"モーツァルトの協奏曲" フルート&オーボエ ベーム&ウィーン・フィル首席奏者
今日はモーツァルトの協奏曲です。
フルート協奏曲第1番とオーボエ協奏曲。
今回の演奏のソリストは、当時のウィーンフィルの首席奏者が務めています。
ですから若干華がないかな、という感じはありますが、その分、仲間の伴奏ということもあり、ウィーン・フィルがとても積極的な演奏をしているように思います。
【モーツァルト/フルート協奏曲第1番ト長調 K.313】
ヴェルナー・トリップ(Fl)
カール・ベーム指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1974年4,5月
【曲目】
1.第1楽章: Allegro
2.第2楽章: Adagio non troppo(#9:36~)
3.第3楽章: Rondeau (#19:17~)
【モーツァルト/オーボエ協奏曲ハ長調 K.314】
ゲルハルト・トレチェック(Ob)
カール・ベーム指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1974年4,5月
【曲目】
1.第1楽章: Allegro aperto
2.第2楽章: Andante ma non troppo(#7:43~)
3.第3楽章: Rondeau(#16:43~)
私はモーツァルトは天才的アレンジャーだと思っていますが、それほど好きな曲はありませんし、素人ながらも作曲をするものとして尊敬する、という対象ではないのですが、このオーボエ協奏曲は別です。
このオーボエのソロの入り方には参りました。ヴァイオリンと同じフレーズで入ってきて最後の音を4小節もの間ロングトーンさせて次のフレーズに繋げていますが、この時代にこういった発想ができるというのは凄いと思いました。
オーボエがこういう入り方をすることによってこの曲の成功が決まったようなものですよね。
パーっと世界が晴れやかに、目の前に青空が広がります。
当たり前ですが、4、5小節でこんな音楽を私は書けません。笑
モーツァルトはこういうところが天才的ですよね。
交響曲は、天才的というより、しっかり練れた優秀な曲、という感じです。
ですから、ある意味、モーツァルトの作曲家としての素の姿は、交響曲、あとレクイエム等にあるのかもしれないと思っています。その他は作曲というより、内から溢れ出てきたものを書き留めた、或いは当時は巷で流行っていた歌謡曲のアレンジ、って感じですかね、想像ですけど・・
個人的にはモーツァルトの音楽に感心はするものの、深い感動を得た経験はほとんどないので、モーツァルトがお好きな人が羨ましいです・・
BGMにはいいかな・・
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