Archive for August 22nd, 2012

日本吹奏楽の文明開化!! 難曲の原点&名技 パリ・ギャルドの “シュミット《ディオニソスの祭り》”

皆さんは吹奏楽をご存知でしょうか?最近は、テレビ、特にバラエティーでも採り上げられますからご存知の方も多いのではないでしょうか。今日は吹奏楽といっても日本の、ではなくフランスの名門、パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団。 知っている人は知っているでしょうが、今日聴く演奏は、吹奏楽をやっている方は、心して聴くべき演奏です。パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団が始めて日本に来たのが、1961年、昭和36年!!。いいですか。昭和36年と言うと、日本の吹奏楽と言ったら一般的には運動会の行進やスポーツの応援に出てくる程度の認識しかありませんでしたからね。そこに本当の楽団としてギャルドが来たわけです。 フランス革命以来、ギャルドはフランス式吹奏楽を継承してきました。それは、編成のことですが、現代では見ることの出来ない、Bbコルネット(これは現在でも使用しますね)、Ebビューグル、Bbビューグル、Ebアルト・サクソルン、Bbバリトン・サクソルンという金管群が加わっていて、よりサウンドが分厚く、音色にあの独特なフランス訛りのような隠し味を加えていたわけですが、しかし現在これらは全て廃止され、もう伝統的フランス式吹奏楽のサウンドを聴くことが出来ません。 今日聴く演奏は正にその初来日時に録音されたもので、しかも、ディオニソスをやることは予定になく、録音当日になって指揮者からの申し出により、一発で録られたものです。もちろん、フランス式編成です。 その後の日本吹奏楽は、この演奏を目標に発展を遂げたと言っても間違いはないでしょう。ですから、まだ聞いたことのない若い吹奏楽マンは、心して聴くべきというのは、そういうことです。   【F.シュミット “ディオニソスの祭り~栄光のパリ・ギャルド “】 ? Ripped in 24bit-192KHz   【Personal】 パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団 【Take】 F.シュミット/ディオニソスの祭り ■Recorded at Suginami Kokaido, Tokyo, Japan on Nov. 1961      

Wednesday, August 22nd, 2012 

“THE DECCA SOUND”音は薄いが何とかここまで 、メンデルスゾーン 交響曲第3番《スコットランド》

なんやかんやと音質に文句を言っても、演奏に罪はないわけで、これも標題に溺れることのない、地に足をつけたまっとうで正直な演奏。私はどうもこういう演奏、好きなんだなあ… リッピングは、再掲のサキコロと同じ条件。といっても分からないでしょうが、タスクマネージャーの優先度を変えるだけでこんなに表情が変わるんだから、参ります。…..といっても分からないか。笑 最近の演奏も虚飾を配してクールにという感じだけど、そういうのとは違うんだなあ。 【メンデルスゾーン “交響曲第3番イ短調作品56《スコットランド》” 】 【Personal】 ペーター・マーク指揮、ロンドン交響楽団 【Take】 1.第1楽章 Andante con moto – Allegro un poco agitato, 2.第2楽章 Vivace non troppo, 3.第3楽章 Adagio, 4.第4楽章 Allegro vivacissimo – Allegro maestoso assai ■録音:April 1960、Kingsway Hall, London, United Kingdom どうでしょう、しばらくは、こんな感じでいこうかな…… ★PC音源はメインシステムで聴きましょう。

Wednesday, August 22nd, 2012