武満徹 "ノヴェンバー・ステップス" 小沢&トロント響 1967年

今年もあと2日。
今年の締めに何を聴くか。
クリスマスの時期は、洋物クラシックでよいですが、25日を過ぎた辺りから年末は、日本ではやはり邦物クラシックが似合います。 ・・・ 第九は別としてね。
で、わが国の作曲家と言えば、武満徹。

氏の音楽が年末のこのくそ忙しい時にふさわしいかどうかは考えないことにして(笑)、氏の代表曲の一つ、「ノヴェンバー・ステップス」を聴きます。
私は、氏の音楽は、次第にワンパターンに感じられてしまって、結局あまり聴いていませんが、例えばノヴェンバー・ステップスやグリーン、地平線のドーリア辺りの比較的初期の作品は好きなほうです。
ノヴェンバー・ステップスは、ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団の 創立125周年記念演奏会のために委嘱されたもので、尺八と琵琶とオーケストラによる一種の二重協奏曲の形をしています。
初演は1967年11月9日。今日聴く録音は、1967年12月8日ですから、初演の興奮冷めやらぬ中での、オケ以外ではオリジナルメンバーでの演奏で、そのためか、後のフィリップスの録音よりは、こちらの方が人気があるようです。
【武満徹/ノヴェンバー・ステップス】
尺八:横山勝也
琵琶:鶴田錦史
小澤征爾指揮
トロント交響楽団
1967年、トロント、マッシーホール
 
リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85
リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor
PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz
AVI作成ソフト:AVIMAKER
FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder
音声はMP3

久しぶりの”タケミツトーン”いいですね~。
万華鏡のように響きが変化していくこの色彩感は、他のどの作曲家にもまねの出来ないものです。
ラヴェルは私的にはハーモニーに温度を感じることがあるんですが、武満は色です。
オケのトゥッティなんか、たくさんの色彩で出来ていますが、それが水彩画のように混ざり合っていないで、一つ一つがちゃんと生きていて、でも全体としての響きが独特な色彩を放っている。
いや~、さすがですね・・
でも、音楽的には、ワンパターンに陥っていくわけで、なかなか上手くいかないものです・・
年内、もう一人、日本人作曲家を聴きます。
パリ留学経験のある1929年生まれの人です。
さて、誰でしょう・・
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