バーンスタイン "シューマン 交響曲第1番 「春」 "

世間は正月気分も抜けまして、仕事初め。
こちらも、始動、と行きましょう。
旧暦では、正月(1月)は新しい年の始まり、新春です。詳しくは無いのですが、新暦を採用している日本も1月を正月としていますので、そういう意味では今、春です。
で、その春、新春にふさわしい曲を聴きます。
ロベルト・シューマンの交響曲第1番 「春」 。
題名もさることながら、曲自体もとても前向きな若々しいエネルギーに満ちたものです。
作曲は1841年1月から2月にかけて作曲されまして、その年の3月31日に、なんとメンデルスゾーンの指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によって初演されています。
フルトヴェングラーの交響曲第4番の記事でも書きましたが、シューマンがクララと結婚したのは1840年ですから、二人がまだ新婚ほやほやで、ルンルン気分で新婚生活を送っていた頃、この曲が作曲されたわけです。
ロベルト30歳、春爛漫、青春の喜びを謳歌する一曲。
【交響曲第1番変ロ長調 op.38『春』】
レナード・バーンスタイン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1984年10月、ウィーン、ムジークフェライン、ライブ
リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85
リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor
PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz
AVI作成ソフト:AVIMAKER
FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder
音声はMP3
【収録曲】
1.第1楽章Andante un poco maestoso – Allegro molto vivace
2.第2楽章 Larghetto
3.第3楽章 Scherzo (Molto vivace)
4.第4楽章 Allegro animato e grazioso

バーンスタインは終始音楽を引っ張り、この若々しいエネルギーに満ちた曲を彼なりの共感を持って演奏しています。
このライブ盤は、購入当初から、わたしのオーディオシステムでは上手くなりませんでした。この頃のライブ録音特有なのかどうか分かりませんが、ざらつきのある音色とバーンスタインの必要以上に感情移入した演奏が相まって、詰まった、抜け切らない音、ですから演奏も硬直したようで、どうも馴染めなかったんですね。
でも今こうして聴いてみると、とても丁寧にしなやかにウィーンフィルの響きを捉えているのが分かります。ですから演奏も当初感じていた硬直さなどなく、柔軟で、誠実なものであったことが確認できるんですが、ただ欲を言えばもう少し音楽に陰影を感じられたら指折りの名演奏になったかもしれません。常に日当たりにいる感じで・・ そこら辺が残念ですが、それもまた、バーンスタインらしさなのかもしれません。
録音も先程お話したうようにとても丁寧になされてはいるんですが、ライブ録音のわりに会場のノイズがほとんど感じられませんし、曲終了の拍手もカットされているところを見ると、結構ノイズ除去等手を加えているようですね。個人的にはライブを商品にする段階で、ある程度ドキュメンタリーとして製作していった方が結果としてよい音が作れると思うんですがね。拍手カットは、個人的には嫌いです。絶対最後の響きをカットして、何かしら弄ってるはずですからね。
それにしても、再生装置によってこれだけ演奏の印象が変わってしまうんですから、困ったものですね・・
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