カール・ベーム没後30周年 1977年日本公演

今日は、カール・ベームの来日公演のCDをお聴きいただきましょう。
カール・ベームは1981年の8月に亡くなっておりますので、実は今年ちょうど没後30年なんですね。
今日お聴きいただく演奏は、ベームがなくなる4年前に来日した時の演奏なんですが、
私はこの運命の演奏をYouTubeで見まして、いたく感動しまして(笑)、即CDを購入したと言うわけです。
何に感動したかと言いますと、やはりそのドイツ的な響きと演奏ですね。
ああ、そう言えばこうだったよな・・、と久しく忘れていたものを聴いた感じがしまして、過去を取り戻すかのように急いでCDを注文したのを覚えています。
リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85
リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor
PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz
AVI作成ソフト:AVIMAKER
FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder
音声はMP3です。
【カール・ベーム没後30周年 1977年日本公演】
カール・ベーム指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
1977年3月2日 NHKホール
1.ベートーヴェン/交響曲第6番ハ長調 作品68「田園」

2.ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」
3.アンコール~レオノーレ序曲第3番 作品72b(#35:22~)

本CDのライナーは宇野功芳氏が書いているのですが、まあ、いつものごとくちょっと大げさに過ぎて私には??の部分もありますが、氏によりますとこの日の演奏は
「・・・まさにゆめと陶酔のひとときであった。普通、極上の演奏はマイクに入らないものだが、この録音には当夜のすべてが刻み込まれている。奇蹟というほかない。終曲(田園)の「感謝の歌」がまた泣けてくる。あまりの美しさと立派さ故に、心底しびれる。凄い演奏だ。こんな演奏が実際に日本で行われたのだ。「田園」のディスクといえばワルターの新旧両盤がベストだと思うが、このベーム盤はワルターに匹敵するのみならず、録音の優秀性を考えれば同曲のベストワン。「田園」だけでも本盤の価値は無限である。」
とのことです。
確かに、先に聞いた田園から比べると、運命はちょっと緩いかな、と言う感じがしますが、でも、こういう運命はもう聴けないでしょうね・・・
これから生きて、クラシックを聴いていく人たちは可哀想だな、なんて思いました。
こういった演奏を肌で、リアルに体験できないんですからね・・
その時代時代で新しいものを模索していけば良い、などと最近の優しい、チョロイ大人は言うかもしれませんが、ことクラシック音楽に関しては、なかなか難しいと思います。
とはいっても、この世がある限り、時代というものは訪れてくるわけですし、そこに生きる人間も徐々に入れ替わっていきますからね・・
演奏する人間が変われば、聴く人間もそれに合わせて換わっているでしょうから、問題ないのでしょう。
予定調和・・ かな。
何はともあれ、素晴らしい演奏でした。
清廉潔白な演奏。
私にとってのベームの音楽です。
皆さんはいかがお聴きになりましたでしょうか。
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