【マーラー没後100年記念 第3弾】 テンシュテット・北ドイツ放送響の巨人

今日は、前回少し予告させていただきましたが、また別の巨人をお聴きください。
マーラーファン、テンシュテットファンの間では、伝説?的に語られている(らしい)演奏、
クラウス・テンシュテット指揮、北ドイツ放送交響楽団のライブ録音です。
実はこれ、このために新たに購入しまして、昨日聴いたばかりです。
今まで、このCDの存在は知りませんでしたが、何かよさげな「復活」はないものかとHMVのHPを物色しておりましたら、テンシュテットのCDレビューに、NDRとの復活が懐かしい、とのコメントがありまして、??と思ったわけです。
だいたい、一昔の北ドイツ・・と言うとなかなかエグイ演奏すると言うイメージがありまして、これは?!と触手が動いたわけです。
ネットでテンシュテット・北ドイツと検索してみてください。結構、ヒットしますし、改めてニコニコ動画でも検索してみましたが、もう既に何年か前に投稿されていました。
またまた、巨人ですが、聴いて見てください。
CD自体は所謂海賊版の類で音質はイマイチですが、まあまあ、ダイナミックに録音されています。
リッピングドライブ:PHILIPS CDD3610/85
リッピングソフト:POIKOSOFT Easy CD-DA Extractor
PC : Windows XP Pro Core 2 Quad Q6600 2.40GHz
AVI作成ソフト:AVIMAKER
FLVへのエンコーダソフト:MediaCoder
ファイルサイズは、75.8MB
音声はMP3です。
交響曲第1番ニ長調「巨人」 
クラウス・テンシュテット指揮、北ドイツ放送交響楽団
1977年、ハンブルク、ミュージックホールにてライブ録音
第1楽章 ゆるやかに、重々しく
第2楽章 力強く運動して  ・・・・16:07~   
第3楽章 緩慢でなく、荘重に威厳をもって ・・・23:59~
第4楽章 嵐のように運動して ・・・・34:11~

いかがでしたか?
なかなか、テンションの高い、熱い演奏でしたね。マーラーのCD物色しているうちに、テンシュテットのマーラーは結構こういう熱い演奏が多いようで、人気なんですね。知りませんでした。
私もテンシュテットのマーラーはロンドンフィルとの1988年のライブで5番を持っていますが、それほどの印象はありませんが、なかなかバランスの取れた優秀な演奏と言うイメージを持っていました。
ただ、どっちだ?!と言われれば私的には、前回のマルケヴィチを採ります。
両者はある意味対極にある演奏ですね。
テンシュテットのこの演奏は、私としてはとてもオーソドックスなマーラー演奏です。どちらかと言えば、バーンスタインの自己陶酔型よりは少し冷静な感じ、でしょうかね。
でも、マルケヴィッチは設計図からして違うんです。巨人を作り直しています。
そこを評価したいです。
で、それが成功してると思いますしね。
テンシュテットのこの演奏より更に10年前に既にあの演奏は凄いなあ、と個人的には思っています。
それと、マルケヴィチの時にも言いましたが、巨人はまともに演奏すると甘い旋律に流され曲が肥大化してしまい、焦点がぼけてしまうのですが、テンシュテットの演奏は、その危険地帯にあるものの、何とかその難から逃れているようです。そこはさすがテンシュテット、なんですね。
皆さんはどのようにお聴きなりましたでしょうか。
どちらがお好みでしょうかね・・
それにしても、フランス国立管、北ドイツ放送響ともテンション高いですね~。
いや~、良いことです。笑
この巨人のCDがあると言うことは、「復活」も勿論、テンシュテット・北ドイツ放送響でいきます。

 

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