クリスマスに寄せて…

今年のクリスマスを迎えるにあたり、一昨年、そして去年の記事を読み返しました。

と言っても、昨年の記事は、基本が一昨年と同じものでしたけど…

今年はどうしようかと考えましたが、まあ、世の中と、私自身、昨年となんら変わっていませんし…、つまり、今こうして生きている印象として、今の世の中、あまり良くない、ということ。
多分、良いこともたくさんあるんでしょうが、悪いことが目立つし、その悪さの度合いが格段に増している。

歯止めが効いていない、というか、ない。

善を良しとできない人間、悪を悪と全面否定できない世の中の、精神異常さ。

世代のことを言うのはなんなんですが、今の世の中動かしている、50~60代。

この世代、何となく、「善を良しとできない人間、悪を悪と全面否定できない世の中」の元凶のような気がしてます。

否定できない、弱さ。

何でも受け入れてしまう、薄弱な心。

 

その子供が、今の「若者」を形成していますしね…

礼儀の知らぬのが、如何に多いか…

 

ま、そんな単純に、世代で、きっちり性格が分かれるはずもなく、所詮は人、一人ひとりの問題で、勿論、私の戯言ですが、でも、そう感じるのも事実。

 

って、脱線しましたが…

昨年一昨年と同じ気持ち、クリスマスの今日この日に、残しておこうと思います。

 

 

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クリスマスです。

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クリスマスは、正にこのシーンの、キリストが誕生したことを喜び、祈る日です。

そのために全て、今日という日があります。

日本では、お祭り的ですが、クリスチャンの国ではとても静粛で、祈りの時。

クリスマスと言うと、私が以前、当時付き合っていた方の影響(お付き合い??)で、教会に通っていた時のことを思い出します。その女性と別れてもその後2年くらいは自分の意思で礼拝に通っていたものです。
結局洗礼は受けず今に至っていますが、大きく私の人生の立ち居地を変えてくれた、貴重な時を過ごしました。

幼稚園もカトリック系の幼稚園でしたし、そういう意味では少なからず、何かお導きがあったのかもしれませんね。

そう言えば、その幼稚園でいつもこの時期キリスト誕生の劇をやるのですが、キリストの誕生を確認する役目の3人の博士のうちの一人をやったことがあります。セリフは確か・・
「あの星の向こうに・・」だったか、「あの星に向かって・・」だったか・・

 

世の中、世界的にも身近にも、あまりにも酷いことが起きていて、私はキリストの誕生を喜ぶと言うよりは、むしろキリストの十字架について考えてしまいます。

キリストが私たち人間の罪を背負って十字架に架けられた、と言うニュアンスで伝えられていますが、私はそうではなく、私たち人間が、キリストを十字架に架けてしまったと言う表現の方がしっくりきます。

聖書の中で語られていることは、キリストの語る言葉や助け、権力に対する戦いによって救われたはずの人間たちが、その曇った目で、最後にはキリストを悪者にし自らを守ることを選択したと言う事実です。

第一の弟子だったペテロでさえ、師匠を裏切る体たらくです。ましてや、一般の民衆は・・

キリストが私たちの変わりに罰を受けたのではなく、私たちがキリストを裁いてしまったんです。

これが人間の持っている逃れられない罪で、そういう意味で、キリストは人間がひとがどのものになるために犠牲になったのでしょう。ですから、人間の罪(キリストを十字架に架け殺した)という罪は、一生消えないのだと思います。

そんな人間が営みつ続けているこの世は、今どうでしょう・・

キリストの死を無にしている、私を含め、そう思います。
そう思うと暗くなってしまいます。喜びどころではありません。

でも、クリスチャンの国はキリストの誕生を毎年、新たな喜びを持って迎えています。何故なんだろうと考えました。多分彼らは、”こんな私たちだけれでも、よみがえったキリストがいつも私たちのそばにいてくれている。だからいつか平和な日が来るはずだ。”と、そんな気持ちなのかもしれません。

 
祈ればことが済むとは思いませんが、それでも祈らざるをえないのも事実。

 
そこに、宗教とは関係なく、信仰があるのでしょう。

 

 

 

今日聴くCDは、とてもしっとりとした選曲で、ヨーロッパではこの時期こんな曲が演奏会で聞けるのかもしれません。

 

 

メリー・クリスマス…

 

 

【KARAJAN PRESENTS “CHRISTMAS” 清しこの夜】
レオンティン・プライス(ソプラノ)
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
1961年、ウィーン、ソフィエンザール

【収録曲】
1. きよしこの夜(グルーバー)
2. あめにはさかえ(メンデルスゾーン)
3. われら三人の王(ホプキンズ)
4. あら野の果てに(民謡)
5. もみの木(民謡)
6. ともに喜びすごせ(民謡)
7. あめなる神には(ウィリス)
8. 高き天より(J.S.バッハ)
9. おさなごイエス(民謡)
10. アヴェ・マリア(シューベルト)
11. オ・ホーリー・ナイト(アダン)
12. アヴェ・マリア(J.S.バッハ-、グノー)
13. アレルヤ(モーツァルト)

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