ジャンプ構成はジュニア以下… 浅田選手、初戦は2位 2016フィンランディア杯 女子フリー

2016フィンランディア杯のフリーが終わり、最終結果が出ました。

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浅田選手は、フリー121.29、総合186.16で、ショート、フリー共に2位で、総合2位ということで、とりあえず表彰台は死守しました。

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この大会の彼女は、体調万全ではなく、そのために調整が例年になく遅れており、その影響で、ジャンプの調子が上がらず、ジャンプの難易度を下げての大会となりましたが、ご覧のように、そのとおり、ジャンプ構成は、まあ、ジュニア以下のレベル、難易度でした。

注目していた、フリーでの振り付けですが、本人が再三言っていた、ショートとフリー、合わせて一つ、という意味が、今回の演技では、私には解りませんでしたね。

振り付けそのものも、ショートと同じ感じで、特段フリーだから、オケ版だから、という違い、特殊性は、感じられませんでした。

ただ、彼女のパフォーマンスそのものは、動きもいいように思いましたし、少なくとも、演技当日は、例えば熱があったりとか、体調が良くない、といったことはなかったのかなと思います。

ですから、今回の演技でも、私はさほど、所謂調整不足、練習不足というのは感じないんですよね…
ただ、コンボに3回転が入らない、ということなのかなあ、と。

 

でもですね、他の選手と同じように言うとすれば、まあ、練習不足でジャンプのグレードを下げたのは良いんですが、であったら、その簡単なジャンプは、しっかり加点、1.0以上の加点をつけるくらいのものは跳んでほしいですよね…
それすらも、たいした評価が得られないんじゃ、ね…

だからそういうのも含めて、練習不足からしょうがない、というのであれば、相当、練習不足なのかなって、素人なりに思いますが、でも、ジャンプとか技術的要素以外の、演技の完成度は、決していつもより劣っているという風には思わないので、振り付けの方の練習はそれなりにこなしてきていると思うので、単に、今、3回転、特にコンボのセカンドに3回転を入れられない状態なのかもしれませんね。全くの想像ですが…

それか、振り付けが難しい、という風に言っていたので、そっちの練習に時間がとられ、ジャンプの練習の時間が取れなかった、しかも体調も崩してしまったりして…

ということかも、知れませんね…

って、こんなこと想像ばかりしていても意味ないですね。笑

 
で、今回の演技で気になったのは、スピンステップがグレード3だったことと、レイバックスピン、ビールマンの評価が彼女らしくなく、低い、ということ。

確かにビールマン、ちょっと軸が大きい、ブレ気味なのかな、って見えましたが、どうでしょう…

 

彼女、試合後インタビューで、課題が見つかった、って言ってましたが、

いやいや、課題というより、体調管理しっかりして、まともなジャンプ構成で試合に臨めるように、ちゃんとしなきゃ…

って、思いました…

 

だって、今大会での浅田選手の課題なんて、ジャンプがジュニアレベルの構成と出来でしたから、それをシニアレベルに上げるのが課題ですからね…

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私は、ポゴリラヤ選手が優勝かと思っていましたが、フリーでのジャンプミスは、ちょっと尋常じゃなかったですね…
今季初戦のジャパンオープンもジャンプ失敗ありつつも、それなりの得点、演技出来ていたので、この大会はまあ、彼女かな、って思っていましたけどね。

ちょっと、優勝意識したんでしょうかね…

 

で、結局、たいした演技でもない伏兵が、優勝という、何とも締りの悪い大会でした…

 

 

 

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12 Comments

  1. いおりん says:

    SPは、振り付けには特に悪いと特に思ってなくて、個人的には、3-3が入ってなくて、3Aが入ってなくてだと、65行けば良いかなぁってなんとなく思っていたので、此れをブラッシュアップしていってね~って思ってたんですが。フリーに関しては、もうちょっと、鐘なり、ラフなりのオケの音がばーん!の重厚な?厚みというか、厚さのある感じを想像していたので、(振り付けも含めて)少し淡白な感じかな?というか、ローリーの限界は、SPまでなのか(><)と、ちょっと残念でした。何があったかわかりませんが、調整不足?や失敗ジャンプも含め、あの構成で2位になったことは、本当にありがたいというか、これからどこまできちんと、構築していけるのかが彼女の見せ所だろうなぁと。
    戦略としては、体調、調整等含め、先生と、彼女が、今回得た結果を、どうしていくかかなぁと。
    ただ、オリンピックには、本気で行きたいのだろうなぁと、思っています。山あり谷ありだけど、頑張れ!!です。

  2. とおる says:

    こんばんは
    はじめてコメントさせていただきます。 各選手の感想いつも楽しみにしています。
    浅田選手の演技、技術的な事はド素人が言ってもあれなので置いといて、後半のサルコウからのステップシークエンスは圧巻で素敵だな、と思いました。ただ、ローリーの振り付けで演技を引き付けているのではなく浅田選手の身体の動き(音ハメや脚さばき)で圧巻という感じで、振り付け?振り付け???…とちょっとモヤモヤしています。
    蝶々夫人よりは好きですが振り付けが【良い】のではなく浅田選手らしさが人をテーマにした音楽が合わないから相対的にましに見えると言いますか…
    なんにせよ技術的な面でもきちっとしたの観たいと切に願います。

  3. miwa says:

    こんばんは

    佐藤コーチが「強引にやって、また痛めてしまっても仕方がない。慎重にならざるを得ないので苦労している」とコメントしているので疲労すると痛みがでる膝や腰が悪い状況なのかなと思いました

    浅田選手の場合連戦が続くとこーいう状態になる気配が休養前からあったのですがシーズン開始前になってしまうのは心配ですね

    プログラムで思ったのは振付部分の動きは素晴らしいのですが高難度ジャンプ入れないと競技プロとしてはしっくりこないなと両方とも強いプログラムだからかもしれませんが・・・
    タラソワさんでどうなってたか興味があります。

  4. mike says:

    こんにちは!

    終わって情報が色々出て見れば、
    トリプルアクセル回避、、、の記事は正しかったのですね。

    確かに落ち着いて考えれば、何か理由がなければ真央ちゃんがジャンプ飛んでこないなんてありえない。
    先にきちんと見極めて記事にされていて、さすがです。こちらが反省、、、
    きっと真央ちゃんは何も変わっていない!もっと信じるべきでした。

    それにしても、怪我は本当にイヤですね。
    残りのスケート人生、思うように、好きなように突っ走らせてあげたい!!
    怪我がなければ、、、、と思うのって、選手自身もファンもとても辛いです。
    わたしの膝と交換して〜〜‼︎(ファンみんなが思うことですね)

  5. gutsy says:

    いおりんさん、

    こんにちは。
    お返事遅くなってスミマセン…

    まとまり的には、ショートのほうがまだありますが、もう、ニコルの限界ですよ。

    浅田選手は、あの構成でも、表彰台は行くかなあと思っていましたが、トリプルアクセルがどうというより、ジャンプが不安な状態でしたから、まあ、上位選手が皆こけてくれてよかったと思います。

    そうですか、オリンピック本気なんですね…
    多分、樋口選手と本田選手の成長具合によるでしょうけど、仮に3人として、彼女たちの今の状態を見ると、浅田選手は大丈夫かな、って思ってますが…笑

  6. gutsy says:

    とおるさん、

    はじめまして、コメントありがとうございます。
    お返事遅くなりまして…

    最近記事を書くときいつも時間がない中で書いているので、言葉足らずや言いたいこと端折っていること多々ありまして、反省しているんですが、私も記事には書きませんでしたが、その後半のサルコウからのステップシークエンスの流れは良かったと思います。音楽がアッチェルするのに合わせ、振り付けもスピードを増していく感じは、良かったですよね。

    でも、おっしゃるように、浅田選手の動きが良いということであって、振り付けがイマイチ?なので、ストレスがたまりますよね…笑

    でもまあ、浅田選手の場合、どんな振り付けでも、PCS、いつもそれなりにつきますから、成績的には、振り付けはなんでもいいのかなと。笑 問題は結局3A含めたジャンプのみだと思いますけどね…

    で、そのジャンプが未だに不安定、というところが、彼女の現実なんですよね…

  7. gutsy says:

    miwaさん、

    お返事遅くなりました…

    膝、腰ですよね…
    スポーツしない素人の疑問ですが、結局彼女のそういう持病のようなものって、治療しても駄目なんでしょうかね… まあ、今まで何もしなかったって言うことはないんでしょうから、付き合っていくしかないんでしょうけど。

    おっしゃるように、連戦連戦で、というのではなく、シーズン始めから、練習で発症してしまうのはちょっと今後心配かもしれませんね。

    タラソワだったら…

    恐らく、この曲は選ばないし、ショート、フリーともも同じ、なんて安易で、戦略的にも不利なこと、しないと思いますね…笑

  8. gutsy says:

    mikeさん、

    こんにちは。

    まあ、あの記事が正しかったかどうかは、良くわかりません…
    なんせ、ブログは、ファンタジーですから…笑

    でも、シーズン始まる前から練習で発症、というのは、ちょっと嫌な感じですね。
    今回の演技でも、レイバックが今までよりも評価低かったって言うのも、そういう影響多々ありますね…

    下手すると、その影響で、引退が早まることもないわけではないでしょうし…

    そんな最悪なことにはならないように、浅田チームには、オリンピックまでは何とか、最善をつくして欲しいですね。

    体操されていたという、mikeさんの膝も選択肢の一つ、として…

  9. nao says:

    こんばんは。

    SP,FPと 観て
    ずっとなにか消化しきれず
    数日過ごしていたのですが、、

    彼女がこれまでのスケート人生で拘ってきた
    トリプルアクセルを捨てることになったり
    これまで築いてきた浅田真央としてのプライドや地位を捨てることになったとしても
    拘りたいほど好きなものがスケートだったんだなぁと。
    昨シーズンの世界選手権で、彼女はこれまでのすべてを投げ捨ててたんですかね。
    まさに、好きこそ無敵 って言葉が嵌りました。
    色んな不安や怖さを凌駕するほどスケートが好きなんだ、って気が付いたんでしょうね。
    身体の故障は、だましだましやるしかないかもしれないので
    心配ですが・・
    これまで競技を続ける身体と、
    モチベーションを維持し続ける状況を創り出してくださったスケートの神様を信じたいと思いますw
    ラストダンスは、平昌で 笑

    やっぱり競技での彼女を観るのは、
    大好きだなぁ って 改めて思わせてくれた試合でした!
    いつが最後になるかは、わかりませんが・・
    残り少ない試合をファンの皆さんと一緒に応援したいです♡

  10. gutsy says:

    naoさん、

    こんばんは。

    浅田選手は、振り付けへの追従能力、再現能力の高さと、その完成度は、若き日のあの全盛の頃とそれ程変わっていなくて、恐らくそれに関しては今でも、世界一です。ただ、ここ近年の作品としての彼女の演技全体が私の好みに合わない、何かイマイチ、って言うのは、とにもかくにも、近年の振り付けが、私にとってはイマイチだからですね。

    だから、引退だって、別に彼女がフィギュアスケーターとして劣化したから、というものでもないですし、まあ、彼女のモチベーションの問題だと思っていましたけど、こうして、3回転をはずさざるを得ない状況というのは、試合でジャンプの調子イマイチでミスった、というのとは、違いますよね…

    トリプルアクセルを跳ぶのが浅田選手のフィギュアスケートですけど、でも、これまでの彼女のスケート人生を、成績の面から評価してきた、現実に支えてきたのは、トリプルアクセルじゃないですから。それは今回の演技、成績にも現れていますよね。

    膝、腰の状態がどこまでの状態かわかりませんが、少なくとも、オリンピック候補として、しっかりした形でエントリーできるように、これからの残り少ない試合一戦一戦、大事にしていって欲しいですね。

  11. 玉子 says:

    gutsyさん、こんにちは!

    私は浅田選手の今回の演技をみて、自分の気持ちに整理がつきました。
    ああ、今年からカウントダウンが始まってしまったんだ…(今更ながら、ですが)

    ずっと2008年の全盛期真央の亡霊にとらわれてきたのですが、その憑き物が落ちて
    「たられば」ではなく、「今現在の」浅田選手を静かに観ていこう、と。

    どこかで、浅田選手が今回の出場は「現状を確かめるため」「現段階での自分の位置を知るため」
    と言われているのを目にしたのですが、なるほど、と思いました。

    BV48点というのは、(ものすごく…本当に心から、)寂しく思ったのですが、
    それほど膝と腰の状態が良くなかったのか…。

    SPとFSを観て、今季のRitual danceは、ローリーさんの振り付けの中では今までの中で一番いいかも、とも思えてきました。
    もやっとする振り付けの部分もありますが、SPもFSも躍動する後半の手/腕、身体の動きが美しくて、もしかすると佐藤コーチより、ローリーさんがコーチする方が「踊り」という点では磨きがかけられるのかも、と感じました。(フィンランディアの前はずっとカナダにいたそうなので)

    スケアメに向けて、ローリーさんのところで、膝に負担の少ない振り付けに調整するとのことですが、どういう風に変えていくのか、楽しみに待つことにします。
    BVとGOE、どちらも躍進中のジュニアたちにはもう太刀打ちできないかもしれませんが、ジャンプの難易度を下げて、ノーミスで、高いPCSで勝負する、そういう戦術で身体をもたせながら世選を狙って、来季のオリンピックシーズンまで頑張って欲しいです。

  12. gutsy says:

    玉子さん

    こんにちは。
    お返事遅くなって、スミマセン…

    何か寂しい感じがしますね…

    傷み止めを打ちながら、って言う状況までではないとは思いますが、無理をするとそんな状況になる危険はあるのかもしれませんが、その辺は想像しても切がないので、実際の演技を見守っていくしかないですね。

    個人的には、3+3は入れていけるところまで行ってはほしいなあ、とは思いますが、もともとが、ここ数年、3+3もそれ程普通に跳べる、と言うわけではなかったので、練習も抑えていかざる得ない今の状況だと、それも無理で、コンボはやっぱり3+2までなんでしょうかね…

    でもまあ、どんな状況であれ、試合に出るからには、勝負する、という体勢で臨んでは欲しいなあ、とは思いますが、膝がね、どこまで悪いのか判りませんからね、何ともいえないですが…

    振り付けも、私的には、何か良い方向に、変わるといいんですけどね…

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