【マーラー没後100年記念 第10弾】 ワルターの"大地の歌"1960

今日は、久々のクラシックと言うことで、またマーラー特集に戻ります。
お聴きいただくのは交響曲「大地の歌」。
ブルーノ・ワルター指揮、ニューヨークフィル、エルンスト・ヘフリガー(t)、ミルドレッド・ミラー(ms)の演奏、1960年、ニューヨークでの録音のものです。
ワルターの晩年、マーラー唯一のステレオ録音でしょうか。
更新が遅れましたのは、例のごとくCDがキズだらけで、まともに再生できない箇所がありまして、色々やっていたからです・・
今回はこともあろうに、大地の歌では大事な冒頭に大きな傷がありまして、いえ、キズと言うよりひび割れておりまして、盛大なノイズが出てさすがにお聞かせできないものでしたので、リッピングドライブをよりキズに強いものに変えたり、リッピング精度を落として何とかお聞かせできる状態になったわけです。
でもまあ、これだけマーラーのCDに傷があるということは、それだけ聴いてきたと言うことでもあるわけですね。
今回のひび割れは、CDの音を良くしようとしまして、F1なんかのエンジンを洗浄するためのアルコールのようなもので、CDを拭いたからなんですね。笑
この液、強烈で、塗りすぎるとCDのレーベル面は全て消えますし、読み取り面は実践したとおり笑、CDが割れてしまいます。でも、その分、効果はあります。
恐らく今出回っているSHM-CDのような効果があったと思います。
今回使用したドライブはMATSHITA CD-ROM CR-594ですが、色々工夫してきている今聴いてみますと、結構、いいですね。まあ、オーディオ的な喜びのある音ではありませんが、MATSHITA製は設計がしっかりしていると聴いたことがありますが、それが音に現れていて、一音一音がとても丁寧にデーターとして処理されている感じがします。
「データーとして処理されている感じ」というもはPlextorのドライブにも言えるのですが、プレクの場合は、私としては、そのデーターから音楽に成り切らないと言った印象があるので使っていません。データーとしてはとても優秀な音なんですけどね・・
ですので、ベストではありませんが、とりあえずお聴きください。
【G.マーラー/交響曲「大地の歌」】
ブルーノ・ワルター指揮、 ニューヨーク・フィルハーモニック
エルンスト・ヘフリガー(t)、ミルドレッド・ミラー(ms) 
ニューヨーク、マンハッタンセンター、1960年録音
リッピングドライブ:MATSHITA CD-ROM CR-594
リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor
PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz
AVI作成ソフト:AVIMAKER
FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder
音声はMP3です。
第1楽章「地上の悲愁を詠える酒席の歌」
第2楽章「秋に独りいて淋しきもの」   9:34~
第3楽章「青春について」   19:29~
第4楽章「美しさについて」   22:41~
第5楽章「春にありて酔えるもの」   29:29~
第6楽章「告別」   33:55~

いかがでしたか?
実は、私はあまり大地の歌に関ししては、語るものがあまりないのですが、好きな曲です。
恐らく、ワルターのこの演奏、この録音が好きなんだと思います。
とても宇宙的で、でも相変わらず支離滅裂なんですが、そこがかえってこの世のものではない浮遊感が出ていて、好きです。
マーラーの才能を感じます。
録音も骨太で、なのに、瑞々しくて・・
聴いていただいた音はベストではありません。
実際はもっと、彫が深く、芯があり且つ瑞々しいです。
私は知らなかったのですが、ワルターの「大地の歌」というと、ウィーン・フィルを指揮した1936年盤と1952年盤有名だそうですが、マーラーのこの宇宙的な世界観を感じるには、やっぱりステレオの方が良いとすれば、ワルターのこのステレオ盤は貴重ですね。
皆さんはどのようにお聴きになりましたでしょうか。
次のCDも
傷だらけ・・

 

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