聴けばわかるヘタクソ・ベルリンフィルとダメダメ・ラトル、カラヤンのR.シュトラウス名演集

もちろん、ヘタクソ・ベルリンフィルというのは、今のベルリンフィルですが、今のベルリンフィルがダメならということで、お聴きいただこうというのがカラヤンの演奏ばかりで恐縮ですが、やはりカラヤン&ベルリンフィルと言ったらはずせないのが、リヒャルト・シュトラウスではないでしょうか。
隅々まで統制が取れているにも関わらず、音楽的ダイナミックスの大きく、複雑なスコアーを完璧に演奏しつつ、この分厚いサウンドは、なかなか両立するものではありません。
まあ、交響詩としてのストーリー性のある音楽かどうかは微妙かもしれませんが・・。
【カラヤンのR.シュトラウス名演集】
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1972年、ベルリン、イエスキリスト教会
リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85
リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor
PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz
AVI作成ソフト:AVIMAKER
FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder
音声はMP3
【リヒャルト・シュトラウス/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28】

【R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」作品20】

【R.シュトラウス/”楽劇《サロメ》作品54 より7つのヴェールの踊り】

で、「聴けばわかるヘタクソ・ベルリンフィルとダメダメ・ラトル」ということで、、おまけですが、YouTubeに1984年来日時のカラヤン・ベルリンフィルの演奏と最近のバレンボイム・ベルリンフィル、そしてラトルと多分?ベルリンフィル(笑)のドン・ファン演奏がありましたので、ご紹介します。
<バレンボイム・ベルリンフィル>

<ラトルと多分?ベルリンフィル>

<カラヤン・ベルリンフィル-1984年、大阪>

どうですか?
みんな良い演奏でいいんじゃない、って言う方は、それはそれで快適な音楽ライフが待っているでしょうから、ある意味幸せです。
聴いてみて何より感じたのは、演奏の完成度の違いです。もちろん、カラヤンの演奏が格段に上ですよね。
バレンボイムの場合、他国での演奏とホームでの日常的な演奏の違いがあるから仕方ないとは言え、ちょっとこれは問題ですね・・ 演奏的にはバレンボイムらしく、楽しめそうなものではありますけど。
この3つの中で、一番つまらないのがやっぱりラトルでしたね。笑 最初この動画、ベルリンフィルじゃないと思ってご紹介するつもり無かったのですが、よく見たらベルリンフィルで・・笑  参りました・・
最初、冒頭から1:20くらいのところまで聴けばこの演奏がいい演奏かどうかは分かります。やはりこの人、音楽的才能が無いです。音楽家だから音楽的かというわけではないのは、政治家だから皆政治的でないのと同じです。バレンボイムとベルリンフィルの指揮者を争った時、多分ラトルは、ベルリンフィルの指揮者というポスト、職業を楽団、オケメンバーと良好な関係を持ってまっとうできる才能が認められて、今の地位にあるのでしょう。私は、小沢征爾もそうだと思っています。あの方は社交的ですしね。
ただ怖いのは、この世の中に、もうそういう風に指揮者に対し、音楽的に批評、批判する空気が無いことです。これは恐ろしいことです。
あと、個人的には、オーケストラのメンバーの意見が強くなればなるほど、ろくな音楽は出来ないと言うことです。
ましてや、芸術なんて・・
民主的な環境の中で、芸術なんて存在しませんからね。
ドンファンの最後の3音。
その最後の1音の重さ。
そういうことです。

 
★PC音源はメインシステムで聴きましょう。

 

 

 

 

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