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フィギュアスケートに得点ランキングを

私は常々、フィギュアスケートにおける得点で、「世界最高得点」と言うフレーズに違和感がありました。 多分多くの人たちがそう思っているでしょう。 これ多分マスコミがいっているだけで、何の意味もないのでしょうが、今季最高得点などと言うフレーズ、今季のグランプリシリーズでも聞かれました。 フィギュアスケートの採点にはガイドラインがあり各ジャッジはそれに従って審査を行うのですが、如何せん、人間のすること。しかも、大会毎に毎回違う人間がジャッジしているとなれば、その都度出てきた採点には一貫性はあるはずもなく、大会を超えて点数を比べることなど本来できないのですが、しかし、その大会で出た得点そのものは、その大会での選手の出来を表したものであることは間違いないところでしょう。 現在、ISUが行っているランキングは順位をポイント化して算出していると思いますが、私は、順位ではなく、獲得点数でランキングをしたほうが良いように思います。 それは、最高得点のランキングではなく、獲得点数のランキング。 と言うのは、先日終わったグランプリシリーズはご存知のとおり、複数の大会に分かれていますので、その大会毎に出場選手の顔ぶれが違いますから、大会毎にレベルの違いが出てきます。 そのため、ある大会では、ファイナル並みのメンバーで争われ、総合200点声の高いレベルで順位が決まるところもあれば、比較的日ごろメダル争いに絡まない選手が集まった大会では、1位が200点に届かないこともあります。 例えば今季のグランプリシリーズ。 モスクワ大会で1だった本郷選手の総合得点は178.0。 一方、NHK杯の1位のゴールド選手の獲得点数は191.16。 本郷選手は、NHK杯ではメダルもとれない。 <モスクワ大会> <NHK杯> 勿論そのことは選手本人が一番感じているでしょうけど。   フィギュアスケートは採点競技です。 演技の出来が全て数字で評価されます。(色々問題はあるでしょうが…) そこのところを尊重していかないと、スポーツとしてのフィギュアスケートは面白くないですからね。 選手自身も、特に日本の選手には、特に女子ですが、もっと獲得点数に拘ってほしいです。 少なくとも、「自分の納得した演技ができれば良い」なんて勘違いな考えはやめてほしいです。 そういう選手は伸びないです。 だって目標は自分だから。笑   かつていたそういう類の選手とは違う、新しい選手の活躍を期待したいです。      

Sunday, December 14th, 2014