このシーズンで彼女は完璧に復活を果たし、ISUグランプリシリーズ中国杯、ロシア杯、グランプリファイナル、2005年ヨーロッパ選手権、2005年世界選手権全てで優勝しました。
今回はその中で多分ベストパフォーマンスである2005年世界選手権のフリーを見ましょう。
ロシアで行われたこの大会で、自由に伸び伸びと滑る彼女は本当に嬉しそうでした。
後半に使われたマキシムの「Wonderland」もとてもよい曲で印象的でした。
彼女にぴったりの曲でした。
クラシックの曲が多くなる中でロシア特に彼女の選曲はいつも違っていて、何かローカルなロシアンポップという感じの曲が多かったように思うのですが、このプログラムで、「あぁ、こういうのもいいなあ」と思ったものです。
それからですよね、国内のフィギュア関係の放送でテーマ曲のようにこの「Wonderland」が使われるようになったのは。
Irina_Slutskaya_Worlds_FS_2005
で、原曲聞いてみましょう。
マキシム/ザ・ピアノ・プレイヤー
マキシム (ピアノ、キーボード)
トリノは彼女に金を採らせてあげたかった…
ありがとう、イーラ。
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