カール・ベームのブラームス"交響曲第2番" 1956 ベルリン・フィル
今日は、カール・ベームのブラームス”交響曲第2番”をお聴きいただきましょう。
お聴きいただくのは、1975年のウィーンフィルとの演奏ではなく、1956年のベルリン・フィルとの演奏です。
どちらかと言うとこちらのほうが名演とされています。
この盤は、「legendary DG sound of the 1950’s」のBOXからの1枚です。
今後、このBOXから少しずつ紹介していきたいと思います。
この前の、ザンデルリンクのベートーヴェンPコン3も、このBOXからのものでした。
この演奏は勿論レコードで発売されましたが、音楽之友社が「レコ芸名盤コレクション」シリーズでCD化し、その後、新たにリマスタリングされ、2004年にヒストリカル・シリーズとして輸入盤初CD化されたのが、今回お聴きいただくものですね。
ちなみに、吉田秀和氏が「世界の指揮者」のバルビローリの中で、バルビローリ・ウィーンフィル盤を酷評していますが、その代わり絶賛したのがこのベーム・ベルリンフィルのモノラル盤です。
お聴きください。
【ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73】
カール・ベーム指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1956年12月、ベルリン
リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85
リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor
PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz
AVI作成ソフト:AVIMAKER
FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder
音声はMP3
【曲目】
第1楽章 Allegro non troppo
第2楽章 Adagio non troppo (#14:58~)
第3楽章 Allegretto grazioso (#25:35~)
第4楽章 Allegro con spirito(#31:19~)
いかがでしたか?
これがこの頃のベルリンフィルの音なんですね。
ほんのり暗く、和音、響きが内々への凝縮し、芳醇なドイツの響きと言うよりは「しっとりとした乾きぐあい」が何とも言えませんね。
HMVでのこの演奏に対するユーザーレビューでは、このベルリンフィルの音をめちくちゃにしてしたのはカラヤンである、と指摘されていますが(笑)、確かにそうですね。 カラヤンはこういう音ではないです・・
演奏は、ベームらしい、迷いの無い、私的には真っ直ぐな演奏でした。
弦の表現に常に付きまとう硬さ、生真面目さのようなもの、これはベームの人柄からくるんでしょうね。
そこら辺が、私にはこの演奏への不満になっていますが・・
皆さんはどうのようにお聴きになりましたでしょうか。
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