Archive for February 19th, 2017

粘りなく、良いとこなしの樋口選手でした… 2017四大陸選手権 女子フリー

2017 四大陸大会、樋口選手は、結局調子が上がらず、本人も言っているように、「あり得ない出来」、「今までにないぐらい駄目」でした…   記事によると、 “昨年末から違和感があった右膝が1月になって悪化。調整不足が響いた。” とのことで、その練習不足で調子が上がらず、その不安を解消できないまま、演技に臨んでしまった、ようですね。これも彼女の弁です。 まあ、競技生活していく中ではそういう時もあるでしょうから、仕方ないんですが、ただ、フィギュアスケートではよく、そういう話を聞きますが、それ程精神的なものが、演技、特にジャンプに影響するんだなぁ~、といつも思うんですが、でもこういった事は、フィギュアスケート、とりわけ、ジャンプがそれ程繊細な技だ、という事の他に、やっぱり、フィギュアスケートの場合、選手が若いので、特にそういう事が起きるのではないか、とも思ったりもします。 しかしです、今大会で、彼女の一番悪かった事は、そういう調子が悪く、ジャンプも跳べない、そういう状況であっても、正にそういう状況であるからこそ、これまで磨いてきた表現する、ことに関しても、全く見るべきところがなかったってことです。あれだけ拘ってきた部分なんですから、もっと出来たはずですし、そういう姿勢が欲しかったですね… 駄目でも、少しでも良い演技をしたい、見ている人に少しでも良い演技を見せたい、そういう気持ちが少しでもあれば、調子が悪いなかでも、見るべきと頃はたくさんあったはずなんですけどね、彼女は、今日は駄目、となると、どうも演技全体に、駄目オーラ漂ってしまって、そういうの、見ているほうにも、伝わってきますからね、よろしくないです… 表現も、やっつけ仕事、みたいな…笑 だから、PCSも、こんな悲惨な状態なんですね… でも、そんな中でも、唯一、良かった、と思うのは、3Lz+3Tを2本、マイナス評価されず、しっかり跳んでいることですね。 ですから、ジャンプそのものに何か技術的な問題があった、というわけではないんでしょうね。 そういう意味では、試合の演技ではジャンプのミス多かったですが、ジャンプそのものの調子は安定しているのかな、と思います。   でも、こういう感じだと、世界選手権への信頼は、グンと、下がりましたね…笑 まあでも、三原選手が得点できる事が証明されましたから、エースが戻ってくれば、何とか、オリンピック3枠、いけますかね…   で、この樋口選手のPCS、こういう演技なので仕方ないですが、Skating Skillsまで、低くしているのは、どういう事ですかね? この辺は私では判断できませんが、Skating Skillsは、ステップの時が判断しやすいとも聞いた事ありますが、彼女のステップ、レベル4で、加点1.10貰っているんですけどね、どうなっているんでしょう。 演技全体においても、それ程スピードがなかったわけでもないと思うんですけどね… まあ、ステップが良いから、即、スケートのスキルが高い、というわけではないにしろ、5点や6点ってなんですかね??7点台ばかりで、8点なしって、どうかと思いますが、所詮、私、見るだけ素人ですから、まあ、あれですけど…   とにかく、樋口選手には、調子が良かったり悪かったりを頻繁に繰り返すような選手には、なって欲しくないな、って思います。   コーチ替えた方が良いですね… それか、彼女のメンタルを把握できるようなスタッフが必要かな…        

Sunday, February 19th, 2017 

四大陸選手権、初出場初優勝の舞依、と、真央…

2017 四大陸フィギュアスケート選手権、女子、終わりました。   結果は、日本の三原選手が、ショート4位からの逆転優勝、しかも、本人目標にしていた200点超えと言う事で、自己ベストも更新のノーミス演技で、見事金メダルでした。 とりあえず、おめでとう!、よかったです。   まあ、彼女の演技に関しては前にも言っていましたが、私は、面白いと感じた事はありませんで、今大会での演技も、これまでと同じ演技で、その印象も変わりませんでした。 ただまあ、この大会、選手が皆ミスをする中で、ノーミス演技が出来た事、自己ベスト更新できたことは、今の彼女の持つ力の表れだと思いますし、それがある意味、今の彼女の、結果として、強さ、強み、武器、になっていると思います。 そう、今大会では、ショートから、ホント、みんなミスしてました… ダブルアクセルって、こんなに難しかったっけ??って、思うほど、みんな、ダブルアクセル失敗していましたね…笑 正直、三原選手の200点、と聞いて、ああ、こういう演技でも、着実にノーミスを積み重ねていけば、200いくんだ…って思いました… 宮原選手が証明してましたけど(ノーミスという意味で)、でも、三原選手の場合は、PCS低いですからね… まあ、でもね、優勝は優勝ですから良いんですけど、PCSのこの点って、ジュニアレベルですからね、で、実際もそういう演技でしたし、そういう選手が優勝しているようじゃ、ちょっと今大会の他の主要出場選手は反省すべきでしょうね… (追記) PCSの得点はそれ程低くなく、逆にちょっとこの演技としてはちょっと付けすぎだ、という思いです。 特に2位のデールマン選手は、ジャンプを、フリーであれだけ失敗しても、結果、196.91ですからね、三原選手とは、3.94の差。 これ、デールマン選手がフリーで1回転に抜けたループを加点なしで跳んでいれば、5.61。1ループの得点0.54ですから、それだけで、三原選手の優勝はなかった、ってことです。 で、じゃあ、そんなこと言うのであれば三原選手だって、っていう風に、今までのやってきた、たらればの皮算用とは違っていて、三原選手、今大会ショート、フリー含め、ノーミス、マイナス評価はないんですね。 で、実はこれが彼女の最大の問題で、ホント、全くのノーミスで、完全に今の彼女の実力を出したとしても、やっと、200点そこそこ。あの、上手な安定した、基礎点も高い構成のジャンプを持っていても、です。 一方デールマン選手は、特段最高の演技でなかったとしても、ジャンプ一本普通に跳んでいれば、優勝だった位置に付けている。 勿論これは、PCSの低さから来るものではあるでしょうが、良い!という割には、GOEオール2点付くようなジャンプではない。 この演技が今の彼女の最高であって、でも、残念ですけど、200点そこそこでは、少なくとも、ロシア勢との世界の舞台では、メダルは難しいです。 とはいうものの、その辺は三原選手も分かっているようですし、なんであっても、積みあがるんだ、ってことが確認できたってことは、世界と戦う入り口に立てた、ってことですから、自信にはなったと思います。   で、世間、というより、マスコミから、初出場初優勝だ!浅田選手以来の快挙だ!!との声も聞こえてきますが、その、浅田選手の四大陸の初出場は、2008年、浅田選手17歳の時で、三原選手も今、17歳… また、2008…笑 2008 四大陸選手権、フリー。   演技の完成度がまるで違いますね… まあ、比べると確かに、三原選手のほうが終始スピードに乗った演技でしたが、肝心の演技内容は、三原選手の演技は、ジャンプの上手い、ジュニア選手、って感じです。 技術点は、今の構成と若干違うようで、単純に比較できませんが、見ると、今は、どうもCoSpがないんでしょうかね。で、コレオが新設されていますが、それは2008年のSpSqです。 とすると、浅田選手の技術点は、今風に言うと、71.91-3.07(CoSp)=68.84 ですかね。一方、三原選手の技術点は、72.30。 で、ちなみに、三原選手のジャンプ得点は、53.88、浅田選手は、ミスもあったりで、42.77、で、その差なんと、11.11。 でも、実際の技術点の差は、3.46しかないので、つまり、浅田選手は、ジャンプ以外でも、評価されている、という事ですね。 三原選手のスピン、ステップ 72.30-53.88 =18.42 浅田選手のスピン、ステップ 68.84-42.77 =26.07 こういった、ジャンプ以外の、フィギュアスケート競技を構成する技のレベルが高いというのは、恐らく、その演技見たときの、完成度の高さに違いが出るんだと思います。 ジャンプを含めた得点からは見えない、フィギュアスケーターとしてのレベルの違い… この頃の浅田選手の演技を見るに付け、その違いを、今更ながら、思い知らされるわけです…     が、     それにしても、浅田選手のこの演技で、三原選手よりも低いPCS、って、       どういうことでしょうか…        

Sunday, February 19th, 2017