まじめに頑張りました… 本田選手は5位 2017 GPS 中国大会 女子フリー

2017 GPS 中国大会 女子、本田選手は、5位という結果でしたね。

フリーの得点は、131.42。

私は、このフリー、まあ、本田選手、頑張ったと思いますけどね…笑
甘いですか?笑

まあ、本来の持っているはずだろう、という実力からしたら、もっといくはず、とは思いますが、彼女のパーソナルベストは、133.26ですからね、前大会で、ああいうミスする状態だったのを、気持ちを入れなおし、帰国せず、連戦の中、ショート、フリーともに、堅実なすべりが出来たっていうのは、ああ、彼女、選手として、まだ、大丈夫だな、って思いました。
 


 
演技は、ホント、まじめな演技でした。
もしかしたら、こういう、普通にまじめな彼女の演技、初めてかもしれません。笑
今までの彼女の演技は、常に真凜節で演技していて、何を演技しても常に、腕はふにゃふにゃ、ワンパターン。
演技に、落ち着きがなく、彼女の演技からは、音楽、プログラムを、感じられなかったんですが、このフリーの演技は、そういった浮ついたところがなかったので、彼女が神妙な顔しても、違和感なかったですね。

ただまあ、ジャンプは、ほとんどあまり、クリーンな着氷は出来ていませんでしたからか、加点少な目ですので、得点は伸び悩んだ、って感じはしますね。
でも、冒頭のルッツ、もう少し加点されても良いように思いますが、どうなんでしょう…
本来彼女は、加点少ないけど、回転不足になるようなジャンプではなかったと思うんですよね。
このフリーでは、みんな、着氷の瞬間に弧を描いてしまってますけど、世界ジュニアのときの演技見ると、もっと着氷、綺麗なんですよね…
少なくとも、こんなに氷を削るような着氷は、余りなかったように思います。

彼女だって、ジュニアの頃とは、体形は変わっているでしょうから、今までと同じような感覚で跳んでてもダメなんでしょうし、その辺は、練習なんでしょうね。

それと、こうやって、真凜節がない状態で彼女の演技を改めて観てみると、彼女の演技表現、動作で、何がダメなのか、何が不足しているのか、見えてきましたね。
単に表現力がない、というのではなく、彼女に足りないのは、腰の柔軟性、或いは腰から下の柔軟性、ですね。
分かりやすいところでは、ステップ。
彼女のステップ、腰高で、棒立ちですよね。
腰辺りが固まってる感じだから、身体の沈み込みがない。
だから演技が、軽く上っ面に感じる。

その他の、デヴィットウィルソンの付けた、感情を表す、ちょっとした腕の動きや、身体の動きにも、グッと腰が入っていない。
もっと、腰をやわらかく使って、身体を、沈みこませるようにすれば、彼女の演技、もっと良くなりますね。
今までは、それ以前、って感じでしたから、ね…
自分、を、消したとき、初めて見えてくる、振付の意味、音楽の魅力。

その辺、気づいて欲しいですけどね…
それだけで、彼女の演技、格段に良くなりますよ。

 
まあ、まずは、振付のとおり、演じることが先ですかね。笑

 
こんな感じなら、やっと、キムヨナの「トゥーランドット」と、比べられますね。

彼女には、これを見て、勉強して欲しいです。


 

スパイラル一つとっても、あんな、ぼーと、腕を出してるだけじゃダメですし、イナバウアーも、そう。

振付師が一緒ですから、このキムヨナの振付と同じ振りとかがありますから、表現するのに何が足らないのか、一目瞭然。

表現するためには、もっとやることがたくさんあるってことです。

 

 

選手としての、本田真凜。
 

もう少し、期待しましょうか。笑

 

 

 

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