嫌な予感が現実に… 浅田選手
一番やってはいけないことをやってしまいましたね…
ダウングレード。
３Aが２Aと判定。
３Aにチャレンジするのはいいと思います。でも、やるからには転んでも何しても、３回転半回らなければいけないのに、その75％(180°の）も回れなかった。しかも、団体戦とは言え、オリンピックの本番で。
誰でもわかりますが、２Aと判定されるくらいなら、初めから２Aにして加点もらったほうが良い、と言うことになります。しかも後半に持ってきてね。そういわれても仕方がない。
下の表にあるように、基礎点が3.30。本来３Aなら8.5、75％の回転不足で6.0。同じ転ぶにしても、３回転半回って転ぶのか、２回転半で転ぶのかではまったく世界が違うんですよ。
（最初、ダウングレードについて間違ったこと書いてしまいましたので、削除しました。失礼しました。）
もし、2Aとして後半飛んでいれば、基礎点3.3×1.1で3.63。それにGOE1.0加えて、4.63。アクセルではプラス2.83。全体としては転倒がなくなるので3.83くらいは点は良くなります。67.9。
でもこの点ではメダルは無理ですから、コンビネーションを3-3にしなければなりません。例えば、一番簡単な3T+3Tなら基礎点8.20。後半に持ってきて、9.02。で、今回のコストナー並みに飛んだとすれば、GOE1.60プラスで 10.62。浅田選手が飛んだ3Lo+2Loの合計点7.99ですから2.63をより積み上げられます。合計で70.53。これでも今回トップにはなれませんから、コンビネーションを3Lz+3T にするとか…
まあ、こういうことは散々言われてきてることで、わかってて３Aを選択しているわけでしょうから、だから、この期に及んでダウングレードなど、絶対やってはいけないことなんですね。
一番厄介なのが、もう技術的な問題ではないと言うこと。
気持ちの問題。
こればかりはどうしようもありませんからね。
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