前回の記事の頃からお店をやるようになりまして、色々調整はしていたものの、機器の変更はほとんどありませんでしたから、いわゆるオーディオは止まっていたも同然で、そのお店をたたんでから、ブルースーナーとRG214を中心に、ここ数ヶ月前までやってきたんですが、その間システムの方は、再生系がオーディオCDプレーヤーからPC用ドライブに変更になったり、DACがPrism Sound DA-1になったり、パワーアンプがHegelになったり、スピーカーもKlipschになったということで全く新しくなったわけですが、それでも私の音を作っていたといってもいい、アッテネータ類はなければだめでした。 が、それを取っ払うことになったこと、そうさせたケーブルについては以前書きました。それが右のケーブルですね。通称グリーン・スーナー。 これまでのオーディオ装置の音は、波形の乱れを聞いていたと気づかされるケーブル。 で、結構買いあさったんですが、同時にディスクSHOWAお勧めのものも試そうということで、RG316とSUCOFLEX104を聞いてみました。左かRG316で、真ん中、右がSUCOFLEX104。 SUCOFLEX104は、線材事態は昔お店から買っていたので知っていましたので期待はしていませんで、RG316もグリーンの音を聞いたからにはたいしたことないだろうと思っていました。 が、このRE316には驚きまして、オーディオケーブルじゃないのに、音楽が生き生きとなって、音楽に対する食いつきが凄いというか、何かアンプを変えたかのような音。 これには参りました… 実はこのHUBER+SUHNER社製のRG316は、マークレビンソンのプリにも使われていたようなんですね。そういわれれば、確かに… という感じです。ディスクSHOWAで一番売れているというのが解ります。これはオーディオマニアの好きな音です。 ただ、それでも波形の整ったグリーンの音には敵いませんでしたし、私の音の方向としては、面白く演出するより、CDの情報をそのまま聴く、という方向と決まっていたので、メインにはしませんでしたが、でも、RG316のあのサックスのタンギングの生々しさを手放すことができませんで、RG316とSUCOFLEX104のセットで購入しました… もうこの時点で、アッテネータ類はいらなくなりましたね… ないほうが良い。 入れると明らかに音が濁るのが解ります。 大きなお世話ですが、時々ドイツ系の有名ヴィンテージ・フェーダーを使っていらっしゃる方いますが、あれは音の濁りを聴いていると思います。ただそのシステムにはちょうど良い気持ちのいい濁りなんだと思います。 で、ここに来てようやく、今までPC用ドライブを使ってCDオンリーで追求してきたことが間違ってなかったと、自分なりに密かに確信が持てるようになりましたね。 なので、ここでひと段落、そう思っていました。 ホント、そのつもりでした。 なのに… こんなケーブルが…